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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

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正月3日の夜、ハルさんが部屋に来ました。
帰省先のお土産を持って。
私も、ジャージー姿でリラックス。

ちょっと、うしろめたい。
大晦日の事、いつ話そうか、、、。

たわいない話が続く。
ハルさんがトイレに立つ。


突然。「レイ。立って」。Sモードです。

ジャージーのズボンとショーツが、ずり下ろされます。
きゃ、身を捩って、両手で前を隠します。

ピシッと、手を叩かれて、「気をつけ!」。
ハッ、ハイ。

ハル様は、じっと私のあそこを見つめています。

「自分で剃ったの?まさかね。
 御主人様に、剃っていただいたのね、、。」

ごめんなさい。ハル様、、。
大晦日の話を打ち明けました。

「そう、よかったわねぇ。
 これでレイも立派な牝奴隷ね。」

「よく見えるわ。しっかり見ていただいた?」
そう言って、あそこに長いキッスをします。

「洗面所の女性用のシェーバー、
 新しくなってたから、もしやって思ったの。」

ごめんなさい、ハル様。
御主人様にお呼ばれした訳じゃなくて、
私から、押しかけたの。
抜け駆けしたみたいで、ごめんなさい。
嫉妬しないでね、、、。



お茶を飲みながら、お土産を摘んでいる。
もうハルさんに戻って。
「剃っていただくのって、恥ずかしかったでしょ。」

もう恥ずかしくて、怖くて、
でも刃物だから、緊張して、じっとしてるしかなくて。

「私のときは、賢治様の剃刀だったのよ。
 男物の剃刀って、硬いから、後でヒリヒリよ。」

「あっそうだ。剃った後はヘチマ水がいいみたい。」

ねぇ、ここ、毎日剃るの?
「自分で気になったら剃ってる。一日おきかな?
 あんまり剃らないでいると、チクチクするしね。
 毎朝、ここに来て剃ってあげましょうか?
 男の人の朝の髭剃りみたいに、、。」

ハルさん、まだSモード?ちょっと意地悪。
でも、剃ってもらうのも、嬉しいかも、、。

「賢治様の所に伺う時は、ちゃんと剃る様にしてる。
 なんか身だしなみって気がして。
 でも、わざと伸ばしたままで、
 剃っていただくってのも、ありかなぁ、、。」

でも、この前、ハルさんの髭剃りだって、、、。
「賢治様が、そうおっしゃれば、髭剃りなの。
 別に、伸びていようが、いまいが、、、。」

へー、やっぱりハルさんはお姉さまだ。

  二人並んで、まんぐりがえし。
  「どれどれ、ちゃんと処理してるか?」
  剃刀があそこに近づく。
  「レイ、ここに剃り残しがあるぞ。」
  指で摘んで、キュッと引き抜かれる。
  痛ぁい、、。

あぁ、いけない。妄想の世界に入っちゃった。


ハルさんに、ヘチマ水いただきました。
今度、お礼に「髭剃り」してあげますね。

            2008年1月3日の事でした。

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集中力

「社会生活あっての、、、。」

賢治様のお言葉を肝に銘じて、
自分でもびっくりする程の集中力だ。

大晦日、賢治様の家に行ってよかった。
そうじゃなけりゃ、又、前期試験の二の舞だった。

でも、自分の為に勉強してるんじゃない。
賢治様にお会いできる日が早く来るように、
って、それだけを願ってる。

試験中は、お呼びがないわけだから、
とにかく一生懸命、試験をこなしていかなくちゃ。

「動機は不純のほうがしっかりやれるんだ。」

高校の時、女の子にモテたくて、
バスケをやってた男子がそんな事を言っていた。

いやいや、私の動機は純粋ですよ。
だって、結果的に、自分の勉強になるんだから、、、。


              2008年1月の事でした。

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輪ゴム

この前、講義の時、隣に座った友達がさぁ、
手首に輪ゴムの痕つけてんの。
ドキッとしちゃった。縄痕?なんて思ちゃって。
かわいい娘なのよ。スタイルもいいし。
賢治様だったら、この娘にどんな縛りをするかなぁ
なんて、ずーっと想像してたんだぁ。
やっぱり私、変かなぁ。

「一般的に、輪ゴムから、縄痕を連想するのは、変。
 だだし、、、、。」

「ただし、私としては、
 その娘が賢治様に縛られる連想のほうが、
 むしろ、変、だと思う。」

「丸裸にされて、グリグリに縛られて、
 あんな事や、こんな事されて、
 あなたは、それを見てるのよ、、。嫉妬しない?」

でも、きっと次は、私に、、、。

「そう、レイさんは、そう思える人。
 無意識に、賢治様の御命令を守ってるわ。」

賢治様の御命令?

「初めて、レイさんと二人で御調教いただいた時、」
あの仮免試験の時ね。
「私、バルコニーに放り出されたじゃない。」
あぁ、賢治様が「違う!」って。

「あの後、私、考えたんだぁ。
 何が違うんだろうって、、、。
 一日中、レイさんに嫉妬していたから?って」

「でも、問題はそれ以前の事だったと思うの。」

「レイさんと、何度か、御調教いただいてるうちに、
 分かってきたわ。嫉妬するって事は、
 賢治様に、全てをゆだねていない。って事。
 レイさんは、たぶんそれができてる、、、。」

私だって、ハルさんに嫉妬した事もあるし、
大晦日の時は、ハルさんを出し抜いたぞ、
みたいな、気分もあったし、、、。

「スキーの時にも話したけど、
 レイさんはモードが変わると、いつも真剣。
 いつも一生懸命。
 賢治様や私から、目を離さないわ。」



私は、不器用なだけ、、。
賢治様を信じてる。
ちょっと違うかな?
信じようとしている、、、。
「全てをゆだねれば、、」って
自分に言い聞かせている事自体、
たぶんまだ、全てをゆだねきっていないという事。

でも、「全てをゆだねれば、、。」
そのお言葉だけは、忘れない。

それが、今の私の始まりだったから、、、。

              2008年1月の事でした。

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バレンタインデー

「バレンタインデー、賢治様に何かさしあげたいネ。」
やっぱりチョコレートかなぁ、、。

「ねぇこんなのはどう?」

「レイさんが裸で仰向けになるの。大股広げて。
 そして、あそこに溶かしたチョコレートをかけるの。
 30分位じっとしてれば、、、、。
 マン拓チョコレートの出来上がり。」
ごくっと、唾を飲み込む。

チョコレート熱くて火傷しないかなぁ、、、。

「えっ、本気にしてんの。
 大火傷で、あそこ使えなくなるわよ。
 冗談の通じない人ねぇ。」

ハルさんをにらむ。
半分、本気にしたけど、、、。

おチン様を模ったチョコは?
「それを、賢治様がしゃぶるの?ちょっとねー。
 どうして、シモの話ばかりなの?
 もうちょっと、洒落たヒトヒネリはないかなぁ。」



結局、白ワイン。
あの「女体盛」の時、賢治様が選んだ白ワイン。
ラベルを張り替えて。
A Happy St.Valentine's Day、ワインを送ります。


ハルさんが、ペン画風に牝犬達を描いてくれた。
ハルさん、うまい。

まぁ、私の牝犬デビュー記念かな?
ハルさんに負けじと着いていく私、って感じ。

A Happy St.Valentine's Day
そんなラベルができました。

宅配便で賢治様に送る。
どんな顔をするのだろう。
喜んでいただけるかしら。

             2008年2月の事でした。

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一年間

学年末試験が終わって、講義も少なくなってきた。
後は、消化試合みたいなもの。
気分は、春休み。

試験に向けて高めた集中力も、今は、もうない。

ちょっとイライラしている自分が分かる。
イライラの原因も分かっている。
2ヶ月近く、何のご連絡もいただけない。

「全てをゆだねて、、」と言う事は、
待ち続ける時も、そうなんだろうか。

ハルさんはどうしているだろう。
私が大晦日に密かに伺ったように、
ハルさんも、一人で賢治様の所へ、行ってたりして。
ちょっと、嫉妬?

でもやっぱり、こんな気持ちを相談できるのは、
ハルさんしかいない。


ハルさんに電話する。
ハルさん、部屋に行ってもいい?
「賢治様のことでしょ?。私には電話あったわ。」
えっ、本当。
「嘘よ。慰めてあげる。いらっしゃい。
 私も寂しくて、我慢してたの、、。」
ハイ。お姉さま、、、。


ハルさんの部屋に入った途端、
ハルさんに抱きついて、泣いてしまった。

両頬に手を当てて、やさしくキッスしてくれた。
こんな辛い思いを分かってくれるのは、ハルさんだけ。
二人とも、同じ思いでいたんだわ、、。

あぁ、ごめんなさい。私だけ泣いちゃって。
きっとハルさんも泣きたいほどだったに違いない。
なんて弱い私。なんて自分勝手な私。

ハルさんは強いのね。

「いいえ、そんなに強くも、逞しくもないわ。
 でも、2ヶ月位なによ。
 、、、、。

 私、一年間、待った事があるわ。」


えっ、一年も?
そんなに。
いつ?どうして?
辛くなかった?寂しくなかった?

「辛かったわ。寂しかったわ。
 でも、我慢した。がんばるしかなかったから。」
ハルさんの目から涙が落ちる。

思わず抱きしめる。
長い長いキッス。
ハルさんは、私のシャツの裾から顔を入れて、
胸にむしゃぶりついてくる。
まるで子供のように、乳首を吸いながら、泣いている。
シャツを脱いで、頭を撫でてあげる。
いいのよ。好きなだけ泣いて。
今日は私が、お姉さま。

「あっごめんなさい。レイ様。」

今日は私が話を聞いてあげる。
壁に寄りかかって、足を伸ばす。
甘えたように、私の太股に頭を乗せるハル。
左手でハルの胸を揉む。
ゆっくり、ゆっくり胸を揉む。
落ち着いて、、、。、涙を止めて、、。

「聞いていただけますか、レイ様。」

              2008年2月の事でした。

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出会い

ハルの話が始まった。
つぶやくように、噛み締めるように、、。

  私がSMに出会ったのは、高一の秋。
  雑誌や本の資源物収集日。朝早い時間だった。
  そこに大人の雑誌が束ねて捨ててあった。
  辺りを見回して、
  急いで、上の一冊を、シャツの下に隠して、
  逃げるように自分の部屋に帰ったわ。
  恋愛小説に胸ときめかせていた乙女が、
  いきなり手にしたのが、月間のSM小説だった。
  巻頭グラビアを目にしただけで、
  クラクラってきてしまって、
  机の引き出しの奥の奥に、本を隠した。
  なんか悪い事をしているようで、、。

  学校から帰ると、そっと取り出して、
  何度も何度も、グラビアを見たわ。

  夕食もそこそこに、宿題あるから、なんて言って、
  部屋にこもって、今度は、小説を読んだ。
  知らない言葉も、読めない漢字も沢山あった。
  でも、夢中で呼んだ。
  自分の胸とあそこを摩りながら眠った。
  恋愛小説より、はるかに興奮している私がいたわ。

  しばらく、引き出しの奥に隠していたけど、
  でもやっぱり、いけない事だなんて思って、
  コンビニのゴミ箱にそっと捨てた。
  写真の記憶までは、捨てられなかったけど、、。

  高二になった時、パソコンを買ってもらった。
  初めの頃は、健全なホームページや、
  ショッピングなんかを楽しんでいたけど、
  ちょっと慣れてきた頃、「SM」で検索をかけたの。
  びっくりしたわ。
  あの時興奮した以上の画像が沢山あるんだもの。
  こんな事してちゃいけないって思いながら、
  夜遅くまで、ネットサーフィン。

  キスも、もちろんセックスも知らない娘がよ。
  同級生の進んでる娘は、大学生としちゃったとか、
  おじさんと、とか、よく学校で話してたけど、
  私は、そんな事はなくて、まじめな処女。
  今に思えば、おかしいわよね。
  なんか途中を省いて、いきなりSMって感じで。
 
  5月の末頃かな、、、。
  SM系のブログに紛れ込んじゃって。
  ほとんどが、「M子の調教日誌」、みたいな、
  男の人のブログだったけど、
  M女の立場からのブログもあって、夢中で呼んだわ。
  鞭の御調教をいただいた、とか
  縄とか、蝋燭だったり、露出だったり、、、、。

  でも、最後は必ず、御主人様への感謝の言葉なの。

  SM小説の様なオドロオドロしたところがなくて、
  明るい日の光の下での健全SMみたいだった。
  なぁんだ、
  SMにのめり込みそうになってる自分を卑下する事はないんだ、
  って感じたわ。

  そんな中で、一つだけ気になるブログがあったの。
  御主人様Kが命令する日と、
  M女Jが、その命令の実行を報告する日と、
  交互に、ブログが進んでいくの。
  今思えば、メール調教よね。
  時々、リアル調教があって、
  Jが、やっぱり、ありがとうございました、って、
  最後に感謝してるの。
 

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メール調教

ハルの話に聞き入る私。
ハル、それからどうなるの?


  初めは、ワクワクしながら読んでるだけだったけど、
  そのうち、K様の命令が、私に対する命令に思えて、
  ちゃんと実行するようになってきちゃったわ。

  「ノーパンで会社に行け。」
  と言われれば、体育のない日を選んで、
  本当にショーツを履かずに学校に行ったり。

  「着替える時は、床に鏡を置いて、それを跨げ。
   全裸になるまで、鏡から目を離さない事。」
  と言う命令があれば、
  学校から帰って、自分の部屋で、密かに実行したわ。
  自分の着替えを、下から覗かれているようで、
  恥ずかしかったけど、興奮してた。
  さすがに、
  「電池がなくなるまでバイブをおマンコに、、、。」
  なんてのは無理だったけど、、。

  やがて、K様にメールするようになった。
  HALと申します。24歳OLです。
  昨日、K様のご命令どおり、
  ノーブラでコンビニに買い物に行きました。なんて。
  Jさんと張り合うように、K様に、報告していたわ。
  もう完全に、私がメール調教を受けている気分。
 
  当然、学校はおろそかになって、
  1学期の試験はボロボロだった。
 
  もうすぐ夏休みという頃、K様からメールが来た。
  「お近くにお住まいなら、今度Jと3人で、
   オフ会しませんか?」

  パソコン上だけならいいけど、実際に会うとなると、
  躊躇しちゃうわよねぇ。
  でも、どんなカップルなのか、見てみたい。
  そんな誘惑もあった。

  月末の日曜日、所要でそちらに参ります。
  お話だけなら、ぜひ、、、。
  返信してしまったわ。

  待ち合わせ場所と携帯番号を交換して、
  会う約束になっちゃった。

 
  月末の日曜日、お昼近く。
  携帯は、マナーモードにして、
  遠くから見るだけで、帰ろうと決めてた。

  K様はどんな方なのか、
  Jさんは綺麗な人なんだろうか?
  そんな興味はあったけど、
  顔をあわせるなんて無理。
  それに二人は、ちゃんとした大人。
  私はどう見ても、24歳OL、じゃないよね。

  待ち合わせの公園の入り口で、中を窺っていた。
  突然後ろから、
  「HALさんですか?Kです。」と声をかけられた。
  思わず、はい、ハルです。と返事しちゃった。
  HALなんてハンドルネームにしなきゃよかった。
  春子のHALにしたつもりだったけど、
  しらばっくれる前に、返事しちゃった。
 
  K様は、想像以上に素敵な方だったわ。
  若いけれど、20代ではないなぁ。
  もうちょっと、落ち着いた感じ。

  あのー、Jさんは?
  「Jは、今日はちょっと、、。
   それより、食事でもどうですか?
   いい店があるんです。」

  そんないきなり、初対面ですし、、。
  「まぁそうおっしゃらずに。
   食事でもしながら、ゆっくりお話しましょう。」
 

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告白

ハルの話はまだ続く、、、、。


  完全にK様のペース。
  裏通りにある、こじんまりしたパスタ店。
  日曜の昼にしては、混みあっていなかった。
  初めは緊張していたけれど、
  K様の話にいつか引き込まれていった。
  とっても話し上手。
  いつしか、こわばってた心もリラックスしちゃって、
  初対面なんて事、忘れちゃったわ。

  喫茶店でコーヒーを飲みだしても、
  面白い話は終わらなかった。

  同じ口調で、突然、
  「HALさん。24歳OLは嘘でしょ?大学生?」
 
  ごめんなさいって、逃げ出したくなっちゃった。
  実は高校2年生で、
  いたずら半分で、あのブログにメールしていて、
  今日もお会いしないで、帰ろうって思ってました。

  「高校2年生かぁ。
   いたずら半分、興味半分ってとこ?
   それとも、いたずら半分、半分は本気?」
 
  とても、いたたまれなかったわ。
  やっぱり来なきゃよかった、って。

  でも、その話は、これで終わりだった。
  それからは、何事もなかったように、
  次々と、いろんな話題に移っていった。
  ごめんなさいって、しょげてた私も、
  いつか、又、話に引きずり込まれて入ったわ。

  なんか、とっても楽しかった。
  同級生とのデートなんて及びもしない、大人の会話。
  政治の事、経済の事、スポーツの事、
  「実は、僕、染物に興味がありましてねぇ。」
  なんて事まで。
  大きな腕の中にすっぽり包まれて、
  赤ちゃんみたいに、スーって眠りそう。
  そんな安心感が広がっていったわ。

  公園でアイスクリームを舐めながら、
  今度は、私が話しをしたわ。
  学校の事、家族の事、
  女子高生の更衣室での秘密の会話なんて事も。
  時間がたつのも忘れて、、、。

  駅まで車で送ってもらったわ。
  「楽しかったですよ。
   又、お会いできるといいですね。」

  私、8月から、ここの予備校の夏期講習に来ます。
  こちらこそ、又、会っていただけますか?
  「じゃぁ、
   予定が決まったら、携帯の方にメールください。」
  携帯のメールアドレスも交換して、
  ウキウキ気分で、帰宅したわ。

  初対面なのに、一目ぼれ?
  すぐにメールしたわ。
  今日楽しかった事。
  8月の夏期講習は、土日がお休みで、
  お盆も3日間お休み。
  お時間許せば、又、お会いしたいって。 

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紺色

ねぇ、それから、、、?



  家具家電付きの、短期賃貸アパート。
  着替えと、勉強道具、ノートパソコン。
  他は、何の用意もいらなかった。
  一ヶ月もの独立生活。うれしくてうれしくて。

  今度の土曜日に、お会いする約束もできた。
  朝9時から夕方5時までの夏期講習も、
  特別、気にもならなかった。
  早く来い来い土曜日ってそればかり考えてた。

  8月最初の土曜日。
  K様が、車で迎えに来てくれた。
  改めて自己紹介。
  「賢治です。」春子です。
 
  「春子さん。女子高生とのデートって
   どこ行けばいいんですか?
   春子さんが行きたい所。どこでも。」

  見たい映画もあるし、あのデパートにも行きたい。
  海にも行きたいなぁ。プールでもいいなぁ。
  あのお店で甘い物も食べたいし、、、。
  パリやローマにも行ってみたいなぁ。
  なんか、とっても私、浮かれてた。
 
  「海もいいけど、水着、持ってきてないでしょ。」

  「じゃぁ、今日は、デパートで水着を買って、映画を見る。
   春子さんの見たい映画と、僕の見たい映画、2本立て。
   そして夕食。
   明日は、海に行く。どうです?
   パリとローマは抜きにして。」

  明日もデートできるんだ、って嬉しくなったわ。
 

  水着は、すぐに決められなかった。
  ビキニも着てみたいし、でもちょっと恥ずかしい。
  お店の中に、賢治様を無理やり引っ張り込んで、
  どれがいいか決めてくださいって言ったわ。
  賢治様は迷わず、濃紺のワンピース。
  結構なハイレッグだったけど、
  色合いはとっても地味。
  たぶん、この時、私の色が決まったんだわ。

  あの首輪と同じ濃紺、、、、、、。


  映画は、私の観たかった恋愛物と、
  賢治様のサスペンス物。
  2本連続は、さすがに疲れたけど、
  映画の間中、賢治様の手を握ってた。
  
  「夕飯は、洋食?和食?中華?」
 
  お店に連れて行ってもらう途中、
  賢治様と腕を組んで歩いたわ。
  時々、賢治様の左肘が、私の胸に当たるのね。
  初めは偶然かと思ったけど、たぶん違う。

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初体験

ハルの話も佳境に入ってきた。
ハル、どうなっちゃうの、、、、。 


  翌日は、すごくいい天気。
  海は気持ちいいけど、相当混雑。

  初めは、波打ち際で遊んでいたけど、
  賢治様が大きな浮き輪を借りてきて、
  ちょっと沖まで出たわ。
  そこまで出ると、さすがに人影も少なくて、
  波も高くなって、ゆらゆらいつも揺れてる。
  私は浮き輪の中で、必死に掴って、
  賢治様も、浮き輪に手を添えて、波乗りしていた。

  突然キスされたわ。
  びっくりしてしまって、胸はドキドキ。
  長いキスだったわ。初キッス。塩辛かった、、、。

  午後になって、又、波乗りに行こうって賢治様。
  今度は、期待で胸がドキドキしたわ。
  今度は浮き輪越しじゃなくて、
  二人で、浮き輪に掴って、キスしたわ。
  賢治様の手が私の胸に伸びて、
  水の中では、脚が股間に割り込んできた。
 
  今日はもうどうなってもいいって、
  そう思っていたけど、
  賢治様は、私をアパートまで送ってくれた。
 
  「一つだけ、いいですか。
   夏期講習は、しっかり受ける事。
   先生の授業を聞き漏らさないよう、がんばる事。」

  「ちゃんとできたら、今度の土曜日。又。」

  「社会生活あっての、、、。」
  今と、同じ事、あの時も言ってたんだなぁ。

 
 

  次の土曜日は、午後から、プールへ行ったわ。
  市民プール、なんて勝手に想像してたけど、
  ホテルのプールで、びっくりしちゃった。
  室内の、25mプールと、屋外の、丸いプール。
  左側には、サウナとジェットバス。
  冷たい飲み物もいただけるバーカウンターも。
 
  たぶん泳いでいるより、誰もいないサウナで、
  キスしてる時間が長かった。
  賢治様の手が、唇が、体中を這い回って、
  私、もうボーっとしてた。

  「今日は、ここに泊まりましょうか?」
  ハイ。小さな声で答えたわ。
  何の躊躇いもなかったけど、なぜか震えてた。
  更衣室で、髪を乾かしながらも、
  ホテルの部屋に入っても、震えてた。
 
  やさしくキスされながら、服を脱がされた。
  下着も簡単に、、、。
  胸にキスされて、指があそこに入ってきて、
  あぁって声を上げながら、震えていた。

  「ここを触ってみなさい。」
  初めて、大人の人のペニスを触ったわ。
  びっくりして手を引っ込めたけど、
  すぐに又、握らされた。
  
  「震えてますね。
   怖いですか?不安ですか?
   大丈夫。
   あなたのあそこも、柔らかくなってますよ。」

  賢治様が私に入ってきたところまでは覚えている。
  痛みはなかった。快感は、、、分からない。
  気づいたら、賢治様に、抱きついていた。

 

  次の日の朝も、賢治様が入ってきた。
  今度は、緊張してなかったから、
  少し気持ちよかったわ。
  イクなんてには、程遠いとしても。





ハルが、ソワソワと体を動かす。
「だからね。レイ様。
 私、賢治様が、最初の男の人。
 そして、今も、賢治様しか知らないわ。」
ちょっと照れた様に、私を見上げている。
ハルの頭を撫でながら、キッスする。

「ちょっと、喉渇いたね。ビール持ってくる。」
ハルも私も上半身、裸だ。
二人で、立て膝で、壁に寄りかかって、ビールを飲む。

ハル、一つ聴いていい?
あなたどうしていつも、私の左側なの?
賢治様といる時も、必ず賢治様の左側。
ずーっと気になってたんだぁ。

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左側

「お盆休みはさ、、、。」
ハルの話。
又、つぶやくように、
ゆっくり思い出すように、かみ締めるように、、、。



  お盆休みは、実家に帰らない事にしていた。
  夏期講習にお盆は関係ない、なんて嘘言って。
  賢治様にその事を話すと、
  「困った娘ですねぇ」って。
 
  「お盆休み、一緒にどこか行きたいけど、
   街も、郊外も、観光地も、人、人、人。
   考えただけでも、嫌になっちゃいますね。」

  「いっそのこと、僕の家に来ますか?
   それとも、アパートで勉強してますか?」

  賢治様の家?もしかしたら、Jさんがいる?
  そう思ったわ。でも口には出さなかった。

  お邪魔してもいいんですか?
  「えぇ、あなたさえよければ、
   むさくるしい男の部屋ですけど。」

  男の人の家にお泊り。それも賢治様の家。
  ウキウキしちゃったわ。 
  何もって行こうかしら。
  パジャマ持参もなんか変だし、、。
  えぇと、生理の心配はなさそうだ。
  お着替え、下着、3日分、、、?。
  タオルは?歯ブラシは?
  まるで、遠足前の子供。
 
 
  休み前日の授業が終わると、
  飛び出すように、指定された駅に急いだわ。
  賢治様は、車で迎えに来てくれていて、
  着いたのが、あのマンション。
  「むさくるしい、、」なんて言ってたけど、
  凄い所で、びっくりしちゃった。
 
  玄関を入るといきなり長いキス。
  そこで、服を脱がされたわ。
  賢治様も裸になって、そのままバスルーム。
  もうそれだけで、私、感じてきてるのが分かった。
 
  二人で、シャワーを浴びながら、
  賢治様のペニスも、きちんと握れた。
  指があそこに入ってきた時も、
  怖くなかった。すごく感じてた。
  早く、早く、なんて思っている自分に驚いたわ。
  ドレッサーに手を着いて、初めて後ろから。
  すごく深くて、あぁこれが快感なのかなぁって、
  そんな思いがしたわ。

 
  玄関で服を着て、通されたのが、あのリビング。
  賢治様は裸にバスローブ姿。ビールを飲んでたわ。
  初めてビールを飲んだのも、あのリビング。
 
  賢治様のベッドで、ペニスを握りながら、眠ったわ。
  フワーっと、体中に安らぎがやってきて。
 
 
 

  パジャマなんて、やっぱり持って来れなくて、
  私は下着姿。賢治様は、パンツだけ。
  朝起きて、なんとなく気恥ずかしかったけど、
  ペニスを握ってみた。もう充分元気だったわ。
  賢治様の手が伸びて、私の胸を揉む。
  ショーツもブラも、すぐ脱がされた。
 

  腰を持ち上げられて、初めての騎乗位。
  ズン、と挿し込まれたわ。
  凄かった。私も腰を動かして、
  自分の一番感じる姿勢を捜していたみたい。
  あぁぁぁ、って声が出た。
  来てる、来てるって思いながら、
  意識が遠くなるのがわかった。
  あぁ、これがイクってこと、、、。
  後は覚えていない。
  気づいたら、一人ベッドにうつ伏せでいたわ。

  あわてて、玄関に置きっ放しのバッグから、
  下着と服を取り出して身に着ける。
  あぁ洗面具忘れた。
  ドレッサーに、賢治様の歯ブラシ。
  いいや、ってそれを使ったわ。
 
 
  「食べる物もないので、
   朝食がてら、あぁもう昼か。
   何か買い出しに行きましょうか。」
 
  車で商店街へ。 
  いろいろお店を買い歩いたわ。
  腕を組んで歩いた。
  私はいつも、賢治様の左肘で胸を突付かれて。
  私が、右側に廻ると、
  賢治様も、私の右に廻る。
  どうして?

  「利き腕をふさがれるのが嫌なんです。
   左手であなたを守って、右手で敵に対応する。
   なーんてね。まぁ、癖みたいもんでしょうかね。」
 

  喫茶店で、ピザトーストとコーヒー。
 
  「春子さん。自分はMだと思います?」
  突然の、会話変更。
  なぜか、いつもスーって話題が変わる。

  忘れていた。賢治様はSだった。
  ずーとそんな素振りも見せないで。
  私もSのK様と、MのJさんに会いに来たのが最初。
  そのはずが、忘れていた。

  自分では分かりません。
  たぶん、M。
  SMの写真なんか見ると、ゾクゾクします。

  「24歳OLはナリスマシでも
   あのメール調教では、きっと本気でしたよね。」
  
  「そろそろ、Mの春子さんを見せてもらえます?」

 
 

ハルがフーって大きなため息をつく。
「それからは、たぶんレイ様が受けた御調教と一緒。」
 
「夏の土日、
 それからも、月に一度は、あの部屋に通ったわ。」
 
「決して、嫌じゃなかった。
 むしろ、ますます賢治様に惹かれいったわ。」

「お仕置きは辛いけど、ご褒美が欲しかったり、
 純粋に、縄の痺れに酔ってみたり。」
  

「あの、冬休みの日が来るまではね、、、。」 

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待ってますよ

ハルが話す。ちょっと辛そうに。


  高校2年の冬休み。 
  御調教をいただいて、ご褒美をいただいて、 
  フッと息が抜けた時、、、。

  私、御主人様と同じ、ここの大学を受験します。
  合格したら、ずっとお傍にいていいですか?

  「本気か?ハル。進路面談では?」
 
  ちょっと無理かなぁって、、、。

  「まだセンター試験、本試験まで一年以上ある。
   本気でがんばる気があれば、なんとかなる。」

  「よーし、調教は今日で一時お預け。
   待ってるぞ。死ぬ気でがんばれ。ハル。」



  「春子さん。待ってますよ。」

  長い長いキスをいただいて、
  それから一年以上、何の連絡もいただけなくて、
  私が電話しても、着信拒否で。
  狂いそうになって、泣きそうになって、
  挫けそうになって、
  体が疼いたり、心が折れそうになって、
  でも、「待ってますよ。」の言葉を支えに、
  本当にがんばった。
  とりあえず、賢治様はいない事にして、
  忘れたふりをして、本当にがんばった。



  一年後のセンター試験の終わった日。
  携帯にメールが来た時は、嬉しかった。

 
  メールありがとうございます。 
  センター試験は、うまくいきました。
  本試験が終わるまで、連絡しません。
  祈っていてください。

  私も一年で、強くなった。
  「待ってますよ。」の言葉を信じてよかった、って。

  本試験の発表の日、
  自分の受験番号を見つけて、
  あのマンションまでタクシーを飛ばしたわ。

  嬉しかった。本当に嬉しかった。
  家族に連絡していない事を叱られたけれど、
  それが終わると、後はずーっと、
  賢治様に抱きついていた。
  沢山のキスをして、、、、。
  沢山のお精子様をいただいて、、、、。

  一年分を取り戻すように、
  何度も、何度も、、、、。

 
 
ハルは、突然、私にキッスをした。
頬に涙がこぼれている。

「だからさぁ、2ヶ月なんて平気よ。」

自分に言い聞かせるように、涙を流しながら、
私にキッスをする。

あぁ、やっぱりハルじゃぁない。
ハル様。お姉さま、辛い思いをしたのね
もう泣かないで、、。


「レイさん。レイさんのオッパイ、しゃぶっていたい。
 今日は泊まっていって。」

ハルさんのベッド。二人抱き合っている。
なんかこうしていたい、、。




でもさぁ。Jさんは?
ブログはどうなったの?

「あのブログは、あのまま更新されずに、
 いつの間にか消えちゃったわ。」
 
「KとJは、KenJiの略だったのかなぁ?
 って、思ったこともあるわ。
 あのブログは、賢治様の罠で、
 私は、それに捕まった、か弱い小鳥。

 でもね、、、、。ほんとはね、、、。」

ハルさん、なにか考えてるみたい。
黙ったままで、焦点の合わない目をしている、、、。

「本当はね、、、、、。」

、、、、、、、、、、、、、、、、。、
沈黙、、、、、、、、、、、、。
、、、、、、、。



「まぁ、どうあれ、賢治様にめぐり合えたから、
 そんなの、どうでもいいわ。」
 
長い長いハルさんの話。
私なんて、まだ、まだ。 
そんな気がして、ハルさんの乳首にむしゃぶりついた。

ハルさんが、罠に捕まった小鳥なら、
私は、蜘蛛の巣に捕まった虫?

そして、あの沈黙は何??????、、、、。


まぁ、いいか。
私も賢治様にめぐり合えた。

逆の乳首にむしゃぶりついた。
 
             2008年3月初めの事でした。

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