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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、ほんの偶然が、私を、、、

ぐずぐず

御主人様のマンションのエントランスから、エレベーター、
エレベーターフロアーから御主人様のお部屋。
その間に、気持ちを牝奴隷モードに変換しているつもりでも、
玄関で、「脱げ!」と御命令されてると、
おずおずとしてしまって、すぐには脱衣できない。
いつもいつも、全裸をご覧いただいているはずなのに、
やっぱり恥ずかしい。
「ほら、ぐずぐずするな、早くしろ!」
そんなお叱りをいただく。


お部屋に入って、
「壁に手をついて、ケツを突き出せ。
 自分でケツを開いてみろ!」
そう指示されても、おずおずとしてしまって、
なかなか行動にうつせない。
やっぱりやっぱり恥ずかしい。
「ぐずぐずするな。遅い!」
バラ鞭や乗馬鞭がお尻に炸裂して、
そこで初めて羞恥心が砕ける。

鞭の痛みが牝奴隷モード変換の合図なのだろうか。
そこからはもう夢中になって、
御調教の内容も、ところどころ覚えていない。




夕食後のお酒の時、御主人様に謝った。
いつもいつもぐずぐずしていて申し訳ありません。
「いや、ハルもレイもそれでいい。
 牝の羞恥心を弄ぶのも、サドの悦びだ。
 いきなりカパッと大股開かれたら、こっちがしらける。」


女と牝のモード変換時期さえも楽しんでいただいてるのかぁ。
ぐずぐず、おずおずも、そう捨てたもんじゃないらしい。

 

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女と牝

「牝奴隷に、いちいち説明するのもおかしな話だけどな、」
お酒を召し上がりながらの、御主人様の話はつづく。
「女と牝のモード変換をしっかりしろと言っているのは、
 お前達自身を守るって意味合いがある。
 Jのような不幸にあわせたくはないからな。
 だから、女と牝のモード変換だけは忘れるな。」
あぁ、モード変換の大切さは、
牝奴隷にしていただく時に、きつく言い渡されたな。

「そしてもう一つ、、、
 サドとしての楽しみはな。
 女が牝に変わる瞬間を見る時だ。
 貞淑な人妻が、聖職にある女教師が、
 とあるきっかけで千々に乱れて、牝に堕ちていく、、、
 ってななもんだ。
 まぁ、陳腐なエロビデオ的表現だがな。」
「私達はモード変換で、堕ちていくんですか?」
「堕落ではないにしても、堕ちていく、って言った方が、
 お前達のオマンコがクシュッとなるだろ。」
まぁ、当たらずといえども遠からず、、、かなぁ。

「もう一人のハル、もう一人のレイ、
 もう一匹のハル、もう一匹のレイ、
 二人の女、二匹の牝。
 女の陰に隠れた牝を引きずりだしたぞ、
 そんなサドの支配欲を満たすのさ。」
「では、、私達の羞恥は、
 御主人様の御不満じゃないんですね。」
「だから言ったろ、羞恥心をいたぶるのも俺の楽しみだ。
 お前達が羞恥心を忘れたら、最悪だ。
 慣れは牝の破滅だと覚えておけ。」



今、こうして全裸で御主人様にお酌していても、
時に鋭い視線を浴びると、ドキッとしてしまうから、
羞恥心もなくしていないし、慣れもないようだ、、、
まぁ、よしよしこれでよし、という事かな?

 

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カクテル

「御主人様は、カクテルなんかお飲みになります?」
「接待の流れで女性社員が混ざってたりすると、
 まぁ、あのバーで飲むことはあるな。」
私が牝奴隷に憧れていたころ、連れて行っていただいた、
あの半地下のバーの店名をおっしゃった。
「私、先日同僚とカクテルを飲んで、とってもおいしかったんで、
 又、カクテル飲みたくなっちゃって、、、」
なんてことはない、連れて行ってくれと、せがんでいる。


あの半地下のバー、
間接照明と喧騒の中の静寂、、、、
雰囲気はなにも変わっていないような気がする。
今日は、バーテンダーさんがいるカウンターに座った。
「カクテルってお酒はないんだから、
 お酒とお酒とか、お酒とジュースを混ぜれば、
 なんでもカクテルなんですか?」
早くもハルさんとバーテンダーさんの話が始まる。
「まぁ、無理やり日本語にすれば混合酒ですから、
 広い意味ではチューハイもカクテルですね。
 でも、お酒やジュースの組み合わせを楽しんでいただく、
 それがカクテルだと思っております。
 その組み合わせを創造するのがバーテンダーの仕事です。」

軽くすっきりとしたジンフィズで乾杯した後、
やがて、本格的なカクテルに、という事になった。
何が本格的なのかは全然分からないけれど、、、、
「俺は、バーボンウィスキーベースのマンハッタン。」
カクテルの名前を知っているだけでもお洒落ぇ、、
私に、そんな知識はない。
飲みやすくてあまり強くないものを、、、って言ってみた。
「女性に人気のバレンシアにしましょうか。」
バーテンダーさんが決めてくれた。
ハルさんは、「爽やかで飲みやすくガツン!」って。
「ガツン、、、中甘辛口でよろしいでしょうか。
 ソルティードッグをお試しになられますか?
 喉ごしはいいですけど、ベースはウォッカですから、
 それなりに『ガツン』だと思います。」


赤、白、黄色、、3色のグラスが並んだ。
ハルさんが、口から迎えに行く。
おいおい、いくら塩がついてるからって、
塩を盛った枡酒じゃぁねえんだぞぉ、、、、
「このソルティドッグ、おいしいぃ、、」
うん、私のバレンシアはブランデーベースらしいけど、
飲みやすくておいしいし、アルコールも強くない。
「俺もそんなに詳しくないけど、
 同じ材料を使ってもバーテンダーによって、
 だいぶ味が変わるらしいぞ。
 お前達、そんなにカクテルが気に入ったんなら、
 明日、俺が本格的カクテル作ってやろうか。」
「本当ですか。ぜひお願いいたします。」

 

「後手縛りをベースにして、鞭と蝋燭にするか?
 もっと刺激と羞恥が欲しければ浣腸も加えてやる。」

そう来たかぁ、、
まぁ、素敵なカクテルに違いないだろうけど。

 

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もう献立で悩まない

私、今晩のおかず何にしようって、悩むことありますけど、
御主人様は、お一人の時、何を食べようかなんて、
悩むことありませんか?
「まぁ外食が多いから、食いたい物を食うけど、
 今週は肉が多かったから、野菜や魚にするかとかは思う。」
今晩の夕飯は何がよろしいですか?
「なんでもいい。任せる。」
それが一番困っちゃうんですよねぇ。
「そこをうまく考えたり工夫したりするのがキッチン奴隷だ。
 おなじレイという牝素材を使っても、
 全裸放置調教とか、緊縛調教とか、鞭打ちとか、
 蝋燭調教とか、排泄羞恥調教とか、いろいろできるだろ。
 同じ鞭打ちだって、乗馬鞭、バラ鞭、一本鞭があるし、
 緊縛の発展形として吊り調教もあるだろ。
 料理もそれとおんなじじゃないか?」

毎日の料理がSMなのかぁ、、なんて思いながら、
脇で緊縛放置されてるハルさんを横目に、
一人、夕飯の買い出しに出かける。

まぁ、御主人様の食生活を想像すれば、
肉系が多いだろうから、今晩は野菜がメインだな。
商店街の八百屋さんで一番最初に目に飛び込んできた野菜は、
インゲンだった。
まだ地物じゃないかもしれにけど、
旬の野菜だから、今晩はインゲン責めにしちゃおうか。
最初に思いついたのは、当然のようにゴマ和え、、
他にはぁ、、、、なんて考えているうち、
御主人様の言葉がよみがえった。
『おなじレイという牝素材を使っても、
 いろんな調教方法がある。』
うん、それでいこう。


夕飯は、インゲン料理がメインで並んだ。
ゴマ和え、インゲンと鰹節のマヨ和え、
茄子とインゲンの辛味噌炒め、
そしてインゲンの豚肉巻きだ。
私的には、熱湯責め、辛味責め、後手縛り火責め、、
そんな責めでインゲンを調教したつもりです。
「おぉ、いろんなバリエーションになったな。
 これで天婦羅でもあったら、コース料理かもな。」
あぁ、油責めは忘れてしまったなぁ。


普段、ご自分で料理なさらない御主人様だけど、
外食や御接待で、いろんな料理を召し上がっているからなぁ。
生、茹、炒、煮、揚、、、、、
自然と料理の基本が身についているのかな。
いやいや、違うな。
御調教の基本を料理に当てはめてるだけかもしれない。


 

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お手当て

御調教が一段落すると、
御主人様は、財布から一万円札をとりだし、私に差し出す。

辛く苦しかったり、凄く恥ずかしい御調教であっても、
差し出される金額は一万円だ。
お財布に万札が入っていない時は、五千円の時もある。
それが、『お手当て』だ。
あぁ、私の体とMの心は、お金で買われているんだわ、、
男の身勝手に弄ばれる、私は悲しい女、、、


なぁんて、勝手な妄想遊びで自分を貶めたりするけれど、
『今晩は外食しない。飯を作れ、』という意味だ。
疲れ切った体を無理やり起こして、
下着は着けずに、急いで夕飯の買い出しに出かける。

分厚い高級霜降り肉が食いたい、なんて言われない限り、
3人分で一万円なんて事はあり得ない。
私の作る夕食は、しょせん家庭料理の延長だから。

ハルさんにも一万円の『お手当て』が渡される時もある。
ハルさんは知ってのとおり、お酒担当だ。
そして、当然のように一万円を使い切る。
足りなくなると、私に不足分を要求する。
「食材は食べきれる分じゃないと腐るけど、
 お酒は、悪くならないからね。」と主張する。
しかたなく、私の『お手当て』から不足分を渡す。



レシートと残金を御主人様にお返しした時点で、
『お手当て』はお手当てじゃなくなり、
私の『金で買われた牝』妄想は終わる、、、、、。


 

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自業自得

自業自得なら、身から出たサビって感じで、
後悔と諦めの気分が漂うけど、

類義語の自縄自縛って言うと、セルフ緊縛って感じで、
羞恥と快感の気分かなぁ、、、、


一般の人はそんなこと思わないんだろうけど。




まぁ、ヒマネタで、アホな話ではございますが、、

  

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梅雨葵

「さぁ、御主人様、出かけましょうか。」
「どこへ。」
「ちょっと早いですけど、Jさんのお墓参りですよ。」
「行かなきゃだめか?」
「何をおっしゃってるんです。」
「ちょっと感ずることがあってな。」
「お墓参りは別です。さぁ、行きますよ。」
なんか、元気のない御主人様。
景気づけに、御主人様の目の前で全裸になって腕を広げる。
縄衣装でのお墓参りが習わし(?)だから。

車での移動中、民家に様々な色の花がすくっと咲いている。
「ねぇねぇ、あの花なんていうんだっけ。」
あれはねぇ、タチアオイ。
梅雨入り頃、下から咲きだして、
てっぺんの花が咲くと梅雨明け、なんて言われているわ。
だからね、別名『梅雨葵』とも呼ばれているのよ。
気が早すぎた梅雨入り宣言だったのかもしれないけど、
梅雨の晴れ間の快適ドライブだ。


Jさんのお墓の前、他人様の視線がないのを確認して、
いつものように、ブラウスの前を広げてお参りする。

 Jさん、お久しぶりです。
 今日、御主人様はなぜか元気がありません。
 お墓参りを渋るほどでした。
 そんな沈んだ空気を払拭しようと、
 車の中ではハルと大声で話をしたんですけど、
 まだ、御主人様の元気は戻りません。
 どうかJさん、御主人様を支えてあげてください。
 お見守りください。よろしくお願いいたします。

「はるか遠くから、見守る事はできるけど、
 実際に支えるのは、あなたたちなのよ。
 賢治さんをよろしくね。」

そんなJさんの声が聞こえた。
 


私達の前にしゃがんだ御主人様は、
まだ、お参りを続けている。
やがて、、、、
膝をつき頭を抱えて、嗚咽しだした。


いつもは広くがっしりした肩が、小さくなって震えている。
 

 

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デジタルタトゥー 

「どうなされたんですか?」
ハルさんが、今にもそう言いそうだったので、
唇に人差し指を当ててから、親指小指で電話のポーズをする。
ハルさんは何も言わずにうなずき、離れた所で電話をする。
親指人差し指がOKサインを送ってきた。
御主人様を助手席に乗せ、和子さんのお店に向かう。
普段、強さ厳しさしか見せない御主人様が泣いた。
いや、牝達の前で肩を震わせ嗚咽した、
今は私達の立ち入れない世界で、
Jさんと話をしているに違いない。

いつものようにカツオを一本買って、和子さんのお店に行く。
もちろん母親のように大歓迎してくれたけれど、
ボーっとしている御主人様には、何も言わなかった。
「最近さぁ、カツオのタタキを注文するお客さんばかりよ。
 ほら、寄生虫のアニ、、、ナントカでさ。」
あぁ、アニサキスですね。
「そうそれよ、火を通せば安心だってね。」
まぁ、炙るだけでもそれなりの効果があるのかしら。

カツオ料理がカウンターに並ぶと、
和子さんが、ビールジョッキを御主人様の前にドンと置いた。
泡がはねて、御主人様が驚いたように顔を上げる。
「ほらほら、元気出しなさい。
 Jさんはもう思い出の人。
 あなたには今、レイさんとハルさんがいるのよ。」

「おぉ、ハル、レイ、すまなかったな。
 実は先日、海外の画像投稿サイトで知り合いを見かけてな。
 かつて仕事で世話になった女史だと思う。
 もちろん鼻から下しか写ってなかったから、
 顔は分からんが、あの顎の形に見覚えがあったし、
 なにより、左手首の独特な腕時計が同じだった。
 駅前の木立の陰で、コートを広げて全裸を晒していた。
 写真を撮影したのは当然男だろうから、
 彼女になにがあったかは想像に難くないが、
 あれだけの才女が、男に溺れて、世界中に裸体を晒して、
 消す事ができないデジタルタトゥーなんだぞ。
 たとえネットから削除されても、
 パソコンにダウンロードされたとしたら、
 もうどうしようもないよな。
 そんな事があってな、
 あの時のJが不憫でたまらなくなっちまって、
 涙が止まらなくなったのさ。」
「賢治さん、気持ちは充分わかりますけど、
 もうはるか昔の事よ。
 Jさんの画像をダウンロードした人がいたとしても、
 あの当時のデジカメは今ほど鮮明じゃなかったはずよ。
 もう誰もあの写真なんか残していないわ。
 悪い奴に引っかかったJさんは不運だったけど、
 苦い思い出と現実。しっかり区別しなさい。」
母親のような和子さんの言葉が、〆となった。

一気に大ジョッキを飲み干した御主人様。
何事もなかったかのように、近況報告やら、アホ話やら、、、




私達はまだ『春の陽射し』にはなりきれていないらしい。



           2017年6月10の事でした。
 

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擬宝珠

「橋の欄干に付いてる葱坊主って、なんて言うんだっけ。」
出張から帰ってきたハルさんがいきなりそう言った。

ネギボウズ?、、あぁ、ギボシでしょ。
「そう、それそれ。
 その擬宝珠を撫でてる娘がいてさぁ、、」
あぁ、伊勢神宮のナントカ橋の擬宝珠は知ってるわ。
撫でると、もう一度、来る事ができるってね。
でも、ハルさんの出張は伊勢じゃぁなかったよなぁ。

「私も、ついつい撫でちゃったのよ。」
その娘の真似したわけ?
「その娘が何を考えてたかは知らないけどさ、
 やっぱりつるつるしてないと痛そうじゃない。」

おいおい、一般人はそんな事を考えたりしないぞ。


アナルプラグだなんて。


 

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バスタブ

「おぉ、いいなぁ。
 片脚あげて、牝犬奴隷のションベンポーズか?」


子供がお風呂に飛び込むんじゃないんですから
普通お風呂に入る時は、片脚ずつ入りますよぉ。
ましてや、御主人様とご一緒させていただくんです。
多少は、しとやかにしたつもりだったのに、、、、、


牝犬奴隷のションベンと来たかぁ、、、

 

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テロ等準備罪

「テロ等準備罪、ってよく分かりません。」
お酒を飲みながら、ハルさんがそう切り出した。
「俺は法律の専門家じゃないから、ん~ん、難しいな。
 ただな、感覚的第一印象は、江戸時代の五人組だな。」
あぁ、近隣の監視、密告制度?
「五人組じゃないが、ハルとレイで言えばだな。
 『レイはブログにあんなこと書いてますけど。
  実際に陰で言ってる事はまるで違うんですよ。』
 なんて、ハルがレイを俺に密告したらだな、
 俺は、密かにレイの調教時の行動や反応を観察するだろ?
 官憲が個人を調査するための法律、隠れ蓑に使われる、、
 そんな恐怖を、漠としながら感じるよな。
 まぁ、なんてったって、『、、等、』だからな。」


うん、テロを計画するような非人道的な悪人は、
しっかり検挙して欲しいけれど、
『、、等、』という、法律の勝手な運用で、
健全な市民のプライバシーを探られたらたまらないぞぉ。

なんてったって、私、健全じゃないかもしれないけれど、
他人様に知られたくないプライバシーがあるんだから。

まぁ、いつも『緊縛』されているから、
官憲じゃなくて、御主人様に『お縄』にされてるのかもしれないけど、、



 

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サワグルミ


「やっと全国で梅雨入り宣言だねぇ。」
うん、毎日の雨はうっとうしいけど、
水不足にならない程度にそれなりに降って、
帳尻合わせの集中豪雨なんてのは堪忍して欲しいよね。
「ねぇ、サワグルミって知ってる?」
うん、くるみって言うけど、あんな実じゃなくて、
藤の花みたいに上から下に垂れるんでしょ。
「そう、それそれ、。
 上から下に垂れ下がる、ってのが妙に刺激されるでしょ?」

    
         『サワグルミと逆さ吊り牝奴隷』

なんか梅雨の雰囲気が、いいねぇ。
吊られた牝奴隷が、妙に風景に馴染んじゃってるし、、、


ハルさん予告シリーズ『季節の中の牝奴隷 6月』でした。

 

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たこ焼き

「先日、関西出身者と酒を飲んでな。
 小腹がすいたって、たこ焼き屋で2次会だった。
 たこ焼きなんぞ、久しぶりだったなぁ。
 お前達はどうだ?」
「たこ焼きですかぁ、、
 たまぁに、お好み焼きは食べますけどね。
 たこ焼きで2次会はありえないなぁ。」
関西ほどには粉もん文化がありませんからね。
「よっしゃ、今日はたこ焼き作くろうわ。
 ウチら、大阪人や。」
大阪弁もどきの御主人様のご提案で、そう決まった。

ホームセンターでカセットコンロ用タコ焼きプレートを調達。
スーパーで、たこ焼きの粉、青のり、天かす、卵、もちろん蛸も。
リビングのテーブルに新聞紙を広げて、
説明書きどおりに粉を混ぜていく。
御主人様は、「ほんまでっか?」なんてつぶやきながら、
ネットでたこ焼きの焼き方を真剣に研究している。
これは危険な兆候だ。
御主人様は凝り性だからなぁ、簡単にはやめないぞぉ。
このプレート、一度に大きめたこ焼きが16個作れる、、、
一回目はちょっと失敗して、二回やるとして、計32個。
「パフパフ言いながら、ビールを飲む。」って事らしいから、
一人ノルマ10個、、、私には多いなぁ。

プレートを熱して油をしき、御主人様の独壇場となった。
「まず、天かす、次に生地を7分目までそそぐ。」
「蛸をいれる。」「プレート全体に生地を流す。」
「生地を区切る。」
「竹串で生地が動かせるようになったら、、、
 よし、素早く生地を返していく。角度は90度。」
「休むことなく、その作業を繰り返す、、、」
「うん、初めてにしてはマァマァだよな。」
「よし、もう一回。」、、、、
二回目は、私達が見てもしっかりした球形になった。
「俺、おもしろい事に気づいた。よし、次!!」
三回目、、、
「ほら、くるっと返した時に、切れ目を入れるんだ。
 牝のケツみたいだろ。
 股縄調教中の牝をここで焼く、ってのはどうだ。」

  

なぜか、それとも当然にか、
股縄でビールを飲みながらたこ焼きを食べた私達。
都市伝説かもしれないけれど、
関西の人は、たこ焼きをおかずにご飯を食べるんだって?
ノルマ16個とビールでは、とてもご飯は食べられません。


御主人様は、ビール、たこ焼きをおかずに、
牝奴隷も召し上がりましたけど、、、、



 

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コインランドリー

洗濯機の調子が悪く、コインランドリーに行く。
「ついでだからさぁ、夕飯、外食にしよう。」
コインランドリー代と食事代、、お金の無駄遣いじゃね?
「じゃぁ、洗濯終るまでじっと待ってるの?
 それはそれで時間の無駄遣いじゃね?」

コインランドリーなんて久しぶりだ。
かつては、洗濯と乾燥が分かれていた気がするけど、
今は、フルオートマチックを選べるらしい。
セットして、コインを入れてスタート。
「おっきい丸窓から中が見えるってのがいいねぇ。
 ほら、私とレイさんのショーツがからまって、
 ビアンしてるよ、、ってがぁ。」
乾燥まで終わって、まだからまってたら本気ビアンだね。
って、二人ともアホじゃぁ。

終了時間を確認して、食事に出かける。
いかにも『食堂』って感じのなんでもありのお店。
餃子、ビール、野菜炒め定食、、、、
餃子をつまみながら、ハルさんが言った。
「ほら、レイさん、なに黙り込んでるのよ。
 ちゃんと、白状しなさい。」
ん? なんでもないよ、なんて言いながら、
見透かされたかぁ、、と思っている。
仕方がない、私の妄想譚をビールのつまみにしてくれぇ。


  ある日御主人様がおっしゃるのよ。
  「よし、コインランドリーに行くぞ。」
  自宅で洗濯できないような大物の洗濯かしら?
  なんて勝手に想像したんだけど、手ぶらなの。
 
  コインランドリーの駐車場で、
  「ほら、着ている物を全部洗ってこい。」
  えっ、裸になってですか?
  「全裸じゃないぞ。菱縄を着けてるだろ?
   あぁ、その縄も洗う事にしようか。それで全裸だな。」

  そっと店の中を覗く、、、つもりが、、
  自動ドアがグアァーンと開いてしまった。
  雑誌を読んでいる女性、スマホで遊んでいる男性、、
  二人が一斉に視線を私達に向けた。
  洗濯物も持っていないしオドオドもしている私達を、
  ちょっと不審そうに見たけれど、
  又、雑誌とスマホに戻っていった。
  服を脱ぐのは簡単だ。前開きのワンピースだけだから。
  でもその下が菱縄だったら、彼等は驚くだろうなぁ。
  SNSでその写真があっという間に世界中に広がっちゃう?
  胸のドキドキが心臓を口元まで押し上げている。
  あぁ、これが『腹をくくる』って事なのかなぁ、
  意を決して、ワンピースのボタンに手を掛けた、、、、


「おっ、いいねぇ。レイさんらしい妄想譚だ。
 それで? その後どうなっちゃうの?」
どうなるかは、勝手に想像してっ。
ほら、もうコインランドリーに戻るわよ。
洗濯が終わるとロックが外れて、誰かに盗まれちゃうよ。
「あぁそうだね。
 ビアンショーツの結果も見たいしね。」


やっぱ、アホな二人です。

 

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下半身

「秋の大会で、終盤、ボッコボッコ打たれちゃって、
 だから、冬場、下半身を徹底的に鍛えました。」

夏の甲子園に向けての高校野球地方大会が始まる。

「ふ~ん、、下半身を鍛えたのかぁ、、、、」

おいおい、今の『ふ~ん』には、卑猥な響きを感じるぞぉ。
高校生の彼は、純粋に足腰を鍛えたんだと思う、、、

「うん、私もそうだと思ったよ。
 他になんか鍛えるところある?」


いや、、よく知らんし、、、
鍛え方も分からん、、、けど、、


 

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朝風呂

「一緒にお風呂入るわよ。」
なかば強制的なハルさんの命令的口調。
狭いお風呂で、抱き合うようにして立ち泡踊り、、、、
割り込んできたハルさんの膝が、私の股間を責めたてる。

「そこに座りなさい。頭を洗ってあげるわ。」
髪を洗うハルさんの手が私の後頭部を押さえ、
当然のように自分の股間に押し付ける。
「熱中症予防の水分補給よ。」
ハル女王様の聖水が喉に流れ込む、、
「御調教がないからって油断しちゃだめよ。」
バスタブの縁に脚を広げて髭剃りをしていただく。

「あぁ、気持ちよかったね。今日も暑くなりそうだわ。
 朝ご飯にしようか。」

御主人様の御調教の無い休日。
朝っぱらから、ハルさんのビアン的調教をいただいた私。
全裸で朝食を作りながら、
傍らにぶら下がるものさし鞭に目がいった、、、、、





ps.
北部九州地方で豪雨被害にあわれた皆様、
お悔やみ、お見舞申し上げます。
停滞した梅雨前線と線状降水帯、、信じられない程の雨量。
一日も早い復旧復興をお祈りいたしております。

 

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嘉風

大相撲、小結 嘉風(よしかぜ) 大分県出身、35歳、
暑い暑い、名古屋場所、、、、
名古屋の地から、九州北部被災地の皆様へ、
連日必死の土俵。

御主人様の影響なのか、
なんとなく大相撲が気になる私。
今場所は、ひたすらに、嘉風を応援。
そんな気分。

 


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縦褌(たてみつ) 

「レイが、大分出身の嘉風を応援するなんぞと書いたから、
 今日は大相撲中継観のテレビをみるぞ。」

それが当然とでも言うように、
私達は六尺ふんどし姿だ。

若い幕下力士の相撲が、観客がまだ少ないなかで、
短時間でサクサクと進んでいく。
取り組みを見ながら、思わず手を握り締める、、、
そんな相撲はほとんどない。
飽きてしまったのか、ハルさんが言った。
「御主人様、相撲の反則技ってあるんですか?」
「そりゃぁもちろんあるさ。
 グーで殴るのはダメだし、膝から上のキックも禁止だ。
 あぁ、指先で目や喉を突っつくのも反則だ。
 そんな事をする力士はいないけどな。
 まぁ、ときどきあるのは、わざとじゃないだろうけど、
 髪を掴んじまう反則かな。
 究極の反則技は縦褌責めかなぁ。」
たてみつ?
「おぉ、前袋とか玉袋とかいうけどな。
 よし、反則技実践だ。お前達、かかってこい。」
両腕を広げて構える御主人様に、
ぶつかり稽古のように突進する私達。
でも軽くいなされて、褌を掴まれる。
「褌の前はTの形だろ。
 Tの横棒は前褌といって掴んでもいいんだ。
 ほら、こんなふうにな。」
マエミツを掴んで私達を持ち上げる御主人様。
褌が股間に喰い込む、、、、、、
「だがな、Tの縦棒部分、それが縦褌だけど、
 これを掴むと反則なんだ。」
タテミツを一本の縄のように掴んで持ち上げる御主人様。
股縄のようにさらにさらに股間に喰い込む。
縦褌を揺らして反則技を楽しんでおられる御主人様。
「もちろん、手を突っ込んでのオマンコ揉みも反則だ。」
たとえそれが反則技だとしても、
御主人様にすがるようにして立ち続け、
その技が終わらない事を願っているような私達。
「よし、だいぶほぐれてきたな。
 送り出しで勝負を決めてやる。」
背後から押し出されるように、腰を掴まれて、
バックから犯された私達。



はぁ~♪、、、めでたしぃめでたしぃ~、、、♪
(相撲甚句風に、、)
                アホ!!



ちなみに大分県出身嘉風は10日目(7/18)現在、6勝4敗です。
 

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瓶と缶

ハルさんと一緒に、裸エプロン姿で夕飯を作っている。

御主人様が後ろを通ったので、
一瞬、殺気を感じたのだけれど、
冷蔵庫を開ける音を聞いて、あぁビールかぁ、と納得して、
調理に意識が戻った途端、
下から蹴り上げるように、缶ビールが股間を襲う。
「きゃぁぁ。」
御主人様、悪戯が過ぎます。火や包丁使ってるんですからね。
そんな冷えた缶ビール、あぶないですぅ。

「おぉ、すまんすまん。
 次は、ちゃんと冷えた瓶ビールを突っ込んでやるから。」


おいおい、瓶か缶かの問題じゃぁねぇ。

 

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ニュージーランド

ハルさんから、暑中見舞いメールが届いた。

南半球は今が冬、、、、、
ニュージーランドの山で、雪遊びを満喫しているらしい。

     


、、ってがぁ?

アホッ!!!
ついさっき、一緒にビール飲みながら、
暑いねぇ、、なんて話をしたばかりじゃろがぁ。


まぁ、発想は単純だけど、
『季節の中の牝奴隷』的画像は、ピタっとはまって最高だ、
ちゅうことで、ブログネタに採用決定!!

 

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シシトウ

「先日さぁ、居酒屋でロシアンルーレットやっちゃったよ。」
ピストルで?
「まさかぁ。シシトウでだよ。
 ビール飲みながら、素揚げのシシトウを一つずつ食べるの。
 どっ辛いシシトウを食べた人が負け、っていうゲームよ。」
まぁ、シシトウはピーマンの仲間だから、そう辛くないし、
品種改良で辛いシシトウは少なくなったけど、
なかには、『俺は青唐辛子だぁ、』なんて奴もいるかもね。
「うん、二周目までは全員セーフで、
 三周目で、二人続けてアウトで、盛り上がったよ。」
で、、?
「だから、今月は、シシトウなわけよ。

   

            『緊縛シシトウ』


うん、色の馴染みが素敵だね。
「でしょ? 私も、この腰のヒネリがお気に入りなの。」

シシトウはストレスがかかると辛くなる、
なんて聞いたことあるけど
はてさて、このシシトウは、辛いのかな?
逆に、縄に酔いしれて甘かったりして、、、、、



ハルさん予告シリーズ、『季節の中の牝奴隷 7月』でした。
 

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免許更新

半日、会社を休んで免許の更新に行った。
受付開始時刻よりだいぶ早めに行ったはずだったけれど、
それでも相当な人が並んでいた。


「再交付の方は、4番窓口で手続きが必要ですから、
 まずそちらに並んでください。
 一般ハガキをお持ちの方は、ここに4列に並んでください。」

「あなたはゴールド免許ですから、
 事務手数料、講習料で3000円です。
 安全協会にもお入りになりますね。
 合計で、5500円になります。」
安全協会なんて、拒否してもよかったのかなぁ。
でも、命令口調には、どうしても抗えなくて、、、、

まずは身体検査と写真撮影だ。
私は無事故無違反なので、
その次の30分の講習で免許更新が終わる。


身体検査のため、フロアーの真ん中で衣類を脱ぎ全裸になる。
医療用手袋をした検査官が、
私の体を触り、揉み、指を刺しこみ、、、検査は続く。
シャワー室に連れて行かれた娘がいた。
恥毛の処理が不十分だったのかもしれない。
私は無事クリアー。次は写真撮影だ。
全身、上半身、下半身、局部、、、、シャッター音が響く。
「はい、身体検査、写真撮影終了です。
 講習会は1番講義室です。
 講習会が始まるまで、廊下に動かないで立っていなさい。」

「それでは講習会を始めます。
 あなた方はゴールドで、無事故無違反でした。
 でも、どこでどんな事故が起こるか分かりません。
 初心に戻って、マゾヒスト縛られる側の心得を講習します。」
30分の講習で、マゾ牝免許証が配布された。
「はい、衣服を身に着けて結構ですよ。
 これからも、無事故でお過ごしください。」
廊下に出ると、叫び声、うめき声、喘ぎ声が響いている。
M女さんの再交付実地訓練なのか、
S様の特別講習なのか、、、、、、、



こんな妄想をしながら、運転免許更新に行ってきた私です。

 

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バナナボート

朝食に添えたバナナをご覧になって、御主人様がおっしゃった。
「バナナボートって知ってるだろ?」
「モーターボートなんかで引っ張るバナナみたいな舟ですよね。」
「あぁ、そうだ。
 あの座席が三角木馬だったらって、思ったことないか?」

ない!! (キッパリ)
普通そんな事、考えるかぁ?
私達、普通じゃないから考えるかもしれないけど、、、
そんな私達でも、考えた事、ないぞぉ。

「そうかぁ、残念だなぁ。
 沖縄の青い海が待っていたのになぁ。
 しかたがない、今年のお盆も紗江の料亭で過ごすとするか。」

バナナボート三角木馬を了承したら、沖縄旅行だったの?
まさかね、、、、、



「それにしても、このところの天候は異常だな。
 一日二日で、一か月分の雨量なんて、考えられんよな。
 紗江の料亭の裏山は大丈夫かな。
 なんとか、小市民的平和な緊縛ができれば、
 それだけでも最高の喜びだな。」

先日、私達のマンション近くでも、ゲリラ豪雨があった。
排水しきれずに逆流した所もあったとか。
短時間だったので、被害はなかったようだけれど。
あんな豪雨が、一晩中続いたら、ひたすらの恐怖だろう。
ここ一、二か月の豪雨で、被災された皆様には、
改めてお見舞い申し上げます。
迷走台風5号も、災害がない事を祈るばかりです。


まぁ、そんなこんなで、
お盆休みは、紗江さんの料亭で過ごす事になりました。

じゃぁ、又。      レイ

 

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