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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

会議室

喧々諤々の会議室の片隅を占めさせていただいた私。
それは違うだろ、なんて思った場面もあったけど、
指名でもされない限り、発言なんぞできない雰囲気。
まぁ、そりゃそうだ、
私ぁ、仕事の全ての流れを知ってるわけじゃないもんね、、。
なぁんて思っていたら、
「レイ君、後片付け、頼む。」
おぉ、私ぁ、後片付け要員だったのか?
まぁ、それもよし。
偉いさんの居並ぶ会議に参加させていただいただけでも、
新入社員としては破格の待遇だったに違いない。



誰もいなくなった会議室。一人片付け中、、、。
大型ディスプレーには、会議資料が映ったままだ。
オイオイ、ちゃんと持って帰れよな。
営業資料流出、なんて事になりなねないぞぉ。
ディスクを取り出し、パソコンを切る。

会議室のテーブルで、こんな妄想、、、、、

楕円形の会議テーブルを布巾で拭いている。
そっと、そっと辺りを見回す。
誰も見てないよね、、、、。

会議室の大テーブルに寝転がって、

、、、、、会議の緊張を妄想でやわらげる私、、、。




やっぱり、アホじゃ。

 

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「寒くなってきたなぁ。
 しょっつる鍋が食いたくなった。」

オイオイ、そう気分で気軽に言うなよなぁ。
しょっつる魚醤とハタハタ、、そう簡単には手に入らなかった。
まぁ、魚系の鍋が召し上がりたい、との判断で、つみれ鍋にした。




鍋料理って、不思議だ。
そこに集う人々の距離感がしっかり見えてくる。
礼儀って事もあるだろうけれど、
社内の宴会、女性だけの女子会でも、
鍋の具を取るときは、当然、菜箸を使う。
手を伸ばす具だって、人数分あるよな、なんて確認したりする。

御主人様との鍋料理では、一応、菜箸を添えるけど、
もちろん誰もそれを使わない。

「おぉ、うまいうまい、」
御主人様はご自分の箸をしゃぶりながら、次々と鍋に手が伸びる。
それを見ているだけで、なんか、嬉しい。

わかるよね?、この気持ち。



「レイ、なにボケッとしてる。
 お前、食うもんがなくなるぞ。
 ここは相撲部屋じゃないんだから、
 鍋の時は、上下関係は無しだ。
 うまいもんは、早い者勝ち!!!」

はい、ありがとうございます。
御主人様の食欲を見ているだけで、私、満足です、、、。
ハルさんは、ご命令を忠実に守って(?)、
御主人様と競うように鍋をつついているけれど、、、。


〆は、雑炊にします? うどんにします?


「焼酎が呑みたくなったわ。」
オイオイ、ハルさん、お前にはきいてねぇ、、、。
それに、私ゃ、雑炊かうどんか、って言ったんだぞぉ。


そうつぶやきながら、、、、

   、、、、、、、、、、、『芋』でいい?

  
 

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魔球

「今回のカテゴリーは、会社ネタが多いね。」
いつも下読みと検閲をしてもらっているハルさんがつぶやいた。

ハルさん、なんか素敵な『魔球』知らない?
「知ってるわよ、『魔球』といえば東野圭吾。
 宮部みゆきの『パーフェクトブルー』も魔球じゃなかったっけ?
 漫画で言えば、大リーグボールかなぁ。」
そういうのじゃぁなくてさぁ、文章の『魔球』よ。
「何それ?」

過日、御主人様からご指摘いただいたように、
ブログに書く社内の出来事には、注意している。
どんなに面白いネタだって思っても、
ストレートに書くわけにはいかない。
だから、変化球に頼る事が多くて、
結局の所、少しの真実と、ほとんどの妄想で、
もしくは、少しの真実と、ほとんどの歪曲で綴っている。
毎回同じ変化球で、書いている私も辛いし、
読者の皆様も、又かぁって、思っておいでに違いない。

だからね、画期的な文章の『魔球』を探してるのよ。

大リーグボール3号、、原画、川崎のぼる
「バッカじゃない。
 現実には『魔球』なんてありえないのよ。
 目的は、勝負に勝つことでしょ。
 たとえば野球なら、ちょっとだけ変化させて
 バットの芯を外せばいいんだわ。
 魔球を投げる事より、バッターとの駆け引きが大事なのよ。
 魔球に頼りすぎるから、星飛雄馬の腕は壊れたのよ。」

なるほどぉ、、、

「だから、ブログだって、
 ストレートと思わせて、スライドしたり、
 来たぁ、って思わせて、ストンとフォークだったり、、
 あぁ、違うなぁ、、、、
 やっぱ、常にストレートが基本。
 ストレートがあるから、変化球が生きるのよ。」

すげぇ、野球解説者みてぇだ。
でもなぁ、会社関係はさぁ、変化球じゃないと書けないでしょ。
いつも変化球で、たまぁにストレートじゃだめ?




ん~ん、やっぱり文章の『魔球』は存在しないみたいだ。
御調教記事は、まぁストレートでもいいけど、
会社関係は、変化球に頼らざるを得ないなぁ。
真実と虚構の境目を気づかれないように、
フォーサイスや伴野 朗みたいに、、って、それも難しい、、。
申し訳ないけれど、これからも、へなちょこカーブを投げ続けよう。
まぁ、そのうち、大リーグボール会得するから、待っててね。



それにしても、、、、
星飛雄馬って、今頃どこでどうしているのだろうね。
年金生活なのかしら、、、?

アホ!






  特別付録

    初回エントリーから本日まで、
    「アホ」って何回書いたか、検索してみた。
    775エントリー中、73回あった。
    初めの頃は少なかったのに、最近、回数が増えたようだ。
    でもぉ、そんな検索をすること自体、、、アホじゃぁ。

    あっ、一回増えた。74回!!
 


 

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みそひと(吊)


勝手な思い込みかもしれないけれど、
御主人様が吊り調教をなさる時は、妥協がなく真剣だ。
SМ行為に痛みや羞恥があるのは当然としても、
『吊り』には、特別の恐怖がつきまとう。
他のどんな御調教よりも、命を預ける、そんな気がする。

ひたすら御主人様を信頼して、全てをゆだねる、、、。
それこそが、М女の心をくすぐる所以なのかもしれないけれど。



  ***************************

  北門に 一人佇む主ありて
  手を振り 声上ぐ
  あたりかまわず

  ***************************



-- 吊 --


 古民家に
 憧れを持つ主なれば
 太き柱と梁の故なり


 ひとばらい
 去りし仲居に目もくれず
 強度確かめ結ぶ麻縄
吊られた手首 体ささえる、、、

 慎重な今日の主の縄捌き
 吊られて浮かぶ
 我を夢想す


 全身が
 不随意筋となりにけり
 吊られた手首 体ささえる

 
 トウシューズ
 爪先立ちたるバレリーナ
 吊られた姿 それによく似て


 風鈴のごとくに吊られ揺れる我
 涼風は無し
 鞭が風切る


 荷造りをするがごとくに廻る縄
 逃げる床板
 近づく天井


 頬骨に集まる血潮感じたり
 あのコテージの
 逆さ吊りの日

解かれた縄に 陶酔の時、、、
 カラカラと
 滑車の緩む音がする
 解かれた縄に 陶酔の時





  ***************************


「みそひと」は久しぶりだ。
前回、こらえきれずに、SМ短歌から離れて「震」を詠った。
三行詩もやめて、二行詩で、私なりに、ひたむきに詠った。
SМ短歌に戻す事が不遜で、節操がないような、
そんな気がして、しばらくお休みにしていた。

長い時間が過ぎて、マゾ虫がザワザワと動き出したので、
まぁ、あれはあれ、これはこれ、なんていい訳を言いながら、
今回の「みそひと」を綴ってみた。

考えてみれば、SМ短歌を綴れるのはとても幸せな事なんだろう。
もし、被災なさった方がお読みだったら、
あれはあれ、これはこれ、という事で、お許しいただきたい。


じゃぁ、又。      レイ
 


   震災の地鳴りに震え九ヶ月
   はや九ヶ月? まだ九ヶ月?

 

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実家

「レイさん、相談があるんだけど、、。」

あらためて相談、なんて言われると、つい身構えてしまう。
なになに? 深刻な話?
「いや、そうじゃなくて、レイさん、年末、どうする?」
あぁ、それなら、私も相談したかったわ。
実はさぁ、実家の親からね、
浪人、大学時代、実家で年を越した事がないんだから、
今年くらい、年末に帰って来い、、ってさぁ、言われちゃって。

「まぁ、私も似たようなもんかなぁ。
 親父がさ、健診受けたら、再検査の通知だったらしくてさ、
 お前と過ごす最後の年末年始かもしれないぞ、
 なんて言いだして、、、」
そんなに具合が悪いの?
「いや、単に再検査にビビってるだけらしいけど、
 たまには、親孝行の真似事でも、って思ってさぁ。」

賢治様に連絡してみようか、、、。



「そりゃぁ、実家に帰るのが優先に決まっている。
 もし、俺のせいで、ご両親に寂しい思いをさせたのなら謝る。
 、、、
 じゃぁ、クリスマスを派手にやるか。
 紗江の所はどうだ?
 まぁ、どんな展開になるかは、紗江の気分しだいだけどな。
 連絡しとくから、クリスマスの3連休は空けておいてくれ。
 年末年始は、、、、
 たまには、お前達がいない正月も、新鮮かもしれないな。」


まぁ、そんな『新鮮』はご勘弁願いたいとは思うけれど、
でも、賢治様、どうやってお過ごしになるのですか?
まさか、、、、

「紅白歌合戦」の出場歌手をチェックしたりはしてないですよね?



 

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黄色いベンザ

 
「だだいまぁ、、、ズズゥ、、、」
とんでもない鼻声で、ハルさんが帰ってきた。

何その声、別人みたいよ。
「うん、風邪だなぁ、今年は、鼻から、ってな感じだぁ。」
ちょっと待ってね、今、薬、出してあげる。
「いや、いらないよ。風邪薬買ってきたから。」
そう言いながら、レモン缶チュウハイを6本、ドンって。
なにこれ?
もちろんハルさんではなく、水野 裕子さんです
「コンビニでさぁ、薬買おうと思ってね。
 、、あなたぁの風邪に狙いをきめて、ベンザブロック、、、
 なんて歌いながら、探したけど、売ってねぇの。
 だからさぁ、鼻風邪には黄色いベンザだよなぁ、、、
 そう思って、彷徨ってたら、この黄色が目に入ってね。
 この缶チュウハイがさ、
 『私を呑んで元気になって!!』
 そう私に語りかけて来た訳よ。
 絶対、ベンザより効き目があると思ってね。
 ビタミンCだって、たっぷりでしょ。」

ハルさん、一つだけ言わせてくれ。
酒を呑みたいんかい、風邪を治したいんかい、、、。
「酒を呑みながら、風邪が治ったっら最高じゃん♪」


「あなたぁの風邪に狙いをきめて、ベンザブロック、、、」
トイレから、そんな鼻声が聞こえる。
便座に座って、、ベンザかよぉ、、、。くだらねぇ。
次は、、お風呂場から、
「あなたの風邪はどこから? わたし、、鼻から、、」
オイオイ、風邪で風呂はいいのかぁ、、?

たのむから、風邪うつさないでくれぇぇぇ、、、
「うっ、寒っ。」
そう言いながら、私の布団にもぐりこんでくるハルさん。
「誰かにうつすと、風邪って治るらしいよね。」
オイオイ、私ぁ、年末進行って程じゃないけど、
すげぇ忙しいんだぞ。
「大丈夫よ、
 次はもうちょっと度数の高い缶チュウハイにするから。」
言ってる意味が分からねぇ、、。

もし、私が熱を出したら、青い缶チュウハイなのかぁ?
もし、私の喉が痛んだら、銀の缶チュウハイなのかぁ?

何味だ?、、、飲みたくねぇ、、、、。



 

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自己査定

猛烈に忙しい、、、。
なのになぜか、「業務改善、残業時間を減らせ」、、だとよ。
自分なりに、効率化を求めて、工夫して、、、、。
それでも終わらない仕事量。
私の能力不足なのかぁ?
現場で一緒に働いてる上司が言うのなら納得もするけれど、
結果の数字だけを眺めているお偉いさんには言われたくねぇ。
それにどうして、こんなに忙しい今の時期に、そんな事言い出すんだ? 
我社の業績、そんなに悪いのかぁ?
まぁ、右肩上がりの高度成長時代ではないし、
時代的に、経費節約モードは分かるけど、、、
たぶん、仕事量に対して、人員が少なすぎるんだぁ。
特に意味はありません、、右肩上がり、、、、


仕事慣れした、仕事慣れしすぎた先輩の言葉、、
「レイ君、仕事が早く終わっても、
 ギリギリまで、仕事してるフリをしたほうがいいぞ。
 下手に早く仕上げちゃうと、次はもっと過酷になるからな。」

まぁ、一理だ、という気はするけれど、
でもそれもちょっと違うと思う。
私が今目指しているのは、スキルアップであって、
けっしてオジサン的処世術じゃぁないからなぁ、、、。

残業しないで、膨大な仕事をこなせかぁ、、、。
暗に、、、サービス残業しろって言ってるのか?
社会が、組合が、真っ向から否定しそうだぞ。

でもなぁ、、、社内でどんな事情があろうとも、
お客様は、やっぱり結果を待っている、、、。



とりあえず、私が出した結論。
部所の他の誰よりも早く出社している。
他の人が出社する頃には、
仕事メールのチェックや、その日の段取りなど、
雑用的仕事は、終えている。
これが、実にいい。
始業時間には、しっかり本業に専念できるから、、、。

早朝出勤って程ではないけど、
まぁ、サービス残業、朝バージョンってとこだろう。

実を言えば、御調教のない土曜日は出社してるけどね、、



こんなに努力してんだぞ!!
冬のボーナス! 、、500万円は下らないに違いない!

、、と、勝手に自己査定していたのですが、、、、
まぁ、そんなはずは、なかった、、、、


、、、、、当然だろうけど。



  

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女の子すわり

 
「この格好の座り方って、正式名称はなんて言うんだろう?」
この座り方の正式名称?、、、、
女の子すわりする私達の周りを廻りながら、
御主人様が、おしゃった。
「まぁ、これで股間にディルドゥでも刺さってれば、、、
 ん~ん、、、『咥え座り』、なんだろうけどなぁ。」





あの日以来、私達の間では、この座り方を、
『咥え座り』と呼んでいる。

「ほら、ちゃんと正座しなさい。咥え座りはダメよ。」
ってな具合に。

咥え開脚、、、、?
でもさぁ、これが咥え座りなら、
バレーダンサーや体操選手の180度開脚は、咥え開脚かなぁ?

「そりゃそうよ、
 相撲取りは、咥え股割り、、、坊さんは、咥え座禅、、
 ってなもんよ。」



お相撲さん、お坊さんのは、、、想像したくねぇ。

   、、、、咥えらんねぇし、、、  


 

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日本海側のクリスマス寒波が、
山脈の隙間をぬって、この山にも雪を運んできたらしい。

車は路面の薄い雪を蹴散らして山道を進んでいく。
車が坂道に疲れだした頃、紗江さんの料亭が見えてきた。

お盆の時以来だ。、
あの時は、マゾ気分だった紗江さん、今日はどんな感じかしら。
御主人様曰く
「どんな展開になるかは、紗江の気分しだい、、」だから、、。

プレゼントは、ちょっとお高い、白と赤のワインを2本持参した。
なんてったって、料亭料理にクリスマスは考えにくかったので、
肉でも魚でも、どちらでもオッケーを狙った次第だ。



「俺は、なにもプレゼント持ってこなかったなぁ。」
「あら、いやだ。
 賢治さんにプレゼントいただこうとは思いませんよ。
 先日みたいに、接待や忘年会で当店を使っていただければ充分。」
 、、、
 でもぉ、せっかくですから、、、、」

紗江さんの目がきらりと光って、、、、紗江様に変身した。
「じゃぁ、賢治さん、
 このワインにあう料理をご馳走してくださいな。」

御主人様は、しばし思案中。
「ローストチキンやビーフ、叉焼はすぐに思いつくけどなぁ。
 、、、、、、
 よし、紗江、今日は白ワインにしよう。
 ハル、レイ、脱げ!」





麻縄が体を廻って、
私達は、、、、、、蟹になった。
白ワインにあう素敵なカニ料理、、、、?
「あぁ、この蟹達、素敵だわ。活蟹なのね。
 確かに、生きた毛蟹は、鋏で怪我しないように
 こんな風に縛って売ってるわね。」
うっとりと拘束された私達を眺めていた紗江様が、
付け加えるようにこうおっしゃった。
「どうやって茹でようかしら?
 熱湯風呂に放り込む?、、、、」
「いや、蟹としては、まだ未完成だ。
 調理は俺に任せろ。
 真っ赤に茹でて、もっとうまそうにしてやる。」


歯を食いしばって、熱さに耐えている、、、。
蟹として未完成の私達に、甲羅が作られていく。
赤い蝋が、胸に背中にお尻に、
しっかりと赤い甲羅を作っている。
「蟹の卵巣は甲羅の中だよな。」
「グェ、、、そっ、そこは、、、」
ハルさん蟹の股間に蝋が垂らされる。

ギャァ、熱っ、、、当然私の股間にも、、、、。



「賢治さん、そろそろ、蟹、食べましょうよ。
 皮をむいてくださいな。
 白ワインも開けましょうね。」
「よし、食べやすいように、しっかり皮をむいてやるからな。」


ギャァー、、、
グゥアァー、、、、

体中にできた甲羅を、バラ鞭が容赦なく引きむいている、、。
身動きの取れない蟹達は、
それでも体を揺すって、必死に抵抗するけれど、
所詮、無駄な足掻き、、、、、、



「紗江、よく見てみろ。
 おマンコから、なんか流れてきたぞ。
 まさか、蟹味噌じゃぁないよな。」

「私がちょっと、味見してもいいですか?」




ワイングラス片手に、紗江様が近づいてくる、、、





              2011年12月23日の事でした。
 

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クリスマスソング

紗江様が食器を洗っている。
御主人様は、クリスマスの飾りつけ中だ。
私達は、、、、クリスマスツリー、、、だ。

あらぁ、素敵なクリスマス吊り、、、、、
食後のお茶を運んできた紗江様が、驚いたようにおっしゃった。
「あらぁ、素敵なクリスマス吊りねぇ。
 和食料亭では、クリスマスなんて関係ないと思ってたけど、
 賢治さん、素敵なプレゼントありがとう。」


静かな静かな時間が、ゆっくりゆっくり流れている。
薄く積もった雪が
冬の陽射しで溶ける音さえも聞こえてきそうなのに、
でも今、私達の耳を震わせているのは、
『クリスマス吊り』の荒い息だけだ。


「俺、街育ちだからかなぁ、
 こんな静かなクリスマスは初めてだ。」

「♪ I'm dreaming of a white Christmas
   Just like the ones I used to know ♪」
紗江様が、そっと歌いだす、、。御主人様がそれに続く、、
「♪ Where the treetops glisten
   and children listen
   To hear sleigh bells in the snow. ♪」
紗江様は、うっとり、御主人様の肩に頭を乗せて、、、、。

「ねぇ、賢治さん、ツリー達にも何か歌わせましょうよ。」
「そうだなぁ、ちょっと陽気な歌がいいか?
 それとも、卑猥な歌か?」
紗江様が、心得ているとでも言うようにおっしゃった。
「当然、卑猥を伴奏にして、陽気なクリスマスソングよ。」


私の股間に差し込まれたバイブが、股縄で固定される。
バイブのスイッチが入ると、もうそれだけで、
、、喘ぎ声が止まらない、、、、
どうやら、私が、卑猥な伴奏担当らしい、、、、。

隣のハルさんのお尻に、強烈な鞭が走った。
「ほら、ハル、陽気なクリスマスソングを歌え!」

「まっ、、、、
 ♪ 真っ赤なお尻の、、、、ギャ
   トナカイさんは、
   いっつもみんなの、笑いぃ者、、、♪、キャァー」

あぁん、うぅんの卑猥伴奏に合わせて、
ハルさんのクリスマス鞭ソングは続いている。
紗江様のアンコールにお応えしながら、、、、、。



「あぁ、賢治さん、素敵なクリスマスイブよ。
 最後に、もう一つだけ、プレゼントしてくださる?
 私、逆さツリーが見てみたい。」




クリスマスソングは、、、歌えない、、


『逆さツリー』は、、、、息も絶え絶えで、、、、


、、、、、クリスマスソングは歌えない、、、






              2011年12月24日の事でした。
 

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クリスマス寒波

 
「あぁ、うまい。
 俺、日本人でよかった。寒い朝は、やっぱり味噌汁だよな。」
熱々の味噌汁をすすりながら、御主人様がおっしゃった。

「そうねぇ、今朝は一段と冷えたわねぇ。
 そういえば、去年もクリスマス寒波がありましたよね。」
「どっかの国道で、何十台もの車が雪に閉じ込められて、、、
 自衛隊が出動したんじゃなかったっけ?」

「ねぇ、賢治さん。
 牝奴隷って、どのくらい寒さに耐えられるのかしら。」
「バーカ、牝奴隷だぞ。
 俺が命令すれば、一晩中でも外で正座してるさ。全裸でな。
 なっ、レイ?」
ハイ、もちろんです、御主人様。
って、こんな時、他に答えがあるはずがない、、、、、。

「それは、かわいそうよ。」
「かわいそう? 紗江が言い出したんだぞ。」
「いえ、そういう意味じゃなくて、
 目的もなく全裸で正座じゃ、かわいそうって事。」
「目的?」
「そう、たとえば、麓のコンビニに買い物に行かせるとかさぁ。
 もちろん全裸で、雪道を歩いていくのよ。」
「あぁ、それなら牝奴隷も目的を持ってがんばれるってもんだな。
 なっ、ハル?」
「ハイ、もちろんです。御主人様。」
って、こんな時、他に答えがあるはずはない、、、、、。

「よし、今日の調教は決まりだ。
 クリスマス寒波、雪中行軍!、全裸でコンビニのエロ本買い!!」

いつもながら、御主人様と紗江様のSМ調教掛け合い話は巧妙で、
こうして、少しずつ奴隷達に不安と恐怖を与える言葉責めだ。

でも、まさかね、、、、、
そんな風に、半分高をくくっていた私は、まだまだ未熟者。
御主人様と紗江様のS度を、理解していなかった、、、。

さすがに、全裸コンビニエロ本買いは、なかったけれど、
クリスマス寒波、雪中行軍は実行、という事になった。



紗江様が部屋の暖気で曇ったガラスを拭いている、
もう、それだけで、外気の冷たさが分かってしまう、、。

「レイ、ハル。向こうの高い木が見える?
 あそこまで行って、オシッコして戻ってくるのよ。
 私達は、暖かいこの部屋からしっかり応援してるわ。」
御主人様にお茶を差し出しながら、
「でも、足が冷たいでしょうから、
 このサンダル履いて行っていいわよ。」
奴隷の足を心配してくださるありがたいお言葉だ、、、、。

「ハル、レイ。全裸では寒いだろうから、
 俺が、防寒服をプレゼントしてやるぞ。」
御主人様が、後手縛りをしてくださった、、、。
奴隷の体を心配してくださるありがたい後手縛りだ、、、、。

キリッとした真面目な顔で、主人様がおっしゃった。
「ハル、レイ。心頭滅却、とは言わないが、気を引き締めろ。
 生半可な気分では、死ぬぞ。」



ここは雪国でもないし、それほど標高が高いわけでもない。
だから、かすかに積もった雪で雪中行軍は大げさだろうし、
雲の切れ間から薄日さえも射しているけれど、
それでも私達は必死だ、、、。必死に気を引き締めて、、、

あの高い木は、まだまだ遠い、、、、。
つま先が冷たい。指先が冷たい。
雪以上に、吹き付ける風が、体温を奪っていく、、、。
震えが止まらない、、、、。


ねぇ、ハルさん、
こうしてがんばって、御主人様や紗江様に喜んでいただければ、
きっと、ご褒美があるよねぇ。
紗江様が、暖かいお風呂を沸かしてくれてるとかさぁ、、。

「レイさん、分かってないわね、まだまだ未熟よ。
 お風呂は、あるでしょうけどね。
 でも、たぶん昨日の夜の残り湯よ。
 それで、紗江様がおっしゃるのよ。
 『残り湯でも外の寒さよりは暖かいでしょ』、、って。」

、、ハルさんの話し声も震えている、、



 、、、、『 向こうの高い木、、』 は、まだ遠い、、。



残り湯でも、お風呂に入りたい。

、、、たとえ未熟者と言われても、、、。



              2011年12月25日の事でした。
 

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親不孝娘

浪人の時、年末はアパートで除夜の鐘を聞いた気がする。
大学時代は、賢治様と毎年過ごした。
だから、もう5年も年末年始を実家で過ごしていない。
ひたすらに、親不孝娘だ。
まぁ、今は、父も母も、兄の孫に夢中だから、
きっと娘の事は忘れているのだろうけれど、
今年は親孝行の真似事をしようと思う。



「疑っている訳じゃないんだけどね。切符見せて。」
ハルさんが、私の帰省の切符を確認して、実家に帰っていった。
オイオイ、今年はちゃんと実家に帰りますヨォ。
一人抜け駆けなんかしませんから、ご安心を。





今年最大のニュースは、私の就職になる予定だったけれど、
ひたすら、『東日本大震災』に尽きてしまう気がする。
たくさんの犠牲を払って、世の中に『絶対』はないと学んだ。

仮設住宅での暮し、海岸地域からの集団移転の決断、
原発事故非難区域の見直しの話、、、、
細切れなニュースは伝わってくるけれど、
被災した皆様方は、どんな年末をお迎えなのだろう。
来る年が、希望に満ちた素敵な年であることを願うばかりだ。


そんなこんなで、私も、夕方の列車で実家に帰る。
そんなこんなで、今年のブログもここで筆をおくことにする。


皆様、よいお年を ♪

             じゃぁ、又。  レイ



   まぁ、1月2日には戻ります、、、という予定。
 

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