FC2ブログ

御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

砂かぶり

過日、大相撲をご覧の御主人様にお聞きした事があった。

砂かぶり、ってなんですか?
「大相撲の土俵周りの席だよ。
 ぶつかり合いの音も、息づかいも間近で聞こえるし、
 それこそ土俵の砂も降ってくるし、
 油断してると、お相撲さん自身が転がってきたり、、、、
 相撲の迫力を肌で感じる席らしいぞ。
 まぁ、招待なんかで買い占められて、
 一般人はなかなか手に入れられない席らしいがな。」



なんて事はない、私はいつも砂かぶり席だ。

縄のきしみも、喘ぎも、溜息も、悲鳴も、恍惚も、
私はいつも、SM砂かぶり席で、ハルさんを見つめている。
ハルさんの息づかいを肌で感じている。

もちろん私が土俵にあがっている時は、
ハルさんが、砂かぶり席で私の痴態を見つめている。

二匹の奴隷だから許される、最高の特上席だ。
まぁ、お客さんというよりも、
砂かぶり席で次の出番を待つ力士というほうが正しいけど。


本当はね、砂かぶり席に誰もいない、
二匹が土俵にあがっているのが最高だけれど、
いつもいつもそれを望むのは、
体力的にも、精力的にも、、無理というものかな?



んーん、、、スッポン鍋って、どうやって作るの、、、、

 

PageTop

女子大生

疲れた疲れた、忙しい忙しい、なんて言いながら、
週末土曜の夕方は、御主人様のマンションに押しかけている、。
土曜出勤も二週連続なら、
このマンションに来るのも、二週連続じゃぁ。
御主人様もお疲れだから、派手な御調教はないけれど、、、。


夕食後、キッチンで食器洗いをしていると、
「キャァー」なんて言いながら、ハルさんが逃げ回っている。
「マテェー」なんて言いながら、追いかける御主人様、、


御主人様曰く、
「ハルももうすぐ卒業だからなぁ、、、
 女子大生を強姦するのは今しかないんだよな。」
ということらしい。

女子大生最後の強姦、、、、?
強姦魔に貫かれて、女子大生の体が反りかえるその瞬間、
ハルさんと目があったような気がした。
先週の『不満』を晴らしていただいているハルさん、、、


私は、キッチン砂かぶり席で、
その奔放な痴態を微笑みながら見つめている。

微笑みながら見つめることができた、、、と思う、、
ちょっと涎を垂らしながら。




変な言い草だけれど、御主人様、ありがとうございました。
これで、先週の『借り』は、返した事になるのかな?


              2013年3月2日の事でした。
 

PageTop

レンコン

「あぁ、レンコンが食いたくなった。」
突然、御主人様がそうおっしゃった。

私は、すかさず、キッチンの野菜を確かめ、
財布を握って、八百屋さんに走る、、、。
、、、
いろんな具材で、煮物もおいしいけどなぁ、、、
すぐに召し上がりたいんだろうから、、、
レンコンとゴボウのキンピラ、、、

口いっぱいに頬張るように、召し上がっていただいて、、
それが、昨晩の事だった。



「ビタミンや栄養素についてはなんにも分からんけど、
 どう考えても、レンコン、ゴボウの命は、あの歯ごたえだろ?
 ドロドロに融けそうに煮込んだレンコンは想像できん。
 それと同じだ。
 股縄が緩かったら股縄している意味がない。」

レンコンをすりおろして、とろみ付けにも使いますよ、、、
なんて、御調教に水をさすような事は言ってはいけない、、、。


レンコン股縄の歯ごたえ、、、、、?
『レンコン股縄』の歯ごたえを、股間で味わっている私達です。




           2013年3月3日の事でした。
           
  

PageTop

さんすけ

「いざ、大規模地震なんて時はさぁ、
 私達、絶対ここに避難しなくちゃいけないの?」

ハルさんと買い物をした帰り道に、
地域の指定避難場所を、確認した時の事だ。

絶対って訳ではないけれど、
ここに来れば、それなりの災害時の備蓄はあるって事でしょ。
それに、多少は顔見知りの人もいるから、心強いわ。
「あぁ、さんすけ、だね。」
さんすけ?
「自助、共助、公助よ。」
なるほど、さんすけって言うのかぁ。

「でもさぁ、ウィークデーの昼間だったらどうするの?
 私も、レイさんも自宅からは遠いわ。」

都内での大規模帰宅困難者訓練で言ってたみたいだけど、
とりあえずは動くな、が原則みたいだよ。
私は、会社に留まるわ。
社員食堂の奥に、水、食糧の備蓄があるらしいから。

「うん、私もそうするしかないんだろうけど、
 でもね、とりあえずは動かないにしても、
 最終の避難場所はさぁ、、、。」
なに?
「あの避難場所には逃げないからね。
 何十キロ歩いたとしても、
 賢治様の町内の避難場所に逃げ込む事にする。」

うん、そうだねぇ。
同じ『共助』だとしても、賢治様との『共助』がいいよねぇ。
私も、その『さんすけ』にするわ。

会社の私のロッカーには、
安売り980円のスニーカーがしのばせてある。




関東大震災から今年で90年。
阪神淡路大震災から18年。

そして、東日本大震災から、もうすぐ2年。


 

PageTop

明日じゃない

私達のマンションに、賢治様がおいでになった。
「区切りとしていい機会だからな。」
御主人様のそんなご提案で、
家具の転倒防止器を付け替えた。
冷蔵庫を鎖で壁に固定したり、
家具を伸縮棒で抑えたり、楔形のストッパーを差し込んだり、
観音開きの戸棚にかんぬきみたいな金具をつけたり、、、。

でもなぁ、、ここはボロマンションだからなぁ、
耐震補強予定なんて言ってたけど、、、、
巨大地震だったら、まず建物自体が心配だよねぇ。

「俺のマンションは、耐震設計で倒壊だけはしないらしいぞ。
 あそこにいる時に地震があれば、安心だ。」
「でも、その時は、きっとぐるぐる巻きに縛られているんですよ。」
「よし、その時のために、縄抜けの練習するか?」

オイオイ、私達ぁ、くノ一じゃぁ、ねぇぞ。
地震が来たら、関節はずして縄抜けしろってかぁ?







たとえば、降水確率が50%だったら、傘を持っていくよね。
首都圏直下地震とか、東海、東南海、南海地震、、、
その発生確率が70%、80%、って言われているし、
宮城県沖にもまだ歪エネルギーが残っているらしいのに、
私達は、地震に対する傘を用意しているの?

降水確率は、今日明日の事だけれど、
地震は、「必ず来るけど、明日じゃないよなぁ、」なんて、
何の根拠もない油断の中で毎日を過ごしている、、。

国、地方の行政機関や各研究機関が、
地震予知を研究したり、耐震化を進めているし勧めてもいる。
それでも、一般家屋の耐震化はまだまだだろう。

恐れすぎてはいけないけれど、みくびってもいけない。
私達庶民は、今できる事から少しずつ、、それしかない。
大規模地震が来ても平気でやり過ごせる、そんな社会になるまで、
「明日じゃない」事を、願うばかりだ。



東日本大震災から、今日で丸二年。
あの瞬間で時が止まってしまっている皆様もおいででしょう。
少しずつ時を動かしだしている皆様もおいででしょう、、

復興に尽力なさっておられる皆様に敬意を表するとともに、
いまだ避難生活をなさっておられる皆様への応援と
亡くなられた皆様への鎮魂の想い、、、、、、、、黙祷、、、




            2013年3月11日 


               2011/03/11 あの日を忘れない


 

PageTop

四捨五入

「私も、大人になったなぁ、、、、」
なによ、しみじみと。
「ん? だってさぁ、こうしてさぁ、
 漬物だけで、お酒を飲めるんだよ。」
ふーん、それは大人じゃなくて、オヤジじゃね?
「うん、だからね、オヤジじゃなくしてくれる?」

ん??
はいはい、湯豆腐でよければ今作るわ。

「おっ、さすがレイさん、おっとなぁ、、。」
 やっぱ、私ぁ、まだまだガキだね。、
 四捨五入すれば二十歳だからね。
 四捨五入で三十のレイさんにはかなわないわ。」

なによぉ、いきなりぃ、、、。
私だって、二十歳だよ、、、、、
ハルさんだって、あと一ヶ月で、五捨六入、したくなるわ。

「むふふ、でもレイさんは、あと五ヶ月で、六捨七入、、、、」



おいおい、湯豆腐、作ってやらねぇぞ、、、、

 

PageTop

残雪

「登山というとちょっと大げさだけれど、
 かといって、ピクニック気分では登れない。
 まぁ、久しぶりの登山にはちょうどいいし、、、」

そんな低山で、過日の約束どおりハルさん卒業就職祝いの山行だ。

春の陽気に誘われた、たくさんの登山者とすれ違う。
私達は登りで、、、、彼らは下りだ。
「まぁ、半日コースだから、
 ゆっくり登って、頂上で昼飯食って、
 ゆっくり下ってきても、午後3時くらいには麓だ。」
そんなコースを、私達は、昼過ぎから登りだした。
「そんな山だからな、この山でキャンプする奴はいない。
 誰もいない頂上付近は、俺達が独占だな。」
独占状態だから、アウトドアSMし放題、という事なの?


「よーし、あと10分もかからず山頂だ。
 今日のキャンプ地はここにしよう。」
登山道脇の開けた平地に、ザックを置き、テントを張る。
日当たりがいいので、そこはテン場には最適だけれど、
あたりは、あちこちにまだ雪が残っている。

「ハル、レイ、まさかお前達、その格好で山頂に行くのか?」
登山靴にオーバーニー、山シャツを羽織るのはお許しいただいて、
ほぼ全裸で、山頂を目指す。
御主人様がおっしゃるのだから大丈夫だろうと思いながら、
他の登山者がいないことを願う、、、、、、。




「数字の数は何偏だ?」
山頂の木の枝に縛られた両腕が吊り上げられ、
まるで構えるように、ハルさんがお尻を突き出している。
その白いお尻を眺めながら、御主人様が突然そんな事を言った。

女偏じゃありませんよね、右側の「のぶん」です。
「なかなかできるな。
 じゃぁ、漢字の成り立ちを知ってるか?
 元々はな、ノブンは鞭打つ形で、左側が髪を結った女だ。
 だからな、鞭打ちの時はその数を数えるのが礼儀だ。
 おい、ハル、聞こえたか?」
「はい、御主人様、鞭打ち御調教、お願いいたします。」

軽くハルさんのお尻を撫でたバラ鞭が、
大きな弧を描いて、そのお尻で鋭い音をたてる。
ハルさんは、一度体を硬直させてから、、、
「いっっ、、かぁぁーい、、、」
叫びにも似たその声と鞭音は、麓までも聞こえそうだ。

20回目の鞭音と20回目の叫びの後、
御主人様が、その鞭を私に渡しておっしゃった。
「ハルの卒業就職を祝ってやれ、、」って。

震える手でその柄を握る。
麓は春でも、まだまだ山頂の気温は低い。
ましてや屋外での鞭打ちだ。そのお尻の痛みは想像以上だろう。

年末の鞭打ち講習会を思い出しながら、バラ鞭を振り下ろす。
ベチョ、、そんな音しかしなかった。
「20回、、、」
気丈にもハルさんは、鞭打ちとは認めてくれなかった。
三度目くらいで、やっと鋭い鞭音がした、、、。
「にじゅぅぅぅいちぃぃぃ、、、。」

膝が崩れたハルさん、、残雪を黄色く染めて、、、
御主人様の鞭で、「よんじゅぅぅぅ、、」を数えた後、
大きく枝がしなったと思ったら、ハルさんの膝が崩れた。
苦痛なのか快感なのか、、それとも忘我なのか、、、
縄にぶら下がるようになったその股間から熱い液体が流れ、
残雪を黄色く染めた、、、、、







           2013年3月16日 夕方の事でした
 

PageTop

きすまち

今日の夕食は簡単だ。
パックのご飯と、レトルトカレーと、カップ味噌汁、、、。
準備は、、、お湯を沸かすだけ。
ブタンガスがゴウゴウ言って、コッヘルのお湯を沸かしている。
まぁ、一番時間がかかるのは、ご飯かな?
電子レンジなら1分、三食でも3分でできちゃうけど、
それではさすがに出来上がりが早すぎるだろう、、、、
だって、、、、、、
テントの中からはハルさんの喘ぎが聞こえているから、、、、。

今日はハルさんの卒業就職祝いの山行キャンプだから、
私が一人、外での夕食当番はしかたがないなぁ、、、、

だいぶ冷えてはきたけれど、
風もなく、西の空には月が輝いている、、、、。
もちろん今私は、全裸ではないし、、、、


「あっ、御主人様、イキます、、、イッちゃいますぅ、、、
 あっ、あぁぁ、ぁぁ、、、、ありがとうございますぅぅぅ。」
ハルさんのメゾソプラノが、山中に響いた、、、。




これが、きす待ち月、、、、、、
夕食後、バーボンを飲みながら、御主人様がおっしゃった。
「いい月だなぁ、、、
 三日月?、、よりは、ちょっと太いな?、
 三日月と上限の月の間は、なんて言うんだろうなぁ。」

私は微笑みながらつぶやいた。
、、まぐわい月、、、、

「レイ、お前うまいこと言うなぁ。
 今日はハルの祝いの日だからな、堪忍してくれ。」
そうおっしゃいながら、深い深いキッスをしてくださった。

御主人様、、、訂正します。、、、きす待ち月、、です。





きす待ち月は、もうだいぶ傾いて、西の山陰に消えそうだ。

二匹の奴隷達は御主人様に体を寄せて、月を眺めている、、





         2013年3月16日夜 旧暦2月5日 月齢4.



 

PageTop

舐める

「私が満足するまで、舐めさせてあげるわ。」
意味が分からん。文章の上と下に矛盾があるし、、。

どうして私がハルさんの股間を舐めなきゃいけないの?
「先日、賢治様をゆずってくれたご褒美よ。」

まぁ、全ては賢治様のご意思だったし、、
私だって、ゆずった、、そんなつもりはないけど、、、、

ハルさんへのご奉仕、、、、?
ハルさんに奉仕する事がご褒美なのかぁ?
ますます意味が分からん。
それに、こんな明るいうちから?

「じゃぁ、カーテン閉めて、暗くすればいいの?」

いや、そうじゃなくて、私の気分ってのもあるでしょ。

「そんなの無いわ。」


無い、、らしい。



 

PageTop

アリナミン

なにこれ?
「ん? 買い物したら、おまけで当たった。
 肉体疲労時の栄養補給、滋養強壮にアリナミンゼロセブン、
 糖類ゼロで7つの有効成分、フルスルチアミン配合なのよ。」
ハルさんは、自慢げに、瓶のキャッチコピーを読む。
「これはきっと神様のおぼしめしよ。」
どこの神様が、何て言ってるわけ?
「ビアンの神様が、二人の親交と信仰を望んでいるのよ。」
うまい事、言うなぁ、、
でも私、ビアン神なんて知らないし、だから信仰もできないわ。

「レイさん最近、私に対して、嫉妬する事ある?」
ないとは言わないけど、以前のように嫉妬に狂うほどはない。
「そうでしょ、
 国際社会だって、日頃から親交の深い国どおしなら、
 何か問題が生じても、真摯に話し合いで解決しようとするでしょ。
 それと同じよ。
 日頃のビアンが、二人の親睦を深め、
 たとえ御主人様の取り合いになったとしても、
 嫉妬するより、建設的な解決方法を探す事になるわけよ。」

すげぇ、国際社会と二匹の牝奴隷は、同じ次元なんだぁ。

「ほらっ、」
ハルさんが、半分飲んだアリナミンを私に差し出す。
私は、なんとなくの流れでその残りを飲み干した。
「飲んだわねぇ、、、
 よし、栄養補給、滋養強壮完了!
 さぁ、親睦を深めよ!」



ねぇ、ハルさんのビアンって、嫉妬している時なの、、、?


ねぇ、一つだけ教えて。
ハルさんがビアンで私を襲う時って、
私に嫉妬している時なの?

私は、ハルさんの乳首に質問した、、、、、、



 

PageTop

解消法

私の乳房乳首を舐めあげて、ハルさんが質問に答える。

「私はレイさんを羨ましく思う時があるわ。
 あるいは、恨めしく、かしら。
 たとえばさ、御主人様が私だけ使った時なんか、
 レイさんは、多少は嫉妬してるんだろうけどね、
 、、これも御調教だ、、、なんて考えるでしょ。
 私が逆の立場だったらさ、
 なかなかそこまで悟りきれないわけよ。
 私だけ使ってもらったら、ヤッタネ、だし、
 レイさんだけの時は、オノレェ、、だし。」

そうかぁ、、でも、それがビアンとどう繋がるの?

「そこがね、レイさんの得な性格なわけよ。
 どんな状況でも、レイさんのその瞳は、まるで仔犬。
 御主人様や私を完全に信頼しきっている目なの。
 無邪気というかバカというか、、、
 ビアンのフリして痛めつけて、嫉妬解消なんて思っても、
 ついつい、本気でビアンになっちゃうわけよ。」

痛めつけてもいいよ。それでハルさんの嫉妬解消になるなら。

「そう、それそれ、それよ。
 レイさんは、社交辞令じゃなく、心底そう思ってるでしょ。
 だから、ついつい抱きしめてしまうわけよ。
 たまには、本気で乳首に噛み付いてあげようか?」

嫉妬に狂って、噛み切らないように、、、、
ハルさんが、私の乳首に噛み付いた。
まるで洗濯バサミの御調教のように、、、、。

「レイさん、大好きだよ。いつまでもアホな純真さでいてね。
 私が嫉妬に狂って、この乳首を噛み切らないように、、、。」

今日のビアンは、どうなの?

「今日は純粋にビアンよ。
 でも、、せっかくのご要望だから、痛めつけてあげようか?
 いつの日かの嫉妬解消ビアンの先取りで。」

ハルさんが、あの竹のものさしを構える、、、


どうやらハルさんのビアンには数種類あるらしい。
純粋ビアンと、嫉妬解消ビアンと、、、
あぁ、悩み事がある時も、ビアン仕掛けてくるなぁ、、、



「ほら、ちゃんと伏せして、もっとお尻高くあげなさい!!」

バカで無邪気で、
アホな純真さを持った仔犬のお尻で、ものさし鞭が鳴る、、。







一回分、嫉妬解消ビアン、貸し、、、、、

 

PageTop

卒業

学位記授与式(卒業式)においでになったハルさんのご両親と、
夜、少しの時間、お会いした。
「私のせいで、卒業を早めた気がして気が引けるのですが、
 まだ右も左もわからぬ娘です。
 これからも、よろしくご指導お願いします。」
そんな事をおっしゃって、お帰りになった。
お父様は、見た目は、それなりにお元気そうだった。


いえいえ、お父様、お母様。
ハルさんは、右も左もしっかり理解したうえで、
たとえ万人が右に歩き出したとしても、
信念を持って左に歩き出す事ができる豪胆さを持っています。
そして、万が一それが間違いだったとしても、
我を張ることなく自分の非を認めるしなやかさもあります。
友達は多いし、人脈も豊富です。
でもそれは、単に人付き合がうまい、ではなく、
心底相手の立場に立って話ができる性格だからだと思います。

ハルさん、卒業おめでとう、、、、、
永年のお付き合いで、
豪快さ大胆さの陰にある繊細さも、私はよく知っています。
悩み、苦しみ、時には嫉妬する素敵な牝奴隷なんですよ。
私のほうこそ、これからもよろしく、そんな気分です。

社会人として新しい生活が始まるハルさんに、
心から、エールを贈ります、、、、、。




    卒業おめでとう。
    今日のブログは、ハルさんに捧げる。
    (ちょっと褒めすぎたかしら?)



ついで、と言っては申し訳ないけれど、読者の皆様へも。

新入学の学生さん、新社会人の皆さん、
そして、そのほか、
いろんな意味で新しい年度から新しい生活を始める皆様。
それぞれに、それぞれの立場で、
過ぎた日々を卒業し、新たな一歩を踏み出す皆様。
ご卒業おめでとうございます。

充実した日々が訪れますように、心よりお祈りいたしております。



じゃぁ、又。       レイ

 

PageTop

掌編江戸妄想奇譚

居酒屋賢兵衛の話を、もっともっと書きたくなって、
あぁでもない、こぅでもないと、自虐的にもがいていた。
ある時、前回書いた『あとがき的無駄話』から、
フト思いついて、今回の話ができた。

この話だけでそれなりに完結しているとは思っているけれど、
やっぱり、賢兵衛やお礼やお春の話が前提なので、
まぁ、よろしかったら、
前前回の掌編江戸妄想譚 壱~五
前回の『掌編江戸妄想捕り物控 壱~四』を読んでから、
これを読んでいただけると嬉しい。


はてさて、どんな事になりますことやら、、
ご用とお急ぎでない皆様、しばしのお時間を、、。

性懲りもなく又、江戸物?
なんてお思いの皆様、ごめんなさい。
これを区切りに、江戸物からは離れようと、、、、

今回は、一話完結、であります。

************************

れい


 
キッチンで食器を洗っている時、
レイは、貧血のように意識が遠のくのを感じ、
手にしたガラス食器が、ゆっくりと床に落ちていくのを見た。
「あぁ、、、割れちゃう、」、、、、、

カラン、、カラン、、、
板場に落ちた木の椀が、軽い音を立てながら回っている。
何事かと振り向く賢兵衛の気配がする。
「申しわけございません、御主人様。、、粗相いたしました。」
その時お礼は、椀を拾いながら不思議な違和感をいだいた。

悪寒がする。
掻巻を肩まであげようとした時、声がした。
「レイさん、気づいたのね。
 だいじょうぶ? キッチンで倒れたから、びっくりしちゃった。」
「、、、、あぁ、ハルさん、ごめん。大丈夫よ。」
辺りを見回す。御主人様のベッドに寝ている、、、
「でも、まだちょっと、寒い、、。」
レイが握っているのは掻巻ではなく、、、毛布だ。
レイは、毛布を被りながら、不思議な違和感をいだいた。




気持ちは充分受け入れようとしているのに、
体が、それを拒否している。
「お礼、ここの穴は初めてだろうが、
 けつめどまで使えるようになって、いっちょめぇの変態女だ。
 おら、もっと息を吐いて、力を抜け。」
賢兵衛は、指を尻の穴をほぐすようにして刺し込んだ。
あなる、、、お礼の頭の隅を、そんな言葉が行き過ぎる。
あなるって、、、なんだっけ、、、、。
「痛いです、御主人様、お、、お許し下さい、、、。」
そう叫びながら、お礼は、
その穴の快感を、既視のように感じている、、。

「レイ、いい締まりだ。」
御主人様の声で、すーっと意識が帰ってきた。
深く挿入されたペニスからのドクドクを感じて、
レイも、アナルを緊張させながら、ご一緒に果てる事ができた。
フゥーっと、吸い込んだままの息を、やっと吐き出しながら、
「そうかぁ、アナルは、ケツメドって言うんだ、、、」
そっと、つぶやくレイ、、、。




「レイさん、このごろアクメも縄や鞭の酔いも深くなった?」
御主人様はもうお休みだ。
ハルと二人、ワインを飲んでいる。

「うん、深くなったのかどうかは分からないけど、
 意識がどこかに飛んでいくのを感じる、、
 不思議な感覚なのよね。
 プールのウォータースライダーを滑り落ちてる感じ。
 でもね、キャァキャァは言ってないのよ。
 後手縛りなら、そのままの格好で喘ぎながら滑り落ちてくの。」
「ふーん。滑り落ちた先は、どこなのよ。花園?」
「あのね、たぶん、江戸、、、、」
「江戸って、江戸時代って事。」
「うん、あの居酒屋賢兵衛にいるお礼の中、、、、。」
「江戸のお礼さんと現代のレイさんが入れ替わってるって事?」
「あぁ、それは気づかなかったなぁ。
 そうかぁ、私の意識が江戸に行っている時は、
 江戸のお礼さんの意識は、私の体の中にあるのかなぁ?」
「あぁ、それアタリかも、
 時々、仕草や言葉使いが変な時あるもん。」


意識だけが、江戸と現代を行き来する、、、、
そんな事、ありえるのだろうか、、
ましてや、レイとお礼の意識が入れ替わるなんて、、、、、

しかしながら、現実に、レイはそれを体験している。
先日も、水道の蛇口をひねろうとして、
実際には、水がめの柄杓を握っていたし、
レンジのコックを回そうと思いながら、竈に薪をくべていた。
意識は現代人のレイでも、お礼の体は江戸の生活を続けている。




私の指先は、マンションの壁?、、居酒屋の羽目板、、、、?
今日は鞭打ちの御調教だ。
マンションの部屋の壁に両手をついて、お尻を突き出す。
「卑猥でいい格好だぞレイ。歯を食いしばれ!」
賢治の容赦のないバラ鞭が、レイの尻を切り裂く。
「あぁ、、あ、、ありがとうございます、、御主人様ぁ、
 あっ、あっ、イキます、、イッちゃいます、、、。」

崩れそうな体を、羽目板に伸ばした指先で必死に支え、
隣の、お春を責める鞭音を聞いている。
お春の尻や内股に当たるささら鞭のその音だけで、
お礼は自分の股間が濡れていくのを感じている、、、。




「御主人様、御調教ありがとうございました。」
「おぉ、久々の鞭打ち、ちょっと俺も疲れたな。飯にするか。
 疲労回復、精力増強、、、
 ニンニクたっぷりのぺペロンチーノ、厚切りベーコン添え、
 で、どうだ?」
ペペロンチーノ?
、、、しばし考えて、あぁ、、、と納得した。


「これはうまいなぁ。お礼も料理の腕を上げたな。」
賢兵衛が猪鍋を突付きながら、お礼を褒めた。
「あい、ありがとうございます。
 今朝方いただいた獅子肉に大蒜という薬草をからめてから、
 鍋にいたしました。
 獅子の臭みが消えて、味が増します。
 聞いた話では、大蒜は疲労回復、精力増強になるとか、、。」
「お礼、おめぇ、もしや、もう一鞭欲しいって言ってるんか?」

今日も雨が降っている。
この冷え込み、、、やがては、氷雨に変わるかもしれない。
雨の日のしあわせ、
こうして三人で食事ができるしあわせ、、、
食事が終わったら、もう一責め、いただけるのかしら、、
密かにそんな事を考えている、、、、。

「うまい、もう一杯。」
賢兵衛の差し出す椀を、レイは微笑みながら受け取った、、、







「うまいうまい、レイの料理は最高だな。
 おい、おかわりあるか?」

スパゲッティを器用に丸めて口に運ぶ賢治とハルを、
お礼は微笑みながら見つめている、、、、、、、





 ******** 完 ********

***************************************
 
あとがき的口上


前回の『あとがき的無駄話』で書きましたように、
ハルさんが完全に物語に入り込んでしまいまして、
お春とハルを混同してしゃべっていた事から、
今回の話をひねり出しました。
『時をかけるМ女』って感じでしょうか?

試行錯誤しながら、
筆も硯もないのに容易く文章が綴れる不思議な『からくり箱』で、
今回の物語を書いていた時、
背後から覗き込んだハルさんを「お春さん」と呼んだ私、、、。
もしやあたしは、『お礼』なのかしら、、、

今日は雨、、、、
居酒屋賢兵衛も、雨降りでしょう。
雨戸を閉ざした、あの薄暗い部屋の中、
レイさんは、素敵な責めをいただいているに違いありません。


賢兵衛様
こちらの世界にも、
賢様のように逞しい賢治様という御主人様がおいでです。
いつの日か、又お会いできるその日まで、
賢治様にお仕えしようと想っている今のあたしです、、、


それでは、かしこ    お礼
 

PageTop