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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

ピッケル

 
7月末の登山予定が「熱中症」で中止になって、
せっかく準備した登山用品を納戸にしまっている時、
そこの一番奥に、それを見つけた。
なにげなく取り出して、手にとって見る。
ピッケルだ。
でも、私が知っている杖のようなピッケルじゃぁなくて、、、。

「触るな。
 アックスだ。アイスクライミングで使う。
 それは、彼の遺品だ。」

遺品? 彼? 、、、、、、。

御主人様は、それ以上、語ろうとはしなかった。

まるで壁に突き刺すように、短いピッケルを素振りして、
口ずさんだ「いつかある日」、、、、。

 ♪ 友よ山に 小さなケルンを
   積んで墓にしてくれ ピッケルたてて、、、♪

亡くした山仲間の遺品なの?







「ハルの大学院入試が終わったら、山に行こうなぁ。」

なぜか、取り繕うような、そんなお言葉は、
もうこれ以上この事には触れてくれるな、、
そんな感じだった。




そのピッケルが、私達の新しい出会いに繋がるなんて、
その時は考えてもみなかったのだけれど、、、、、。






 

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墓地公園


「ハル、レイ。墓参りに付き合え。」

昨晩、お帰りになった時にお線香の香りがしたから、
ご両親のお墓参りはお済になったはず。

いぶかしげにお供すると、
車は、5月の連休にフィールドアスレチックで遊んだ、
あの墓地公園に吸い込まれていく。



整然と区切られた墓地区画の一つに、
日傘をさした女性がたたずんでいた。
、、、、サエさんだった。


駐車スペースに車を移動しながら御主人様がおっしゃった。
「あのピッケルの女房だ。」
サエさんは、亡くなった山友達の未亡人、という事?


「賢治さん、レイさん、ハルさん、ありがとうございます。」
今日は洋服姿だけれど、そのしとやかさは変わらない。

まだ、よく事情が見えないまま、神妙にお墓参り。
やっぱりここでも御主人様は「いつかある日」を口ずさむ。

「賢治さんには、お盆と命日には毎年お参りいただいて、、。」
サエさんがつぶやくように、そう言った。


「賢治さん、今日のご予定は?」
「いや、まだ決めてない。」
「じゃぁ、家に来て下さいよ。今日明日お店は休みですから。
 レイさん、ハルさんもいいでしょ。
 先日の ツ、ヅ、キ、、、。」





サエさんの赤いスポーツカーが、はるか先を走る。
「あいつはな、車やバイクに乗ると人格が変わるんだ。
 助手席に乗ると怖いぞぉ。」

助手席に乗ったことがあるんだぁ、、、。
さりげなく、御主人様とのかかわりを尋ねてみる。

「サエはJの友達だった。
 サエに彼を紹介したのは俺だ。
 彼が山の事故で死んで、、、だから、
 サエのその後の人生には、俺にも少しは責任がある。」

Jさんのお友達だった、、。
だから、先日、私達の股縄の醜態にも平気だったのかしら、、。

「サエさんは、М女さんなんですか?」
「どうかなぁ。Mっ毛はあるな。
 Jと二人一緒に縛った時は、それなりに感じてたみたいだが。」

思わず、御主人様をにらみつける。

「オイオイ、そんな目でにらむな。
 未亡人の弱みに付け込んだ訳じゃないぞ。
 寂しくて辛い、と泣いてる女に、それしかできなかった、
 とまぁ、そんなところだ。一度だけなんだぞ。」

でもさっき、サエさんは、続き、、、って。

「まぁ、何を考えてるのか、、、、行けば分かる。」


御主人様は、必死に、赤い車を追いかけている、、、。






             2010年8月14日 午前の事でした。
 

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蚊帳

 
お店も素敵だったけれど、
お店の裏の生垣で囲われたご自宅も、同じような和風造り。
玄関の表札で、「紗江」さんと知る。

「彼はな、当時まだ珍しかった、地産地消の料亭、ということで、
 凄い借金をして、ここを建てたんだ。
 彼が死んで、紗江が女将として必死に働いて、
 それなりのブームはあったにせよ、
 もう借金、返し終わったのかな? まぁ、たいしたもんだ。」

座卓でそんな話をしていると、紗江さんが、

「まだ、借金だらけですよ。
 でも、借金も資産だ、って教えてくれたのは賢治さんよ。
 お風呂沸きましたからどうぞ。」

そう言いながら、タオルを差し出す。

「先に入ってるぞ、お前達も来い。」
「今、浴衣をお持ちしますね。」



浴衣を取り出しながら、
「私と賢治さんの関係、気になる?」

はい、、、でもまだ何も分からないし、、、、。

「賢治さんは、主人が亡くなった後、しっかり私を慰めてくれた。
 でも賢治さんに抱かれながら、私、主人を想っていたわ。
 あの事件で、Jさんが亡くなった時は、
 私が、賢治さんを慰めているつもりだった。
 でも、私を抱きながら、賢治さんはそこにJさんを見てたの。

 それがねぇ、ここ数年、ご接待でお店は使ってくれるけど、
 プライベートでの訪問は無し、、、、。

 先日、さりげなくお二人を紹介されて、納得したわ。

 逆にネ、今度私を抱いてくださる時は、
 Jさんの代わりじゃなく、
 紗江として抱いてくださるに違いないって、そう思ったのよ。
 私も、主人の代わりじゃなく、賢治さんとして、、、。

 私ね、こんな客商売してるけど、
 主人と賢治さん以外、ほとんど男を知らないのよ、、、。」

紗江さんは、そう言いながら、、、お仏壇の扉を閉めた、、、、。





四角い檜風呂。
紗江さんの裸体を眺めながら、御主人様がおっしゃった。
「紗江、お前、胸もケツもピチピチで、ちっとも変わらんなぁ。」
「あら、やだ、誰も使ってくれから、進歩してないだけですよ。」

私達も、紗江さんの全裸に見とれながら、
御主人様の背中を流している、、、、、、。

「紗江さんって、京都の方ではないんですか?」
「あぁ、あれ? 
 あれは営業上だけ。私、純粋にこの土地生まれよ。」





この部屋に冷房はない。
空け放れた縁側から、暮れ行く夕方の風が流れ込む。
ビール、冷酒、湯葉、豆腐、イワナ、
何も手をかけない冷やしトマト、
キュウリのぶつぶつを唇に感じるモロキュウ、
枝豆に振りかけられたお塩の味まで、違って感じる、、。


「お前達、暑いだろう。」
御主人様が、浴衣を脱ぎ捨てた。
紗江さんは脱ぎ捨てられた浴衣をたたみながら、
ごく自然な様子で、自分の浴衣も脱いでいく、、、、。

私達も、慌てて、服を脱ぎ捨てる、、。
牝奴隷の自覚が足りないのか、、、、、。
私達が、まだまだ子供で、未熟なのか、、、、。
紗江さん、やっぱり、素敵な大人の女だ。

テレビもない、パソコンもない、、、
御主人様と紗江さんの、静かな思い出話に耳を傾ける。
蚊取り線香の香りまでもが、やけに新鮮で、、、、
全裸の開放感で、夜がふけていく、、、、。









奥の部屋にも、夜の優しい風が流れている、、、。

生まれて初めての蚊帳の中。
修学旅行みたいに枕投げをして、
タオルケットにくるまって蓑虫になって、、
まるで子供みたいに、みんなで、タワムレて、、、、。




生まれて初めての蚊帳の中、なぜか落ち着いた心で、紗江さんの喘ぎを聞いている、、、、。
ハルさんと手を繋ぎながら、
紗江さんの、素敵な喘ぎ声を聞いている、、、、。


今晩は私達の出番はなさそうだ、、、、。
御主人様は、紗江さんを紗江さんとして抱いているに違いない。





紗江さんの喘ぎ声に、、、、
御主人様の中のJさんが、
、、、、、思い出に変わっていくのを感じている、、、、。






             2010年8月14日 夜の事でした。
 

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風鈴

 
南部鉄器の風鈴を乳首にぶら下げて、、、
後手高手小手に縛っていただいて、
私は、上半身を屈めるようにして、、、、、、。
南部鉄器なのだろうか、、、、
風鈴の重さを右の乳首で感じている、、、、。

ハルさんも
南部風鈴の重さを、左の乳首で感じているのだろう、、、。

座敷を通り抜ける風が、短冊を揺らし、
涼しげな風鈴の音を奏でている。
ゆれる風鈴、緊張する乳首、、、、。

ゴボゴボゴボ、、、コーヒーメーカーがつぶやいて、、、、。

座敷を通り抜ける風が、深入りコーヒーの香りと一緒に、
御主人様と紗江さんの会話を運んでくる。

「紗江、お前も欲しいか?」
「いえ、明日からお店があります。縄痕は、、、、。」


御主人様が縄を捌く、、、。
紗江さんの高手を巡った縄が、乳房をひねり出していく、、。
「小手に縄痕がつかなければ、、と聞こえたぞ。」

御主人様が手にした篠竹が、紗江さんを嬲る、、、。
「お前は、どこに風鈴を着けて欲しい?」
篠竹が、乳首を突付く、股間をなぞる、、、、

「お前は、クリで風鈴をぶら下げるか、、、
 いや、違うな、お前は体中で風鈴になれ!」

その声と同時に、竹が風を切る、、、、
そして、お尻を切り裂く音、、、、。

「ぎゃぁ、、、。」
「風鈴は、そんな声では鳴かない!」
再び、お尻に、竹鞭の音、、、、

「ヒッ、、、ひひ、ひ、ちりりんん、、、、。」



「レイ風鈴はどんな鳴き方だ?」
私のお尻にも竹鞭、、、、、
今までのどんな人工的鞭よりも、痛みが鋭い、、
チッ、チリン、チリン、、、。


ハルさん風鈴には、音が小さいと何度も何度も、竹鞭が飛ぶ、、、
チリン、ポロン、、、ギャァ、、、、


座敷を通り抜ける風が、短冊を揺らし、
涼しげな風鈴の音を、乳首で奏でている、、、。

何度も鳴らされる牝奴隷の口風鈴は、
まだまだ、涼やかさには程遠い、、。

やがて、口風鈴は、、喘ぎに変わって、、、、

、、、山あいの蝉時雨の中に溶けていく、、、、、、、。









「賢治さん、ありがとうございました。
 又、明日から、必死に働けます。
 、、、、、

 よろしゅぅ、おぉきに、、、またおいでやす。」

そんな声で、紗江さんは、料亭の女将に戻っていった。










「レイ、運転、代われ。さすがに三人を相手にするのは疲れた。
 まぁ、とんだ墓参りだったなぁ、、、。」




いえいえ、素敵なお盆でしたよ。

今頃、紗江さんは、あのお仏壇の扉を開けている、、、。
ご主人にどんな御報告をなさるのかしら、、、、、。




御主人様のいびきと、ハルさんの寝息を耳に、
そっとアクセルを踏み込む私です。





             2010年8月15日の事でした。
 

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御主人様は、テーブルの上に書類を広げ、お仕事中。
ハルさんは、必死にエンピツを動かして、お勉強中。

私は、テーブルの下で、
お邪魔しない程度に、足の指に舌を這わせながら、
次のご指示をお待ちしている。

「レイ、コーヒー、もう一杯。」
「あぁ、私にも、おかわりお願い。」







私は、、69の姿勢で、、、、、
69の姿勢で、ハルさんの股間を見上げている、、、。

御主人様の指が、ハルさんのアナルにローションを塗っている。

オチン様が、穴の周りで遊ぶ。
フゥー、、、、ハルさんの吐く息を、股間に感じる。
緊張の解けたアナルに、オチン様が侵入していく。

私は、ハルさんのクリに、舌を伸ばす。


、、、、私の股間が、ハルさんの喘ぎを聞いている。









ハルさん、夕飯、何が食べたい?

「うぅ~ん。
 さっぱりしていて、脳細胞に力がみなぎる物!」

DHAいっぱいの青魚、、、鰯のお刺身かなぁ、、、。








ハルさんの大学院入試が一月後に迫ってきて、
全てが、ハルさん中心に動き出している。





             2010年8月21日の事でした。
 

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ピンボール


ハルさんの、大学院入試の過去問題をチラッと横目で見て、
何も口を出せないことを知った。
「○○について述べよ」、、、、
○○自体が分からない。
たかが大学生といえども専門とは凄いものだ。
御主人様も、私にだったら山ほどレクチャーできるのだろうけれど、
やっぱり、ハルさんの入試問題に関しては、沈黙以外何もない。


専門ではないけれど、
○○よりは、はるかに専門に近いピンボールゲームのアルゴリズム、
そんな事を、小声で話している。
盤面マップの考え方。
ボールを点で考えた時の速度加速度、壁の処理。
役物への入射角反射角、反発係数をどこで、どう計算させるか。
「でも、一番大切なのは、球に重量感を感じるか、と、
 フラップの自然な動きだろうなぁ、、、。
 グラフィックとゲームとしての面白さは当然だがな。」
WindowsXPのおまけピンボールゲームで、実践解説。

でも、そのうちに、勝負、ということになってきて、、、。
「1点、鞭一回」で勝負して、
私が、200万点で喜んでいたら、御主人様が軽く300万点をだして、
なんと、鞭打ち100万回の借り、となってしまった。


ハルさんが、エンピツをくるりと回して
フー、、っとため息をついた。
とりあえず、お勉強一段落に違いない。


「私、そのピンボールゲーム得意よ。」 

ハルさんの参戦で、点数レベルが急に上昇した。
私もがんばって300万点をだしたけれど、
ハルさんは、粘りに粘って、700万点。
御主人様の闘志に火がついた。
驚異的な集中力で、なんと、850万点をたたき出した。
「これ、1000万点超えるとどうなるのかしら?」
そんな声で、その後何度も挑戦したけれど、
もう、そんなに集中力は続かない。
結局、ハルさんが、鞭打ち150万回、
私が、鞭打ち550万回の借り、、、、、、。


嬉しい「借り」ができました。
毎日、150回、鞭打っていただいたとしても、
100年はかかる勘定です。





1日/100年を返済する私です、、、
しっかりお尻を突き出して、、、、




、、、「借り」の、ほんの一部を「返済」した私達、、、、。






             2010年8月22日の事でした。
 

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出世


「ちょっと出かけてくる。」

夕方、あの実用自転車で出かけたハルさんが、
しばらくして、ママチャリで戻ってきた。


「先日のレイさん見てたら、ちょっとかわいそうになってさぁ。」

先日、駅前商店街で買い物をしている私を見かけたハルさんは、
私が商店街を出るまで、声をかけなかった。

「必死で、健気で、、。
 でも、実用自転車は、やっぱ、目立ちすぎだわ。
 それでね、このママチャリを確保したのよ。」

さすが「わらしべ娘」。
ハルさん独自の秘密調達ルートがあるらしい。



ありがとね、ハルさん。

ついでにもう一つお願いしちゃおうかな。
あのさぁ、私、就職したら、車が欲しいんだよね。
このママチャリが、自動車に出世する方法、探しておいてよ。
レクサスとは言わない、軽自動車でいいからさぁ、、、

「、、、あの牝奴隷運搬車程度なら、、、、。」


オイオイ、
牝奴隷運搬車での通勤は、実用自転車以上に目立つだろ!



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23本

 
片隅の間接照明だけの薄暗い部屋。

ハルさんのアナルとあそこに差し込まれた23本の蝋燭が、
ワイングラスの向こうで、ゆらゆらと揺れている、、、。

  

     股間に揺れる23本の蝋燭、、、のつもりで、、





、と、そんなつもりで、1本の蝋燭を吹き消す。


素敵な演出、
ありがとうございます、御主人様、そして、ハルさん♪



4日遅れの私の誕生日パーティーです。





             2010年8月28日 夜の事でした。
 

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微笑み

「脳の活性化に一番いいのは、何も考えない事。」
イヤになる位脳細胞を酷使して受験勉強をしていたハルさんが、
いきなり、そう叫んで、床掃除を始めた。

黙々と床を磨き続けるハルさん。




御主人様が、私に目配せ。
後に従うと、、、、、、
御主人様がバスルームで浣腸器をかまえていた、、、。

「お前の就職試験時期、
 ハルのお前に対する気遣いは凄かったぞ。
 今度は、お前が恩返しだ。死ぬまで我慢しろ!!」


浣腸器が私のアナルを犯す、、、。
注ぎ込まれる液体を感じながら、、、、、
死ぬまっでって、いつまで?、、
そんな事を考えている、、、。


「ハル、来い!
 風呂場が汚れそうだ。ここも、掃除頼む!」

お二人の視線をお尻に感じながら、必死に耐える、、、、
床に手をついて、お尻を突き出して、、、。
御主人様とハルさんの視線を肛門に感じている、、、。

「ケツがなんかしゃべってるぞ。もう少しだ。」
括約筋が、ヒクヒク言っている、、、


息が荒くなって、、、
お腹が痛くなって、、、、、
死ぬまっでって、いつまで?
肛門のそんな疑問に、私は答える事ができない、、、。

「ハル、目を離すなよ。
 肛門が膨らんできた。来るぞ、、、。」


だめ、こんな所で汚物をぶちまけちゃ、、、、
せめて、、せめて、、、、、
急いで、排水口の蓋を取り除く、、、、。
排水口にしゃがみこむようにしながら、、、、、、、。

ハルさん、ごめんなさいぃぃぃぃ、、、、。




強制された排便は、ダラダラと、いつまでも止まらない、、。







ハルさんは、黙々とシャワーで掃除を続ける。
私のお尻も、そっと洗ってくれた。

本当に夢中になって掃除をし終えたみたいに、
「フゥー」って大きな溜息をついて、
私に、ニコって微笑みかけたハルさん、
四つん這いで、御主人様にお尻を向ける。

浣腸器が、ハルさんのアナルを狙っている、、、、。







私がお掃除を終えて、二人でシャワーを浴びる。
抱き合うようにして、お互いの体を洗う。
どちらからともなくキッスしたその視線の先で、
御主人様が、ニッコリ微笑んでいた。




ハルさんの受験勉強さえも御調教に変えてしまう御主人様を、
ちょっと酷、なんて思ったけれど、
一番思慮が足りなかったのは、私だ。

ハルさんの微笑み、御主人様の微笑み、、、、、

今日の浣腸の御調教は、SМを超えている、、、、、。







心を込めて、御主人様にご奉仕して、、、、、、


突き出した二つのお尻が、オチン様を待っている、、、、。








             2010年8月29日の事でした。
 

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飛蝗

まだまだ残暑が厳しいけれど、もう9月だ。
わざわざ、秋を知らせに来てくれた「飛蝗」君です、、、。
虫の社会では、どんな暦を使っているかは知らないけれど、
お盆明けごろから、コオロギが鳴きだして、
そして今日、ご挨拶代わりなのか、
バッタ君がガラスにへばりついて秋を伝えに来た。





バッタ君を「藤岡弘」と名付けた私は、アホだ。
弘君はまだ修行中の身ゆえ、仮面ライダーには変身できない。

スケジュール多忙な彼は、黙ってどこかに飛び去った。




バッタは、漢字で「飛蝗」と書くらしい。
知ったかぶりをして、今日のタイトルは「飛蝗」にしてみた。

やっぱり、私は、アホだ。




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奉仕

ハルさんは大学院受験の為に、
9月のバイトはお休みをもらったらしい。
私も、いろいろ理由をつけて、事前研修的バイトを終了した。
理由は単純。ひたすら、ハルさんに「奉仕」するためだ。

ハルさんは、「受験なんて楽勝よ。」と言っているけれど、
やっぱり、ちょっとイラついている。
学生枠、社会人枠、外国人留学生枠を全部含めて、
昨年の競争率は、びっくりするほどだったので、
イライラも当然なのだろう。
なんてったって募集定員が「若干名」だもんね。


御主人様から、試験終了まで御調教無しのお達しがあった。
だから、ハルさんの気分転換、欲求不満解消は私の役目だ。



活力がみなぎるように、
イライラしないように、
便秘にならないように、
少量、多品目。おいしい季節の料理を、と、
ひたすら、専用コックに徹している。


「コーヒー」 はい。
「お茶」  はい。
「ビール」  はい。でも飲みすぎはダメですよ。
ハルさんの要求に応えるべく、
ひたすら、専用メイドに徹している。


「お風呂入るわよ。来なさい。」
はい。 ご一緒して、体を流してさし上げる。
「どうして、ここにいるの? 
 今日は、一人でお風呂に入りたい気分なの。」
はい。 バスルームの外で、バスタオルを広げてお待ちする、、。
ひたすら、専用牝奴隷に徹している。

今の私の存在理由は、ひたすらハルさんへの奉仕のためだけ、、、
「寝るわよ。」
はい。 肩を揉んだり、脚をさすったり、胸を舐めたり、、。
「暑苦しいわ。」
はい。 そっと、布団を出ようとすると、
「誰が離れろって言った? 
 冷房を強くして、傍にいなさい。」
はい。 乳首をしゃぶりながら、肌を合わせる、、、。
ひたすら、専用ビアン奴隷に徹している。





受験生の母親は、あれこれ世話を焼きすぎたあげく、
子供から「うるさい」と叱られて、うろたえてしまう。
でも、私が、母親と違うところは、
「奉仕」する、喜びと共に、
いきなり否定されて、足蹴にされる事も喜んでいる。
私自身が、最下層奴隷的今の自分に満足しているようだ。


本当は、ハルさんに「奉仕」しているのではなく、
自分の欲求を満たそうとしているだけなのかもしれない、、



  

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最終講義

某教授の退官記念講義が大教室であった。
あんまり興味もなかったけれど、
ハルさんに誘われて、覗きに行って驚いた。
大学関係者や一般社会人も含めて、大盛況の満席で、
階段通路にまで、人、人、人、、、、。


賢治様の後姿を見つけた。
前から3列目ほどに座っていて、
よほど早くにお見えになったに違いない。

記念講義が終わった後、
さりげなく声をかけて、学食で一緒にランチ。


賢治様はどうして?、全然分野が違うでしょ?

「レイさん、社会人とはそんなものです。
 彼の講義内容は全然理解できませんでしたが、
 世界に冠たるあの教授の講義を聴けたんですよ。
 いつどこで、あの教授の話題が出るか分かりませんけど、
 その時は、
 あぁ、あの最終講義はいろいろ薀蓄がありましたねぇ、
 なんて、もっともらしく相槌をうてるんです。
 今日はそのためだけに来たんですよ、、、。」

ハルさんは、隣で、嬉しそうにうなづいている。


なるほど、そういうものかぁ、、、って、
私は、あの教授が、「世界に冠たる、」という事も知らなかった。

賢治様もハルさんも、凄いなぁ、、。
いつ訪れるかもしれないその日の為に、
ひたすら間口、懐を広げて、、、、、、かぁ。
、、、日々これ勉強です、、、、、。



私、単純だから、明日あたり、
あの教授の最終講義よかったよねぇ、
なんて、訳もなく言いふらして、得意顔になりそうだ。


「どこが?」って、突っ込まれたら、返事できないけど、、。




 

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クールビズ

幼い頃、兄の服や母の服をタンスから引きずり出して、
一人ファッションショーをしていた記憶がある。
母の服は、大人に対する憧れだったのかもしれないし、
兄の服は、異性に対する興味だったのかもしれない。

とりわけ、兄のランニングシャツが好きだった。
胸が膨らみだす前の小学生の頃は、
夏の暑い日は、兄のランニングシャツを着ていた。
歳の離れた兄のランニングは大きくて、
ワンピースみたいで、、、ノーパンでも平気だった。



胸が膨らみだして、初潮があって、
いつの間にか、ランニングは着なくなったけれど、
浪人生活で一人暮らしを始めて以来、
夏場は、タンクトップと決めている。
最近は、消えない縄痕、鞭痕があると、長袖Tシャツだけれど、
家にいる時は、タンクトップだ。
あぁ、そういえば、賢治様のランニングを着た事もあったなぁ。


まぁ、ブラはしたり、しなかったり、、、
「クールビズ」
そんな事を言いながら、ハルさんと二人、
タンクトップで、地球温暖化阻止に日夜貢献している。
まぁ、エアコンはガンガンで、あんまり貢献してないけど、、。

今年は、9月になっても、タンクトップは大活躍だ。




なんて記事を書いていたら、急に涼しくなった。
台風の雨と前線の影響らしいけれど、
これが去れば、又、暑くなるとの事。


もう「入道雲」はいらない。
高い高い空に遊ぶ「いわし雲」に会いたくなった。




 

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卒論

来週、ハルさんは大学院入試、
賢治様は例年の北海道出張、
私だけが、なんとなく、暇だ。

研究室に顔を出して、
いかにも卒論に精を出している風を装いながら、
半分以上は、友達とおしゃべりをしている。

私の卒論テーマは、、、、、
実務に近くて、「それ私の卒論テーマでした。」なんて、
就職先で大威張りできるかもしれない、、、そんな内容。
真の研究という意味では、あまりに安直かもしれないけれど、
就職組としては、ちょっと魅力的。
しょせん学生はお客様、
院に進学して初めて研究者の仲間入り、と、誰かが言っていた。

まぁ、そんな訳で、遅々ではあるけれど、着々と、、、
ひたすら「落し所」を探している。


卒論賞を狙っている訳でもないので、、、適当に。


いえいえ、、

卒論賞を狙っている訳ではないけど、、、真剣に、、、。


 

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必勝おフン 再び

ハルさんの試験の朝、
シャワーを浴びてきたハルさんに、下着を差し出した。
私の就職試験時にハルさんから貰った「必勝おフン」だ。

これはねぇ、私が大本命の会社の面接に着けて行ったおフンなの。
運が付いてるから、ぜひ使って。


「ウンチが付いたまま、洗ってないって意味じゃないよね。」


ハルさんのそんな冗談に、合格を確信した私です。


ブルーグレーのスーツの下着が、「必勝おフン」だと知っているのは私だけ。

ガンバ!! 必勝おフン娘!!!




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装備品

賢治様の例年の北海道出張が、
ハルさんの院の入試と重なって、今年もご一緒できなかった。
私だけでも、ついて行っちゃう、って事はできたけど、、。

その代わり、今週末から、登山の予定だ。

「ハルの大学院入試が終わったら、山に行こうなぁ。」
とおっしゃった御主人様は、ちゃんと計画を立ててくださった。

昨年の登山の目標は「森林限界を越える」だったから、
今年は、もう少しだけ、目標を上に。
御主人様が選んでくださったのは、
標高的な「上」だけではなくて、行程としても「上」。
なんと今年は、縦走だ。
2泊3日の行程で、4つのピークを越える。

その為の装備や食料調達、etc、を任された。
マンションの鍵も、車のキーも、全部預けられたうえ、
装備品リストに従って、いろいろ買い揃えていく。

アウトドアショップではなく、
本当の山用品店に行ったのも初めて。
なんか、いいなぁ、独特の世界だぁ、、、、。

装備品リストの、ザイル、細引きの次に、
6ミリ麻縄2本、には笑ってしまった。
うん、「山頂で股縄ダンスを踊りましょ、」ってかぁ。

買い揃えた装備品をリビングに並べ、パッキングしていく。
私達のリュックは45リッターだから、
個人装備プラス共同装備を少し。
賢治様のリュックは75リッターだから、
残りを全部詰め込んで、持ち上げようとして驚いた。
重すぎて腰が立たない。こんなにお任せしてもいいのだろうか。
まぁ、出張からお帰りになって最終備品チェックがあるから、
その時に、なんとかしてくださるだろう。

列車やバスの時刻表をチェックしたり、
地図を見ながら、登山ルートを確認したり、、、、。

旅行でもなんでも、事前のこのワクワク感が、なんと言っても楽しい。
実際に、登山が始まれば、
きっと顎を突き出して、へーへー言っているに違いないのだから。




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ハーネス

 
御主人様は、山を登りながら、よくおっしゃる。
「よし、頂上まで、あとワンピッチ。」
休憩無しで一気に登る事だと思っていた。
ツーピッチなら、間に一回休憩あり、、、って。
まぁ、当たらずと言えども遠からずだけど、
本当の意味でのピッチとは、
岩登りの際に、一回に繰り出すザイルの長さらしい。

今回、登山の途中で、初めて岩場を見せていただいた。
私には垂直に見える岩にしがみついて、
数人の人が、横歩きの練習をしている。
「ここは、初心者コースだから、トラバの練習だな。」
よく分からないけれど、初心者の皆さんが、
高さ2メートルほどのところを必死に左右に移動している。
「へばりつきすぎだ。それじゃぁ、先が見えないぞ。」
まるで、講師みたいに、
トラバースの練習をする彼らにつぶやく御主人様。
「これが、初心者の岩なんですか?」
「まぁ、慣れれば、怖くない。お前達もやってみたいか?」
一度は試してみたいけどなぁ、、、、
お友達の遺品のピッケルが頭をよぎる。
まぁ、氷壁を登る事はないだろうけれど、、、、。



山は、すっかり秋だ。爽やかな風が心地いい。
でも、衣食住を担いでの山登りは、やっぱり辛い。
顎を突き出し、膝に手をやって、ひたすら登る。
路傍の草花、風景には、見向きも、、、、、できない。


突然、木々が低くなって、尾根道に出た。
今年も森林限界を越えることができた。
遠くに、頂上直下の山小屋が見える。
その近くに、私達の目指すテント場があるはずだ。
「よし、残りをツーピッチだ。」


疲れ果てて、テン場に着いても、ゆっくり休んではいられない。
とにかく、今日の寝床と食事の用意だけはしなくちゃ、
テントを張って、水を確保する。それが終わってやっと大休憩だ。




テントの中、御主人様がおっしゃった。

「よし、これから、岩登りの装備の説明をしてやる。」

私達だけの素敵な岩登りハーネス、、、、、
確かに、岩登りを練習していた人達は、
腰と股間と太腿にベルトのようなハーネスを着けていたけれど、
、、、、

やっぱり私達のハーネスは、「ちょっとだけ」違っていた。




岩を踏み外して、このハーネスで宙吊りにでもなったら、、、




、、、、、妄想は、止まらない、、、、、。






                2010年9月18日の事でした。
 

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アーベントロート


山頂で、東の空を見つめている。

遥か彼方の山の肩から、今日の太陽が顔を出す。
雲が、山が、自分の顔が、紅く染まっていく。

万歳を叫ぶ若者の隣で、熟年登山者が手を合わせる。
私も、「ワー」って声を出そうとして、
その口の形まま、固まっている、、、、、、。

「モルゲンロート。苦労して山を登ってきた者だけの特権だ。」
今までに何度も体験してきたに違いない御主人様でも、
やっぱり、荘厳な日の出に見とれている。

眠い目をこすりながら、
まだ暗いうちに、テン場を出発できて、よかったぁ。
この一瞬を見せたいがため、
御主人様は、私達を叱咤激励して急かせたに違いない。
ありがとうございます御主人様、
又、一つ、登山の喜びを教えていただいた私達、、、。
でも、ちょっとだけ、、、、寒い、、、、。



今日の行程は、距離は長いけれど、
昨日に比べれば、高低差は少ない、そんな尾根歩きだ。

「縦走の楽しさは、次のピークを目指しての尾根歩き。」
御主人様がそうおっしゃった。
「縦走の苦しさは、衣食住を、己が担いで歩く尾根歩き。」
御主人様がそうおっしゃった。

素敵な天気に恵まれた。
目的の山頂が見えると、力が湧いてくる。
尾根歩きの楽しさも、衣食住を担ぐ苦しさも、
自分で歩を進めて初めて感じる事ができる。

顎の先から汗が滴り落ちる、、、、。
こんな経験、酷暑だった今年の夏でも、、、街ではありえない。

夢中で歩いて、必死に御主人様について行って、
テン場に到着して初めて、自分の疲労に気がついた、、、。

テントを張って、水を確保、夕食の準備、、、、。




ポンと、トイレットペーパーを、私達に投げ渡す御主人様。

「元気だして、15分だけ登るぞ。
 そこになぁ、最高の野グソの場所があるんだ。
 秘密の場所だけどな。特別に招待してやる。」





下半身むき出しで、三人並んで東を向いている。
今日越えてきた山の頂上が見える。
その山頂が、西からの夕日に照らされて、
やがて、茜色に染まっていく、、、。

「アーベントロートだ。
 モルゲンロート、アーベントロート、
 両方体験できたお前達は幸せ者だぞ。
 晴れ女はどっちだ?」

「はい、私!」
まるで小学生みたいに、しっかり手を上げた私達。




うん、確かに、最高の場所にご招待いただいた。




「野グソ」をしながら、、、、、、

夕日に映える山の頂上を見つめている。







                2010年9月19日の事でした。
 

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十三夜

小さなピークを一つ越えて、後は、ひたすらの下り道。
山登りは辛いけれど、
本当は、「山下り」のほうが、もっともっと辛い。
初めは快調だけれど、
やがて、全ての自重を受け止めていた膝が、ふにゃふにゃになる。
うん、膝が笑う、ってこういう事なんだぁ、、、。

話をして気を紛らわせながら、ゆっくり山道を下って行く。

「私、レタスを丸ごと食べたい。」
「おぉ、それいいなぁ、
 ゴーヤの丸かじりも。いいかもな。
 豚の丸焼きと、鰹を丸ごと、ってのもいいなぁ。」

うん、分かる分かる。
たった2泊3日とはいえ、
ドライ食品やレトルト食品で、過ごしてきたんだもの、
新鮮なナマ物、食べたいよねぇ。



汗と泥は、登山の勲章、なんて思っていたけれど、
やっぱり、街に戻れば、単に汗臭く汚い女に違いない。
でも仕方がない。
意を決して、駅前デパートの地下食品売り場へ。
汚くて臭いかもしれないけど、
私達、今、山から帰ったところなんですぅ。
わざと、山靴をどかどか言わせて、さりげなくそんな主張をする。




御主人様のマンション。
臭い衣服を脱ぎ捨てて、
さぁ、シャワーを浴びて、、、、
とはいかない。

山靴さん、ありがとう。素敵な思い出を、、、
まだ陽は高い。
今のうちに、バルコニーで、テントを干す。山靴を干す。
コッヘルを洗う。洗濯機をまわす、、、、。
疲れた体に鞭打って、後片付けをする。
今、これらをしておかないと、
次回には、カビの生えたテントや靴に唖然としてしまう、らしい。

「これでよし、ご苦労。風呂入るぞ。」


お風呂上りに、ビールで乾杯したら、もうだめだった。
大の字になった御主人様に寄り添うように、
いつの間にやら、深い眠りに吸い込まれていく、、、。



バルコニーから吹き込む冷たい風で目が覚めた。
御主人様が、乾いたテントをたたんでいる。
「申し訳ありません。寝過ごしました。」
まだ寝ているハルさんの頭をわざと蹴飛ばしながら、お詫びする。
「レイ、ハル、こっちはいいから、飯頼む。」



レタスに十字に包丁を入れて、マヨネーズ。それだけ。
玉ねぎに十字に包丁を入れて、コンソメで煮込む。それだけ。
さすがにゴーヤはスライスしたけれど、
厚切りベーコンブロックと一緒に炒める。
鰹のお刺身も、信じられないほど厚く切る。
山で残ったフランスパンと、赤ワイン、、、、、。

食材は違うけど、山生活のワイルドさを引きずったまま、
今晩の食事はご要望どおり、全部「丸ごと」風です、、、。








御主人様が、レタスを頬張りながらおっしゃった。

「登山はな、、、、、、
 登るだけが登山じゃない。
 、、、、、、、
 こうして無事、家に戻って、、、、
 初めて山行の完了だ。」


うん、そうだよね、、、
お友達の、、、、、紗江さんのご主人の氷壁山行は、、、
いまだに完了していないのだろう、、。

帰ってきたのは、あのピッケルだけなのだろうか、、、、。





十三夜、、、、満月に近いお月様が、
静かに静かに、、、、、私達を見つめている。







                2010年9月20日の事でした。
 

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水たまり

 
アイマスクで、視界をさえぎられる事は、
不思議な恐怖と、羞恥心にさいなまれるけれど、
特別、そんな「お道具」を使わなくても、、、、、、、。


股間が御主人様の視線を感じて、、、溶けていく、、
四つん這いで、テーブルの上。
御主人様にお尻を向けて、御観賞いただいている。

もう、それだけでも恥ずかしいのに、
その羞恥心で、更に、股間が溶けていくのを感じて、、
更に更に、ドキドキが止まらない。

御主人様、もうお許しください、、、、
、、、心の中で、そう、つぶやいている、、、、、、。

虚ろな眼が、訳もなく壁の模様を追いかけ、
股間が、御主人様の視線に犯されているのを感じている、、。

御主人様、何かおっしゃってください。
、、、心の中で、そう、つぶやいている、、、、、、。


四つん這いで、テーブルの上。
溶けた股間の雫の量を、ハルさんと競い合っている。



「ハル、来い。」

御主人様のそんなお言葉で、いっぺんに緊張の糸が切れた。
オシッコが、テーブルに水たまりを作っている、、、。

「バカヤロウ。」
パッシン!
お尻に、掌もみじを作っていただいて、崩れ落ちた。

自分で作った水たまりに溺れながら、
ハルさんの喘ぎ声を聞いている、、、。



どうして、私じゃないの、、、、
いつもなら、そんな想いが心をかすめるけれど、
今日ばかりは仕方がない、、、、、。



のそのそと、タオルでテーブルと股間を拭っている、、、。

パーティーの準備でもしましょうか。













昨日、大学の掲示板に発表された合格者欄に、
ハルさんの受験番号があった。


心から、心の底から、おめでとう。





                2010年9月23日の事でした。
 

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心臓にピアス


ハルさん、その後、ボディピアスって考えたことある?

昨年末の「ピアス事件」で、
初めてハルさんの進学希望を知って以来、
何度か聴きたいと思っていたけれど、
ずっと、心の奥底に仕舞っていた想いだ。
ハルさんの進学が決定するまでは口にするまいと、
長い間、封印してきた。

「うぅーん、、ボディピアスかぁ、、、、、、
 ピアスをしたいとは思わなくなったけど、
 あの時の、私の心の動揺を振り返ることはあるよ。
 でもね、、、、。
 御主人様が、ピアスをしろといったら、
 それは、御主人様のご満足。
 私がピアスをしたいと思うのは、私の我侭。
 だから、もう、私からピアスをしたいとは言わない。
 、、、
 進学が決まって、
 とりあえずは、遠距離奴隷になる事はなくなったしね。」

コップ酒をぐいって飲み干して、ハルさんがそう言った。


心のピアスがあるから、、って事?

「レイさん、理系のクセに表現が文学的過ぎるわ。
 理系の人間は、もっと具体的に表現しなくちゃ。
 心臓のピアス、ってのはどう?」

ハルさんは文系のクセに、表現が粗雑だ。

じゃぁ、ハルさんの感情は、心臓にあるの?

「ハートって心臓でしょ?」

アホ!。
感情は脳に決まってるでしょ。
感情は大脳辺縁系っていう、大脳皮質の下で感じるのよ。

「ふぅーん、でも、大脳辺縁系ピアス って言いにくいじゃん。
 やっぱ、私、心臓にピアス、でいいや。」


こればかりは、外科医にしかお見せできないけれど、

、、、私達は、、、、心臓にピアスをつけているらしい。









心臓にピアス、だろうが、心のピアス、だろうが、
ハルさんの進学が決まってよかったぁ。

うん、そうだよね、
おかげさまで、「御主人様と二匹の奴隷達の物語」は、
まだまだ続いていくようだ、、、。






 

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