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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

みそひと(縄)

先月、雨が降って、夏が秋に入れ替わった頃、
短歌でM心を詠う方のブログ(朱華の月)にお邪魔して、
31文字(みそひともじ)に込められた想いに、
自分のブログの冗長さを恥じ入りました。
そんな31文字に憧れて、今日のブログができました。
拙歌ですので、哂、嘲、苦笑、いずれも可です。




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  みそひとの
  短き言葉に秘められしM女の想ひ
  胸にとどめん


  ***************************



-- 縄 --



 荒縄で
 縛められる町娘
 息を殺して画面に見入る


 麻縄とロープの違い
 語りたる主の言葉を
 乳房確かめ

縄
 
 グリグリと
 体を巡る麻縄の
 歪みてうれし我の乳房よ




 サーカスのごとくに
 綱を渡りたり
 股間にうごめく瘤を求めて



 股縄の苦痛と快感交差する
 その瀬戸際を
 なぜに知るらん



 初詣
 不遜な我を許したもう
 コートの下の菱縄の心



 テラテラとよく磨かれし麻縄の
 馬油のかほりに
 うずくしあわせ





 調教の証となるか縄の痕
 消えいく姿
 さみしと思う


 袖まくり
 消えた縄痕撫でてみん
 午後の講義の陽だまりの中




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古語、短歌に通ずる者ではありません。
言葉使い、文法違い、多々あるかも知れないことは承知の上。
皆様の寛容の精神と鋭い感性で、
私なりの想いを、受け取っていただければと、念じております。



これはシリーズにしたい、と、性懲りもなく思っている今の私。
やめてくれ!、のコメントも、まぁ、、、、受け付けます。

じゃぁ、又。      レイ
 


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みそひと(鞭)

就職活動の事を事細かに書いてもいいけれど、
この「、、物語」には馴染まないような、つまらない話ばかりだ。
私個人の日記に書いておけば、それで充分の事が多い。

セクハラ面接官でもいれば、すぐに書くのだけれど、
ブログネタを提供してくれるような、
そんな優れた(?)面接官には、お目にかかっていない、、、。



就活は、時間調整や、現地での待ち時間もあったりで、
ポカンと空白の時が流れたりもする。
だから、緊張をほぐす意味からも、
手帳に「みそひと文字」を書いて、時間をつぶしている。

だから、今日は、ちょっと、お披露目。
かつて詠んだ歌、最近の歌、いろいろあるけれど、

前回の「みそひと」で、
やめてくれ!、の、コメントも無かったので、、、、。




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  ドレイという
  言葉の響きに憧れし
  今は覚悟とその意味を問う




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-- 鞭 --


 サーカスの猛獣使いの鞭音に
 胸ときめかし
 恥じた夏の日
 
鞭の痛み、痺れ、そして、悦び、、、

 おさな子の 
 拙く数をとるごとく
 臀部の鞭の数をかぞえし


 鞭打ちの
 その激痛で倒れこむ
 千切れし乳首拾うがごとく


 鞭音に負けじと
 大声発せしも
 叫びはやがて喘ぎにも似て


 鞭打ちの
 更にも数をかさねたり
 子宮に溜まるこの悦びよ



 今日も又
 健やかなるを喜びぬ
 振り出す鞭の位置の確かさ




 調教の痕に塗られし薬効の
 痺れもうれし 
 バスルームかな


 バスルーム
 臀部に残る体温を鏡に映し 
 一人微笑む



 朝風呂の
 我の臀部を這いずりしミミズの痕を
 いとしと思ふ





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面接の待ち時間に、
必死に手帳に何かを記入する私を、
周りの方は、どのような目で見ておられるのだろうか?
まさかSМ短歌を書いているとは思わないだろうから、
「あの娘、こんな時まで勉強して、凄いわ」
なぁんて、脅威を持ってもらえれば、
その時点で、精神的に私が一歩リード、に違いない、、
、か、どうかは分からないけれど、、、、。

「忙中、閑あり」、、、、

そんな時の方が、素敵な歌が生まれてくる、、、、。



所詮、、、、自己満足かもしれないけれど、、。


  自己満を誇れる表の我ありて
  裏の顔にて
  おのれ蔑む



じゃぁ、又。    レイ



 

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みそひと(蝋)

 
就職活動に関しては、御主人様やハルさんも含めて、
両親、兄夫婦、身内のみんなには、いろいろ心配をかけた。
そして、それと同じくらい、
お顔も存じ上げないブログ読者の皆様にも、
ご心配や、アドバイスをいただいたり、
陰に日向に、支えていただいた。
私は幸せ者だと、しみじみ思っている。
心から、感謝いたしております
本来なら、洒落た一文で、御礼の言葉を述べたいけれど、
若輩者の私は、まだ、その術も作法も知らない、、、。

「この小説を、愛する妻に捧げる」
そんな献辞を見かける事がある。
こんな小説を捧げられても、、って思ったりしないのかな?
でも、最近気がついた。それは言ったもん勝ちだ。
だから、、、は、半分冗談としても、

今日の「みそひと」は、読者の皆様に捧げる。


、、、、心を込めて、、、皆様ありがとうございました。





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  後ろ指 
  歪みし愛と哂えども
  我 胸張りて ノンと答えし


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-- 蝋 --


 キャンドルに
 ロマンがあると信じた日
 ここに揺れるは低温の蝋


 キャンドルの闇に揺らめく美しさ
 違いさがせり
 蝋燭の火
華ひらきつつ、、乳房彷徨う、、、

 全身に力を込めて身構えし
 初めの一滴
 恐れ消えまじ

 
 突き刺さる痛みにも似たひとしずく
 華ひらきつつ
 乳房彷徨う
 

 恐れおる
 恥ずかしの丘越えた蝋
 次なる溝を探したるらん 


 目を閉じて
 次の雫を待ちわびる
 その一瞬が股間を濡らす



 かたまった椀の形の蝋ありて
 熱さの後の
 微笑みの時
 


  ***************************
  **********************



お顔も存じ上げないけれど、
親身になって、力づけていただいた皆様へ、


  ありがとう
  他に言葉を知らぬ我
  ただ噛み締める、、、、ありがとう



じゃぁ、又。    レイ












 
           じゃぁ、又。と
           ここに記せる喜びを
           抱きしめ、つぶやく、、ア リ ガ ト ウ
 



 

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みそひと(犬)

 
厳密性を欠く表現、だとか、
安易な感傷へのもたれかかり、だとか、
さまざまな酷評はあるけれど、
私は石川啄木の短歌が好きだ。

 馬鈴薯のうす紫の花に降る
 雨を思へり
 都の雨に

 なんとなく汽車に乗りたく思ひしのみ
 汽車を下りしに
 行くところなし         

 手袋を脱ぐ手ふと休む
 なにやらん
 心かすめし思ひ出のあり     (一握の砂)


それがどうした?
って言われればそうなんだけれど、
ある日、ある時、ある心情でこれらの歌をよむと、
うんうん、あり、あり、、、そんな気がする、、、。
いかがなものでしょう。


そんな訳で、
私の「みそひと」は、啄木もどきで、いつも三行詩、、、。

その形式に、私の短歌的思想があろうはずもないし、
三行詩が、SМ短歌に最適かどうかも、、知らないけれど、、。






  ***************************

  糠床の
  臭きキュウリもいとおしく
  今宵の主の肴なりせば


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-- 犬 --


 サンポという口真似だけで
 尻尾振り
 我に飛びつく柴犬のあり


 幼き日
 犬の交尾に驚きぬ
 性の意味など知るよしもなく

 
 公園のベンチで日がな過ごしたり
 犬のしぐさを
 真似もしたりて

 
 首絞めた主が
 両手で輪を作る
 首輪の寸法測りたるなり


 首輪着け
 ゥワンと吠えたる我はまだ
 四つ足歩行のあどけなさかな


 牝犬に尻尾を着けんと申されし
 尻振り待てど
 未だかなわず


 犬ならば
 柴か秋田になれぞかし
 股間を晒す巻きたる尻尾


 鳴けと言い、
 泣くなと言いて鞭ふるう
 我の叫びは遠吠えに似て

 
 両手という言葉は牝にはなかりけり
 前足といい
 後ろ足という
 

 冬枯れし
 芝生の公園散歩する
 肉球なきを悲しと思ふ


 牝犬は
 牝犬らしく餌を食む
 投げ与えられし肉の夕食

屈辱という名の悦び噛み締めて、、、、
 屈辱という名の悦び噛み締めて
 片足上げる
 牝犬の尿


 野良という言葉の響きに怯えつつ
 体を寄せし
 主の足もと



  ***************************



ちなみに、ハルさんに、好きな短歌を聞いてみた。
彼女は、若山牧水の短歌を愛してやまないらしい。


それほどにうまきかとひとの問ひたらば 何と答へむこの酒の味

白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり

人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ

うまきもの心にならべそれこれと くらべまわせど酒にしかめや


スラスラと、この四首をそらんじて見せてくれた。



さすがハルさん。、、、、そっちかい!!





じゃぁ、又。       レイ



 

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みそひと(勤)

 
 「奴隷売買」などという
 扇情的なカテゴリーで、ブログを綴ってきたけれど、
 この一ヶ月の紗江様の料亭での「貸し出し調教」は、
 私にとって、とても貴重な社会勉強の毎日だった。
 普通のバイトでは、こんな思いはない。
 賃金だけが目的だから、、、。
 
 
 場面場面で、たくさんの歌を考えた。
 語彙が不足していて、短歌に出来なかった事も多々ある。

 SМ短歌らしくはないけれど、
 まぁ、奴隷売買、貸し出し調教自体がSМなのだろうから、
 、、そんなこんなで、稚拙な歌でもお許しを、、、、。






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  いびつといふ
  愛の形を人の問ふ
  これ真円なりと 我は想ひし


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-- 勤 --


 
 魚市場にて

  仲買の 勧めるブリに見惚れおり
  今宵の主の
  夕げを想ふ           


  越前は
  男ばかりが名のりたり
  牝とて同じズワイなりしも
            

  仲買が
  卑猥な眼をしてつぶやきぬ
  蟹の交尾は正常位なりと


  食え食えの連呼に
  思わず足向ける
  試食にあらず クエの事なり


  捕らわれし
  水槽泳ぐヤリイカを
  海の底から眺めてみたし


  初売りの
  景気づけなる千石舟
  出番を待ちて片隅に居る




 野菜市場にて

  白菜の
  巻きの重さで値踏みする
  十二単の全裸はいずこ      
            
 
  京菜とは
  水菜にあらずの薀蓄に
  「雅」を探し 葉先口にす
 

  新牛蒡
  ささがきをする老婆あり
  チビタ包丁 年季確かめ


  香りあり
  歯ごたえありと主張する
  たかが野菜と あなどるなかれ
  
  
  モヤシにも
  ブランドなるがあるといふ
  若きが故か 違い認めず


  歳暮から聖夜正月と移り行く
  市場の師走
  いとめまぐるし


  
 自宅にて


  まんじりと
  そのいみさえもしらぬまま
  まんじりともせず あさをむかえし


  紗江様の お猪口を口に運ぶさま
  ハルによく似て
  一人微笑む


  主とハル
  二人の蜜事おもひやり
  我が指先は 股間さまよふ
            

  頬ずりす
  腕に残りし輪ゴム痕
  主の縄目と 言いきかせつつ




 料亭にて


  板前の粗雑なまかない口にあい
  我 グルマンと
  一人つぶやく           
            
 
  沢庵は料亭の味にそぐわぬと
  女将言いても
  我 試したし
 

  巧みなる
  縄の捌きに見とれおり
  庭師二人の雪吊り化粧

 
  小雪舞う
  玄関先の掃除時
  主の在り家の東を望む
 



  ***************************


市場に出かけるなんて、初めての体験だった。
小売店、専門店が減少しているとはいえ、
市場には、まだまだ、それなりの活気がみなぎっていた。

接客、接遇も教えていただいた。

偉そうに、思いつくまま、いろいろ提案もした。
でも最終判断は、経営者の紗江様がなさる事。
取捨選択しながら、最終的な判断と責任は、、やっぱり経営者。
そういう意味では、「経営者の孤独」も垣間見た気がする。

全ての仕事をソツ無くこなす「番頭さん」も必要。
古い因習を破壊する「改革派」も必要。
社会は、「番頭さん的改革派」を求めているのだろうか?
ちょとまじめに、社会人としての立ち位置を考えている今の私、、
「まだまだ、早すぎる。」
そんな御主人様の声が聞こえてくるようだ、、。

、、うん、、、社会って、、、ムズカシイ、、みたいだ、、、




じゃぁ、又。      レイ

 

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みそひと(震)

偶然とはいえ、3.11の巨大地震に遭遇してしまった私は、
その場にしゃがみこんで、何もすることができずに恐怖に耐え、
崩れる壁、割れるガラスを眺めていた。

そして、、、、、
逃げるように現場を離れた自分を責めて、ひどく落ち込んだ。
精神的に立ち直るのに一週間かかった。
でも、これからも続くであろう被災した皆様の心労に比べれば、
たかが一週間ぽっち。

現地で避難生活を送る皆様、
ご親族、ご友人を亡くされたり、未だ行方不明の皆様、
仕方なくふるさとを遠く離れた皆様、
必死で働いておいでの医療、行政、消防、警察、自衛隊、
そしてボランティアの皆様、、、、、。
そんな方々の想いには遠く及ばないだろうけれど、
私なりの「あの日から」を詠ってみた。
語彙の不足、表現力の乏しさに歯ぎしりしながら詠んだ。
独りよがりの歌だとしても、それが今の私だ。
嘲笑は気にしない。
ただ、関係する方々の心に棘を刺してしまう歌があったなら、
ひたすら、謝罪するしかない。




-- 震 --

この時計が一日も早くしっかり動き出す事を願っている、、
 1トンの車が上下に飛び跳ねる
 地殻のパワーに なす術もなし


 文明の利器が全てで途絶する
 今の恐怖を誰に伝へん


 だれかれとなく見知らぬ人と話する
 同じ恐怖を確かめたくて


 逃げ帰る夜更けの道は遠かりし
 恐怖と懺悔の天秤が揺れる


 震災の報道番組にかぶりつき
 今日も涙で日付が変わる


 サイレンの音に心が震えだし
 我が身を抱きて恐怖鎮めし


 壁三枚 壊れただけとの報告に
 電話の向こうの気丈をおもふ


 防災の無線に自ら命賭け
 津波に消えた娘ありしと


 震災の中で生まれた命あり
 健やかなれと 未来を託す


 蛇口からほとばしり出る水道水
 ありがたきかな ありがたきかな


 募金箱 胸に抱えて声嗄らす
 自己満足と人は笑えど


 避難所のご老人の手を握る
 あのぬくもりに我はなりたし


 少しずつ 少しずつだと言い聞かせ
 復興の時 待ちわびる我


  ***************************



節電で東京タワーの照明が消えても、
計画停電で電車が間引き運転になっても、
東京タワーはそこにあるし、線路はしっかり繋がっている。
被災した皆様には、電灯もなく、移動手段もない。


私には、責任がある。
偶然とは言え、震災の現場に立ち会ってしまったという責任がある。
復興の日まで、その責任は消えない。

自己満足でもいい。
パワーもスキルもない私は、今自分にできる事をすると誓った。
日本中の、世界中の「自己満足」が集まれば、
とてつもない力で、復興への後押しになるに違いないと信じている。



  復興と口にするのはたやすきも
  希望と試練は同じ意味かと

  パンドラの箱の底から現れし
  希望の名前は試練なりしか

  それとても 幾多の試練乗り越える
  そのひたすらに 明日を信じる
                     レイ
 


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みそひと(吊)


勝手な思い込みかもしれないけれど、
御主人様が吊り調教をなさる時は、妥協がなく真剣だ。
SМ行為に痛みや羞恥があるのは当然としても、
『吊り』には、特別の恐怖がつきまとう。
他のどんな御調教よりも、命を預ける、そんな気がする。

ひたすら御主人様を信頼して、全てをゆだねる、、、。
それこそが、М女の心をくすぐる所以なのかもしれないけれど。



  ***************************

  北門に 一人佇む主ありて
  手を振り 声上ぐ
  あたりかまわず

  ***************************



-- 吊 --


 古民家に
 憧れを持つ主なれば
 太き柱と梁の故なり


 ひとばらい
 去りし仲居に目もくれず
 強度確かめ結ぶ麻縄
吊られた手首 体ささえる、、、

 慎重な今日の主の縄捌き
 吊られて浮かぶ
 我を夢想す


 全身が
 不随意筋となりにけり
 吊られた手首 体ささえる

 
 トウシューズ
 爪先立ちたるバレリーナ
 吊られた姿 それによく似て


 風鈴のごとくに吊られ揺れる我
 涼風は無し
 鞭が風切る


 荷造りをするがごとくに廻る縄
 逃げる床板
 近づく天井


 頬骨に集まる血潮感じたり
 あのコテージの
 逆さ吊りの日

解かれた縄に 陶酔の時、、、
 カラカラと
 滑車の緩む音がする
 解かれた縄に 陶酔の時





  ***************************


「みそひと」は久しぶりだ。
前回、こらえきれずに、SМ短歌から離れて「震」を詠った。
三行詩もやめて、二行詩で、私なりに、ひたむきに詠った。
SМ短歌に戻す事が不遜で、節操がないような、
そんな気がして、しばらくお休みにしていた。

長い時間が過ぎて、マゾ虫がザワザワと動き出したので、
まぁ、あれはあれ、これはこれ、なんていい訳を言いながら、
今回の「みそひと」を綴ってみた。

考えてみれば、SМ短歌を綴れるのはとても幸せな事なんだろう。
もし、被災なさった方がお読みだったら、
あれはあれ、これはこれ、という事で、お許しいただきたい。


じゃぁ、又。      レイ
 


   震災の地鳴りに震え九ヶ月
   はや九ヶ月? まだ九ヶ月?

 

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みそひと(裸)

御主人様宅の玄関のたたきに正座してご挨拶。
「脱げ」のご命令があれば、その場で、全裸になる。
握手の由来は、手に武器を隠していないという表現だったとか。
牝奴隷の『裸』も、
裏表なく真っ白な体と心でお仕えします、
と、そんな意味に違いない。




  ***************************

  悦楽の
  三歩手前でじらしおり
  この時さえも調教といふ


  ***************************




-- 裸 --


 改装のマネキン達に見惚れおり
 全裸のポーズ
 一人愉しむ


 ヘチマ水
 股間に塗りて安堵せり
 今朝の務めの髭剃り終えん


 「脱げ」と言ひ
 瞳は新聞追いつつも
 衣擦れの音 耳で楽しむ

今一瞬の躊躇はなんぞ、、、
 視線あり
 最後のショーツに指をかけ 
 今一瞬の躊躇は何ぞ


 衣脱ぎ
 三つ指つきて胸逸る
 数刻後の 我の痴態ぞ
 

 手の甲に当たる
 乗馬の鞭ありし
 股間を隠す我を諌めり


 四つ這いの
 我の股間と話たる
 あのホクロまで主は知るらん


 ビル風の寒さ身に凍む
 人目避け
 コートを広げ主の指示待つ
 

 梅の花 膨らみ
 春を告げしとも
 全裸のコート 裏地冷たし


 戯れに『乳あて』と言う主ありて
 ショーツはいかにと
 問いかけてみん
 


  ***************************

御主人様のお宅での『裸』の生活には、
いつまでたっても、慣れが無い。
衣服、下着を脱ぐ時はもちろんだけれど、
生活の所作にさえも、時々鋭い視線を感じて、
あらためて、強い羞恥を感じる事がある。
乳首に、乳房に、股間に、刺さる痛みにも似た視線。
あの視線さえも、御調教なのだろうか、、。



ちなみに、ブラは『乳あて』、ショーツは『下穿き』らしい。




じゃぁ、又。       レイ
 

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みそひと(残り香)

久しぶりにちょっと寄り道。

先日、古いフォルダを整理していたら、
たくさんのSM短歌が書かれたメモ帳を見つけた。
記憶にある歌も、まるで忘れていた歌もある。
コメントのお返事に使ったり、
コメント的に投稿した時のSM短歌とその推敲下書きだ。
先様の『想ひ』を私なりに咀嚼しようとしたり、
私なりの解釈を、贈ったり綴ったりした歌々だ。
自分のブログへのお返事に使った歌はたやすく検索できるけど、
先様へ贈った歌は、その日付も覚えていないし、
なかには、閉じられてしまったブログもある。
それでも、古いSM短歌を読み返してみると、
その時の記事の内容がふつふつとよみがえる歌もある。

  みそひとの
  短き言葉に秘められしM女の想ひ
  胸にとどめん

そんな想ひを込めて、
かつての残り香のようなSM短歌を拾い集めてみた。


  ***************************


-- 残り香 --


 膝つめて
 主と向かいて問答す
 それはすなわち自我への問いか


 大晦日
 夕げの包丁止まりおり
 パイパン記念日と主が言いたり


 変態と変態の文字は
 同じなり
 サナギの我が 蝶になる日よ


 屈辱は
 いつしか我の主食なり
 皿の残りを貪るも嬉し


 たれもかも
 秘めたる性癖もちたれど
 それを引き出す 主のあらぬか


 閉ざされしマスクの中で
 光求め
 小さき鼻孔の息又うれし

マスクが我に闇をくれ、、、
 暗闇の中で
 主が素振りする
 うなりし鞭の位置を確かめ


 全頭の 
 マスクが我に闇をくれ
 灯火はただ主の一声


 腕を組み
 師走の街の買出しに 
 左の肘が乳房刺激す


 夕暮れの川辺に立ちて囁きぬ
 想ひよ届け 
 風よ渡れと


 指折りて
 みそひと文字と言いせしも
 数えているは 逢瀬の時よ


 みだれ髪
 全てを知りし唇の熱き想ひよ 
 なんの人目ぞ


 二人してドングリ埋めし公園へ
 確かめに行く 
 その成長を


 溜息と共に
 二の腕さする我
 縄目に頬を近づけてみん


 乳房撫で
 縄痕感じし指先を
 口に含みて 再びの酔い


  ***************************


正確な日付は確認できないけれど、
2009年秋から2012年まで、
ご投稿へのお返事や、私が先様へ投稿した歌々だ。
先様の『想ひ』を正確に解釈できていたかどうかは分からないし、
的確に歌えているかどうかも分からないけれど、
私なりの自己満足で、当時の『残り香』を楽しんでみた。
稚拙な歌もある、技巧だけにはしった歌もある、
実体験もないのにイメージだけで綴った歌もある。
そういう意味では、ご迷惑をかけたこともあっただろう。
いまさらながらではありますが、
この場を借りて、お詫びいたします。


じゃぁ、又。        レイ


 

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みそひと(玩具)

半年以上、『みそひと』を綴っていなかったので、
今日はちょっと寄り道。


年の初めに、あんなに肥えていた日めくりカレンダーも、
日々のダイエットで、もうだいぶ痩せてきて、
おいおい、痩せ過ぎだろう、って程になってきた、そんな季節。

仕事でも、私生活でも、もちろん御調教でも、
その時々をしっかり過ごしているつもりではあるけれど、
年々、時の過ぎる速さを感じるのは、、
大人になった証拠なのか、歳をとっていくという事なのか、、、、、、

まぁ、そんな時の流れの中での小休止という事で、
稚拙なSM短歌です、、、、ご笑納を。




  ***************************

  我が駄々に 微笑み返す主なれば
  飴を買い来て
  我に与えん 

  ***************************




-- 玩具 --


  ディルドゥを
  張形と呼びし主の声
  和製の言葉 恐れ増したり
 

  ショーウィンドーに
  映れる主を探しおり
  乳首にクリに電波の震え

我が相棒の陶酔を拾う、、、
  双頭の唸りし音に
  目を閉じて 
  我が相棒の陶酔を拾う


  乳飾るアクセは実は凶器なり
  締め付ける革
  震える乳首


  口枷の種類多きに驚きぬ
  一つ選びて
  歯形を印す


  按摩器を 股間に当てしは誰ぞかし
  そこは凝らずと
  叫びたれども


  按摩器の取り扱い書 読みたれど
  股間は否とは
  どこにも見えず


  発光のバイブを
  股間に咥えたる
  この悪趣味も陶酔のうち


  張形の
  陶酔の果てに気づきたる
  主を求める牝の心よ


  元々が お前達こそ玩具なり
  飽きたら廃棄と
  脅す主あり


  玩具とて
  玩具の心 持ちにけり
  もてあそばれる我 又 嬉し


  ***************************


女流短歌を読んでいて、
なんとなく心に残ったエロティシズム短歌をご紹介。


さかさまのあなたを愛す夜の淵に二人メビウスの輪となれるまで
                         俵万智
二人の体位はすぐ分かるけれど、
メビウスの輪という表現は、永久無限を意図したのだろうけれど、
下世話な私は、むしろあの形状を比喩に使ったと解釈、、、、


私をジャムにしたならどのような香りが立つかブラウスを脱ぐ   
                       河野小百合
寂か、悦か、解釈に困った作品。
仕事帰りのOL、一人寝の部屋に帰ってきた。
あぁ、今晩も誰も誘ってくれなかったわ、、、、
私、こんなにいい体をしているのに、、、一人ブラウスを脱ぐ。
ジャムに例えてもいい位、熟れた女の躰。
さぁ、あなた、私をよく味わって、、、ブラウスを脱ぐ。
まぁ、後者でしょうね。
SM的には、ブラウスを脱ぐと、、、
亀甲縛りで胸が絞り出されているのだろうけれど、、、、


短歌に造詣があるわけではありませんが、
こんなふうにして、素人解釈を楽しんでいるこの頃の私、、、


じゃぁ、又。    レイ

 

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みそひと(自由律)

今日はちょっと寄り道。

前回の私のみそひと(玩具)を評して、
説明的すぎるとか現代短歌的奔放さが足りない、
などと、ありがたいお言葉を発してくれたハルさんが、
作品になりきれずにお蔵入りした私の下書きを見て、

「これよ、これ。この自由律がいいわ。
 下書きと言いながら、30文字程度におさまってるし。
 よし、これに私の画像を付けるってのはどう?
 歌集になったら、私にも印税入るでしょ。」

そんなこんなの経緯があった。
ハルさんのお眼鏡に適っても、読者の皆様にはいかがだろう。

意欲作だろうか、結局は駄作の羅列だろうか、ご笑納を。



 ****************************


 -- 自由律 --






                いただき物の手拭いを見て
                言葉失いし日を思い出したり 








    下がる脚に 主の叱責飛びて
    その夜ひとり風呂場で練習 









                縄尻を吊り上げる主の手加減
                快と苦を彷徨うもまた嬉し 








    獲物と言い 狸汁を喰うと言う主
    あぁ狸縛りっていうんだっけ  









                街中の喧騒で「検査」の一言
                裾上げかけの指先が震える 









 派手もない 地味もない
 そこにあるのは主の満足 私の恐怖 









               見下ろす主の瞳に
               次なる責めを感じし全裸の正座 









             「お前を使う」「お前は後だ」
             一度だけ尋ねたことあり それはなぜかと






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選者、画像はもちろんハルさんだ。
私の想いと画像が違うなってのもあるけれど、
こうして並べてみると、
なんとなく作品らしく見えてくるから不思議だ。


でも私には負い目がある。
これらは三十一文字に収斂できなかった不甲斐なさの集合だからだ。

ただ、自由律短歌とは、
その時、思わずほとばしり出た歌だと勝手に定義すれば、
それなりに、これもありかと感じているし、
ハルさんの奔放な着眼にも感心している。

奇をてらい、ウケを狙って、定型歌を崩すつもりはないけれど、
収斂しきれなかったその時々の想いを
自由律短歌として表現できるならば、
自分の力量の無さの言い訳だとしても、
それはそれで、おもしろい、、、
そう感じている今の私であります。


はてさて、次はどうなりますことやら、、

 じゃぁ、又。        レイ

 

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