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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編 業務(公務員) 1/2

気温が体温をはるかに越えたり、
ひと月分の雨が一晩で降ってしまったり、
なんともかんとも不思議で不気味な夏だった。
じつは地球崩壊の前兆なのかもしれない。

体調を崩された方、被害にあわれた方にお見舞申し上げると共に、
亡くなられた皆様のご冥福をお祈りいたします。


まだ暑い日はあるのだろうけれど、残暑なんてなんのその、
気圧配置も、気分も、もう秋だ。
今日明日はちょっと寄り道。
読書の秋! と威張れるような物ではないけれど、
性懲りもなく、又、SM掌編を書いてみた。
まぁ、暇つぶしにでもお読みいただければ幸いだ。



***********************

公務員


初潮があった日、祖母が私の部屋に来て言った。
「我が家は、江戸、明治の昔から、お上に仕え続けてきました。
 公務員として、国民に尽くすことはもちろん、
 社会の秩序を乱す輩をけっして許してはいけません。
 分かりますね。」
日頃は『おばあちゃん』って呼んでいた祖母に、
「はい、分かりました、おばあ様。」
そう答えた私。


そんな遠い祖母の言葉が枷になったはずはないけれど、
就職を考える時期、私は上級国家公務員を目指し始めた、、、



初登庁の日、
「ボールペン一本でも、あくびをしている10秒でも、
 全て国民の血税で賄われている。
 国家の財政が厳しいなか、ムダ、ムラを無くし、
 公僕に徹する事。」
そんな訓辞をいただいて、私の国家公務員生活が始まった。

そして、あくびで時間を無駄にするほどの余裕すらない事を、
すぐに体感するようになった。
ましてや国会開催中に自分の省庁関連の質疑でもあれば、
その資料作りやひたすらの待機で、夜が明ける事もしばしばだ。
ムダ、ムラを無くせとは言われたけれど、
そういえば、ムリを無くせとは言われなかったなぁ、、、

そんな慌ただしい日々を2年過ごした年度末、
突然、局長室に呼び出された。

 右、調査部勤務を命ず。

調査部への異動辞令だった。

えっ? うちの省に調査部なんてあったの?
組織表を思い返してみても、そんな部署は思いつかない。
それにどうして課長を通り越して局長から辞令をもらうんだ?

「異動は本日只今をもって履行される。
 ただちに私物だけを持ってここに戻ってきなさい。
 君の課長には、連絡了解済だ。」

私の机の仕事の資料は、きれいに片づけられていた。
送別会はもちろん、同僚と話す時間もなく、
課長にだけは軽く挨拶をして、局長室に戻る、、、、

「これから君には研修所に行ってもらう。」
「これから、、って。着替えも持っていませんが、、、」
「生活に必要なものは、現地で支給される。」
「研修は何日くらいなのですか?」
「平均で四か月。研修終了後、新しい業務が言い渡される。
 じきに車が迎えに来るから、
 これを着けて、省の玄関前で待ちなさい。」
私と同じ首輪をつけているあなたは誰、、、、?


訳も分からずたたずむ私の前に一台の黒い車が止まった。
座席には一人の女性が乗っている。
会ったこともない女性だったが、
この車に乗っているという事は、公務員なのだろうか。


それに彼女も、私と同じ黒い首輪を着けている、、、






 ******** つづく ********


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掌編 業務(草) 2/2

 
***********************




「よく耐えたぞ。これで終わりだ。
 君は優秀な成績で研修を勤め上げたが、
 これからの業務のために、一つだけ注意しておく。
 君の欠点は、夢中になり我を忘れてしまう事だ。
 常に自分が公務員であり、仕事は公務であることを忘れぬよう。
指導教官のそんなご注意をいただき、研修が終了した。
そして、新しい勤務先と業務が言い渡された。
ハルとはそこで別れた。
勤務地、業務内容は完全秘匿のため、
彼女がどこに行ったかは知らない。



四か月前、革帯で目隠しをされて、この研修所にやってきた。
同乗の女性の名はハル。私と同い年くらいだろう。

目隠しされたまま、すぐに研修が始まった。
「君達の事は、普段の生活、交友関係、家系、趣味嗜好まで、
 しっかり調べさせてもらった。君達の性癖を含めてな。」
教官はいったい何を言いたいのだろう、、、、
「レイ君は、強く拘束された肢体を鞭打たれたいようだし、
 ハル君は、それに加えて蝋燭にも興味がありそうだ。
 レズビアンにも興味津々ってところか?」
「教官、そんな事が研修に関係あるのですか?」
「なぜ、どうして、何のためなの研修なのでしょうか?」
「ほぉぉ、二人とも私の指摘した性癖を否定はしなかったな。
 調査部では、君達のYouTube閲覧履歴まで調べたからな。
 一つだけ教えてやろう。
 この研修所では、なぜ、どうして、何のためにという質問は、
 一切存在しない。
 私の指導に従い、心を開く事だけに専念しなさい。」


翌日から、実践という名の研修が始まった。
教官が見つめる中、衣服、下着を脱ぎ、全裸になる、、
「そうやって、胸や股間を隠す羞恥心も大事だ。
 しかし、命令があれば、すべてを晒す!
 よし、気をつけ!!
 脚を肩幅に開け!!
 上体を倒し、足首をつかめ! ケツを突き出せ!!」
これが研修なの? 何の意味があるの?
そう思いながらも、教官の指示に引きずられていく私達、、
教官の指が、お尻の穴を撫でる、、、、、
「ここの経験は? 」
「あるわけがありません。」
「そうか、ないのか。じゃぁ、
 生理期間中は、アナルの研修だから覚えておくように。」

「教官、おトイレ、いいですか?」
ポリバケツを渡される、、、、、
「どうして教官の目の前で、こんな物に排泄なんですか?」
「どうして、の答えはない。
 そのバケツが君達のトイレだからだ。」
「そんな事できません。」
「拒否して、好きなだけ我慢してもいいぞ。
 床掃除の手間が増えるけどな。」
邪魔な毛は、、、、、、
両足首の縄が、両脚を究極まで広げる、、、
「やめてください、教官。こんな格好はいやです。」
「恥ずかしい格好だな。
 もっとしっかり見えるように、邪魔な毛は剃ってやろう。
 おやぁ? なんか濡れてるみたいだぞ?
 小便でも漏らしたのか? それとも、、、、」

なぜ、どうして、何のために、、、、私の疑問は消えない。


それからも連日続いた実践研修で、
私の心、体は、少しずつ変化していった。
もちろんそんな自覚はなかったけれど、、、、、


ある日、ハルが寝坊して、研修開始時間に遅れた。
「教官様、申し訳ございませんでした。お許しください。」
「いえ、教官様。私が悪いのです。
 ちゃんとハルを起こすのが私の務めでした。」
床にひれ伏して、許しを請う。
自分達が『教官様』と言った事さえ気づかいまま、、、

「連帯責任で罰が欲しいというのだな。」
体中に赤い蝋が垂らされ、
その蝋を叩き落とすように、厳しい鞭が這いまわる、、、
逃げるように体を捻りながらの叫びが、
やがて、嬌声、喘ぎ声になったのさえ気づかぬまま、、、、



「本日も、御存分の研修よろしくお願いいたします。教官様。」
床に正座して挨拶をし、
目の前に突き出された教官様の足を必死に舐め、
御命令があれば、教官様のペニスを頬張る、
それが研修始まりの日課となった。

「本日も、厳しい研修ありがとうございました。教官様。」
疲れと痛みできしむ体を教官様に犯していただき、
その日の研修が終了する。
朦朧とした吐息をつきながら、ふと思う。
教官様には、ご満足いただけただろうか、、、、、
なぜ、どうして、何のために、、
そんな言葉は、日々の研修の中で霧散していった、、、、



教官様の投げたボールを目指し、
四足で、ハルと争いながら拾いに走る。
しっかり咥えて戻ってきて、教官様に褒めていただきたい、、

後手縛りのまま逆さに吊り上げられて30分、、、
頭が朦朧となり始めたころに、
一本鞭が、お尻の肉を切り裂き、覚醒する、、、、
辛、痛、苦の向こう側にある快を必死に探す、、、、、、

ソフト、ハード、超ハード、、、、
様々な研修が続き、
「よく耐えたぞ。これで終わりだ。」
そんな教官様のお言葉が研修終了の合図だった。









研修終了時に教官様に言われた注意を、
あらためて痛感している。
ついついプレーに夢中になり我を忘れてしまうようだ、、、、
これではいけない。
それとも私は純粋なマゾ牝で、
こんな仕事には適さないのだろうか、、、、、、

私は今、SMクラブでM嬢として働いている。
まだ一般の会員様とのプレーが続いているが、
いつの日か、専門官に誘導された『ターゲット』が、
私を指名するはずだ。
しっかり奉仕し、気に入られて馴染みになり、
やがては『ターゲット』から様々な情報を収集する、、
SMクラブに通い詰めること自体が、
『ターゲット』の社会的弱点となる事もあるだろう。

これが私に言い渡された『業務』だ。




私は公儀隠密くノ一。
人は私の事を、市井に潜む『草』と呼ぶ。





 ******** 終わり ********


 
*********************** 
ごめんなさいのあとがき

かつて居酒屋賢兵衛の『掌編 江戸妄想譚』を書いた。
その後、一応、江戸物は終わりにしたのだけれど、
その頃の試作メモ帳にこんな単語を見つけた。
くノ一、お庭番、公儀隠密、草、、、、、

実際のところ、くノ一は、
映画や小説、漫画にあるような、あんな派手な戦闘や、
性技をつくして男を籠絡させるような事はなかったそうだ。
商家や武士宅の女中となり、身分を隠したままで、
密かに情報収集をしていたらしい。
じゃぁ、そのくノ一を現代にもってきたら、、、
そう考えたら、自然とこのSM掌編が生まれてきた。

そんなこんなの経緯からできたお話なので、
国家国民住民のために汗水流している公務員さんを、
揶揄するつもりは、さらさらない。
お気にさわる事があったら、ごめんなさいであります。

そんな言い訳をするくらいなら、
誰にも迷惑をかけない、
さりげない日常のSM掌編を書けばいいのに、、、




じゃぁ、又。             レイ
 

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残酷な天使のテーゼ

『残酷な天使のテーゼ』を口ずさむ御主人様。
「御主人様、エヴァンゲリオン、お好きなんですか?」
「あぁ?
 セブンイレブンでな、
 8/31まで、エヴァンゲリオン初号機を販売してたんだよ。
 限定25体、全高2メートル。価格が百七十万円だぞ。」
「まさか、それが欲しかったって訳じゃぁ、、、、」
「バーカ、百七十万も出すんだったら、
 綾波レイの等身大フィギュアがいいに決まってるだろ。」

なんか、スケベそうな香りがしますぅ。

「ガキのはずなのに、オッパイでかいし、、、、
 あの戦闘服もいいな。
 やけに股間が強調されてるから、全裸より色っぽい。
 あのまま、股縄かけたくなるよな。」
「ワァ、やっぱりスケベオヤジだぁ。
 よだれ垂らしながらフィギュアに股縄かけて、、、、
 ネクラスケベですぅ。」
「フィギュアに股縄かけるからネクラスケベになるんだろ?
 生身ならいいわけだ。
 レイは綾波レイ、
 ハルは惣流・アスカ・ラングレーになれ。」
綾波レイと、惣流アスカラングレー、、、


YouTubeのカラオケで、
レイとアスカは『残酷な天使のテーゼ』をデュエット熱唱。
続けてアスカが『Fly me to the moon』を、、
そしてレイが『魂のルフラン』を、、、、







戦闘服じゃないけれど、
御主人様のご希望通り、ショーツに股縄姿で、、、、、、



 

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スポンジ

ホームセンターのキッチン用品コーナーで立ち止まる御主人様。
取っ手の付いたコップ洗い用のスポンジを見ている。

あの眼は、、、なにか考えてるぞぉ、、

「レイ、このコップ洗いスポンジさぁ、、
 浣腸の後のアナル洗浄用に使えると思わないか? 」
いえ、使えません。
「どうしてだ? 」
コップ洗い用のスポンジだからです。
「そういう固定観念が人生をつまらなくするんだ。」
コップ洗いをアナルに使うのは、発想が柔らか過ぎると思う。
「じゃぁ、もっと調教っぽいのがいいのか?
 たとえばさ、ズック靴洗い用の取っ手付きのたわし。」
さすがにこれでアナル洗浄は無理だろ、、、、
ズックたわしでアナルを洗われている自分を妄想、、
どう考えても、二度とアナルを使えなくなりますよ。
「なっ、だろ。やっぱりコップ洗いスポンジだろ?」
でも、これは太すぎます。
せめて、、、試験管洗いにしてください。


いつの間にか、御主人様の発想を肯定している私、、、



まぁ、ホームセンターには試験管洗いは売ってないだろうから、、


 

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焼き杉板

「今日ね、お蕎麦屋さんの前を通った時、思いついたのよ。
 明日からの連休、御主人様とお出かけでしょ。
 だからね、、、、、、」

ハルさんが、素敵な看板を作ってくれました。

      ただいま御調教中、、、ネタ仕込中、、、、


そんなわけで、ネタ、仕込んできます。

じゃぁ、連休明けに。

 

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食当

さぁ、今日から、郊外のキャンプ場コテージに行く。
かつて、『鹿の糞』を見つけたあのキャンプ場だ。
土曜の朝早く御主人様のお宅に伺うと、
なんとそこに彩さんがいた。

「昨日、、、もう今日になってたかな、
 突然電話をよこしてな、
 お前たちの調教を『見学させてくれ』っていうんだ。」
「勝手を言って申し訳ございません。
 レイ様、ハル様、よろしくお願いいたします。」
「おい、ハル、何をにらんでいるんだ。
 俺は自分のベッド、彩はソファーで寝たんだぞ。」
「いえ、にらんでなんかおりません。
 全ては御主人様のお考えで、、、、
 でも、抜け駆けは、多頭の秩序を乱します。」
「まぁ、そんなものかもしれんな。
 そんなわけで、彩は食当で使うことにした。」
食当?
「食事当番!! その他の雑務当番!!
 それ以外は、単なる見学者、いや見学牝だ。」


深く頭を垂れた稲、そしてその隣の、白い花をつけた蕎麦畑、、
それらを見ながら、車はキャンプ場に向かう。
季節が違うから、周りの景色は違っているけれど、
あのコテージ自体は、あの時と何も変わっていない。

細引きを結んだ重しが吹き抜けの梁を跨いで、
その細引きが麻縄を引き上げ、縄を梁に垂らす。
麻縄にナントカ結びを施して、ちょっとぶら下がってみる、、、、、。
そんな作業を黙々と続ける御主人様。
あぁ、2年前とまるで同じ作業だ、、、、
ただ一つ違うのは、そこに彩さんの視線が混じっている事。


「二匹同時に責めることにしようか。」
二つ並んだ逆Yの字、、、、
ハルさんと私の足首が縛られ、逆の足首が大きく横に引かれる。
まとめられた手首が、梁からの縄で吊り上げられた、、、、
二つ並んだ逆Yの字を、向こうの部屋の鏡の中に見ている、、、

御主人様の熱いキッスと、
体中を這いまわる掌というプロローグだけで、
もう頭が白くなり、酔い始めた私だけれど、
そんな優しさが、不気味なモーター音で、一変する。
下から突き上げるようなバイブと
上からひねりつぶすような電マが股間を蹂躙し始めた。
駆け上がる快感も、限界を超えると、やがては恐怖に変わる。
吸い込んだ息さえ吐きだせないまま、必死の抵抗を試みても、
私の可動範囲は、たかが知れている。
伸びきった太腿の内側の筋肉が悲鳴を上げているのに、
股間に咥えさせられたバイブを離す術がない、、、、、、
やがて何度も登りつめた頂点から、いきなり引きずりおろされて、
それは、隣のハルさんの悲鳴に移って行った、、、、、

「二匹ともションベン漏らしやがって、、
 そんなに罰が欲しいのか?」
そんな御主人様のお言葉で、股間と床が濡れていることを知る。

胸、お尻、背中、脚はもちろんの事、
床を掃くようなバラ鞭が、股間を打ち上げる、、、
奔放な自分の悲鳴に、
コテージの外には聞こえないかしら?
なんて思ったのは、ほんのつかの間。
隣のハルさんの悲鳴が嬌声に代わるのを感じながら、
私も解放される自分自身を意識している、、、、、


手首の戒めが解かれ、床に手をついてお尻を突き出す。
御主人様の怒張で股間を串刺しにされて、、、、死んだ。


御主人様に蹴飛ばされて目が覚めた。
「ハル、レイ。シャワー浴びてくるぞ。一緒に来い。
 アヤはションベンの床掃除。」
あぁ、そういえば彩さんに見られていたんだぁ、、、
今頃になってその事を思い出した。



一人、服を着たままの彩さんが、
雑巾を取りにキッチンに走る、、、、




               2014年9月13日の事でした。

 

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抜け駆け

「夕食ができました。」
彩さんが、夕飯をテーブルに配膳する。
そして、それぞれに赤ワインを注ぎ、
まるでボーイさんのように、部屋の片隅に控える、、、

それだけでお腹がいっぱいになりそうな厚いミディアムレア。
ステーキとワインを楽しみながら、
かつて見た『鹿の糞』の話で盛り上がる。
「あぁ、これからが鹿の交尾時期だよな。
 求愛の鹿の声は聞いたことがないし、
 ましてや牝鹿の喘ぎ声も聞いたことがないなぁ。
 鹿は一穴主義なんだ。浮気はしないらしい。」
ワインがなくなると、彩さんがスーッと近づいて来て注ぐ。
完全に彩さんを無視したように食事が進む、、、、

それでも、お肉大好きのハルさんが、1/3程ステーキを残した。
私も、、、、、、

それを横目で見ながら、御主人様が突然おっしゃった。
「アヤ、お前は何のためにそこにいる?」
「賢治様のご満足のために、ここにいます。」
「そうか?
 俺は、ハルとレイだけで、十分満足しているぞ。」
「はい、、、、、、
 私は食当です。お食事でご満足いただければ、、、、、」
「和風ステーキはうまかったぞ。
 お前、自分の飯は食ったのか?」
「私は、皆様の強い絆、秩序を乱しました。
 私は皆様に食事をさしあげるのが仕事です。
 私自身の食事は作っておりません。」
「いい心がけだ。
 ハル、レイ、どうする?」

私が彩さんをテーブルに連れてくる。
ハルさんが、自分と私が残したステーキを食器にまとめ、
座った彩さんの前に突き出す。
『食え!』とでも言うように、、、、、、

彩さんが涙を流しながら食事をしている、、、、
その食事が終わるのを待って、ハルさんが切り出した。

「御主人様の前で失礼かもしれませんけど、
 彩さんに一言、、、これだけは言わないと気がすみません。
 レイのブログを全部読んだからお分かりでしょうけど、
 私がレイをこの世界に誘いました。
 御主人様がレイを牝奴にした時、とても後悔しました。
 私だけの御主人様ではなくなったからです。
 それでも、御主人様の御意志だったので、
 なんとかレイを好きになるように努力しました。
 レイは、私以上のどMだったので、それを見て勉強もしました。
 レイも私を真似しながら成長したと思っています。
 たくさんの嫉妬と小さな裏切りと対立、、、、
 それらを乗り越えて、今の私達があります。
 私とレイが同棲しているのも、
 レイの行動を監視するって気分が初めはありましたけど、
 今ではそれこそ、同志ならぬ『共犯者』って思っています。
 この想いは、一朝一夕でたどり着いた訳ではありません。
 先の事は分かりませんけれど、
 新参者の彩さんに、この秩序を乱されたくはありません。
 何があっても『抜け駆け』は、許せません。」

ひれ伏すように、床に座り込む彩さん、、、

「ハル、それくらいにしておけ。アヤは紗江の奴隷だ。
 紗江の依頼がない限り、肉体的にアヤを責めたりはしないし、
 アヤを使う事もない。
 よし、命令だ。レイは食器洗い。
 ハルはアヤと風呂に入って寝ろ。」

ハルさんと彩さんはどうしたのかなぁ、、、
流れからいえば、彩さんが謝りながらハルさんに奉仕、、、
まぁ、どんな流れになったのか、はっきりとは分からない。
でも、ハルさんと彩さんは同じ部屋のベッドで寝たようだ。


そんなことを考えながら、
私は、御主人様とお風呂に入り、
もちろんベッドにも、もぐりこんだ、、、、


いや、これは御主人様の御命令だ。
『抜け駆け』ではない、、、よね。




              2014年9月13日夜の事でした。

 

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L字

昨日は足首だったけれど、
今日はテーブルの上でハルさんと私の脚がまとめて縛られ、
梁から垂れた縄に吊られる。
逆の脚は水平に引かれて、L字と逆L字姿になった。
彩さんに見せつけるような二匹同時調教だ、、、
彩さんは今日も服を着たままの見学者。
今日は、L字と逆L字に拘束されて、、、

たとえば吊り姿勢なら、
揺れる体が鞭の威力を逃してくれるけれど、
テーブルに寝かされた状態での鞭打ちは、
そのパワーを全て体で受けることになる。
ましてやハルさんと繋がれて、横にも逃げられないし、、、
御主人様の力加減だけに自分の身を任せるしかない。


まるでカサブタを作るかのように、
鞭痕に沿って赤い蝋燭が垂らされる、、、、
そして、そのカサブタを無理やりはがすように、
又、鞭が飛ぶ、、、、、、、、


テーブルがずらされ、体を引かれると、
後頭部がテーブルから外れ、景色が逆さまになった。
「しっかり咥えろ!!」
逆さフェラが、口を蹂躙する。
乳房を握りつぶし、身を乗り出すようにして、
股間を平手打ちする御主人様。
逆さフェラが、咽喉を蹂躙する、、、、、、
「鞭を打たれ、蝋燭を垂らされ、平手打ちされて、
 それでもお前達のオマンコは嬉し涙を流しているぞ。
 二匹とも変態だな。」

テーブルがずらされ、脚を引かれると、
後頭部がテーブルに乗り、股間がテーブルから外れた。
その腰を抱きかかえるようにして、オチン様が私を貫く、、、
変態の私の股間は、すんなりそれを受け止めた、、、、、
身動きできない体では、解き放たれた欲望を表現できない。
無意識に漏れる喘ぎと、握りしめた指先だけが、
今の私だ、、、、、、

何度も何度も、掌に指が刺さる感覚を繰り返し、、、、、、、





「アヤ、俺達は風呂入ってくる。
 床に落ちた蝋を掃除しておけ。」
私達の体の蝋を叩き落としながら、御主人様がおっしゃった。


彩さんは今日も雑用係だ、、、、、、、




              2014年9月14日の事でした。
 

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対価

夕方、三人で散歩に出かけた。
展望台に登ったり、帰り道、渓流の水の冷たさに驚いたり、、、
もちろん全裸じゃなく、服は着ていましたよ。
下着は着けていなかったけれど、、、
「ここは落葉樹が多いから、
 この渓流も、もみじ筏になるのかなぁ。」
突然、御主人様が風流なことをおっしゃる。
「モミジイカダ?
 あぁ、そうですねぇ、紅葉で埋め尽くされた水面ですかぁ。」
「そこへな、全裸後手縛りのお前達を浮かべるのさ。
 赤、黄色のもみじ筏の中に、白い肌の牝、、風流だろ?」
御主人様と私では、風流の解釈が違うらしい、、、
「じゃぁ、御主人様のお誕生日祝い。
 又、ここに来ませんか? 10月の連休にでも。」
おいおい、じゃぁ、って、もみじ筏、了解なのかぁ?

さっそく、管理棟に行き、10月の空きを尋ねる。
「ちょっとお高くなりますけれど、8人用でしたら。」
室内の写真を見せていただく。
大きなリビングと、高い吹き抜け、、、
樹の香り溢れるようなおしゃれな寝室が2部屋。
御主人様はもちろん、梁や柱を確認したのだろうけれど、、、。
張り切りハルさんが、有無もなく予約した。
「紅葉はいかがでしょう?」
「これからの天候次第ですけれど、最盛期かもしれませんね。」



8人部屋なんですから、紗江さんと彩さんも招待しません?
夕飯の時、そう提案してみた。
まぁ、人数が増えると、御調教の負担は減るけれど、
逆に、かまっていただく時間も減るので、
複雑な心境ではあるけれど、、、、、、、
今日は、彩さんも同じテーブルで食事をしている。
「その連休、紗江様はバイククラブのツーリング、、、、
 そんなご予定を聞いた気がします。」

「アヤ、お前、どうしてハルとレイの調教見学なんて思った?」
「いろいろ勉強させていただければと思ったからです。」
「お前が、お盆の調教の時『気づき』があったのはよかったが、
 今のお前は、対価を求めすぎている。」
「対価、、、ですか?」
「牝奴隷がな、被虐にまみれながら、
 もっと強い刺激や、深い快感を求める気持ちは分かる。
 だがな、お前を見ていると、
 出世のために上司に媚をうっているように見えるぞ。」
「そんな気持ちは、絶対にありません。
 牝になる事が、お仕事に役立つかも、、とは考えますが、、」
「とにかく、対価を求めるな、焦るな。
 与えられた調教を自分なりに消化して、昇華させろ。
 それ以上は考えるな。一時の快感に溺れるだけでいい。
 何かが見えるとしても、それはもっと先の話だ。」

突然、彩さんが床にひれ伏した。
「貴重なお言葉ありがとうございます。
 しっかり胸に刻みます。」
「まぁ、お前は、まじめ過ぎるのかもしれんな。
 よし、10月の連休の件は、
 紗江と相談してもいいが、結論は自分で出せ。」


夜、私とハルさんは御主人様のベッドにもぐりこんだけれど、
彩さんは、一人、自分のベッドから動かなかった、、、、。


              2014年9月14日夜の事でした。
 

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バイキング

今年も御主人様の北海道出張が始まる。
月曜に出発なので、秋分の日は当然御調教がない。
そんなわけで、今日も御主人様宅にやってきた。

「あの公園脇にあるレストラン、
 ランチバイキングが値段の割にうまいらしいぞ。」
そんな御主人様のご提案で、ランチバイキングに出かける。

一流ホテルのような豪華さはないけれど、
和風、洋風、いろいろ並べられていて目移りしてしまう。
御主人様は、あまり躊躇しないで好きなものを山盛りにする。
私とハルさんは、手分けして少量ずつ盛り付けし、
お互いの皿をつつきながら、できるだけ多種を食べる魂胆。

御主人様は食べるのが早い。
いつの間にやら皿はカラになっている、、、

「御主人様、お好みがあれば、もっと取って来ましょうか?」
「ん~んそうだなぁ、、、、、
 バイキング料理って言葉の語源知ってるか?
 北欧の海賊がさ、捕獲した客船の女達をな、
 争うようにして略奪強姦したことからきているらしいぞ。
 俺、一番左側に立ってる従業員がいいな。
 女体バイキングはないのか、聞いてきてくれ。」

ハルさんが、その娘のコーナーへ行き、
なにやら話をしながら、皿に盛っている、、、、

「御主人様、女体バイキング了解だそうです。
 ただし、これを全部食べつくした時に限りですけど。」
すまし顔でハルさんが皿を差し出す。
「ゲゲッ、、、おのれぇ、、、
 女体バイキングは、、、、無しかぁ、、」
皿の上には、たくさんのケーキと、アイス、、、、
御主人様のもっとも不得意とする甘い物が山盛りだ。

家に帰ったら、私達が女体バイキングになってあげますよ。


   女体バイキング、、、、?


そのケーキとアイスは、
当然、私達のベツバラに収まった。


 

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セロトニン軟膏

「ハル、妙に落ち着きがないな。どうした? 」
「申し訳ありません、、訳もなくイライラしちゃって、、、
 たぶん、セロトニンが不足しているんです。」
「セロトニン? なんじゃ? それ。」
「心を落ち着かせるやすらぎホルモンです。
 男性にも女性にもありますけど、
 女性は男性の半分くらいしかないんだそうです。
 それに月周期で増減もあるんです。
 まぁ、生理前に一番少ない、、、、らしいです。」
「ふ~ん、女はめんどくさいなぁ。
 そろそろ、お前達も生理だもんな。」
「そうですよぉ、大変なことなんですからね。
 女は毎月こんなイライラ、モヤモヤ、、、、
 情緒不安定と戦ってるんです。」
「そうかぁ、、、ご苦労なこった、、、、
 あぁ、そういえば俺、セロトニン軟膏、持ってるなぁ。」
「えっ、そんなお薬あるんですか?
 ぜひ、私に塗ってください。」
「おぉ、ご希望とあらば、、、、
 ハル、脱げ! 
 そこに伏せしてケツを突き出せ!!」
御主人様、、セロトニン軟膏、、お願いいたします、、、
御主人様がとり出した容器を見て、
私も慌てて全裸になり、ハルさんの隣で同じ体勢をとる、、
御主人様、私も生理が近くてイライラしてます。
セロトニン軟膏、お願いいたします。


お尻の穴をほぐすようにたっぷり塗られた『セロトニン軟膏』
まるで直腸の奥まで届けとばかりに、
しっかり差し込まれたオチン様、、、、、、、

やがて赤子のように床に丸まって大きな息をしながら、
『セロトニン軟膏』の効果を感じている私達、、、、




後刻、ネットで調べてみたら、
ハグをするだけで、セロトニンが分泌され、
イライラ解消になるとか。
御主人様の『セロトニン軟膏』は、成分的薬効はともかく、
精神的には充分な効果があった、、という事だろう、、、



御出張、どうぞご無事で、御商談まとまりますように。

 

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パンの耳

御主人様は出張中、、
なんとなくけだるい秋分の日の朝。

ねぇ、ハルさん、朝ご飯、トーストとハムエッグでいい?
「ん~ん、、、サンドイッチ!!」
ぁぎゃぁ、何も聞かずに、トースト出せばよかった。
めんどっちぃなぁ、、、、、
そう思いながら、パンの耳を切り落としている私、、、

「昨日買ったシャキシャキレタスがあったでしょ。
 シャキシャキレタスとハムのサンドイッチと、
 薄切り完熟トマトサンド、
 ふんわりスクランブルエッグのサンドもいいなぁ。」
ハルさんがキッチンに入ってきて勝手なことを言っている。
しゃぁねぇなぁ、、、、、はいはい、お望みどおり、、、、

「ねぇ、このパンの耳どうするの?」
じゃぁ、ハルさん、パン耳ラスクでも作ってよ。
フライパンでカラ炒りするだけだから。


「私の耳はパンの耳、海の響きを懐かしむ、、、、、、」
フライパンをゆすりながらハルさんがつぶやいた。
おいおい、パンの耳がどうして海の響きを知ってるんだぁ?
ジャン・コクトーが泣くぞぉ、、、、
「パンの耳君はね、麦の時代、海岸近くの麦畑で育ったのよ。
 だからね、潮騒が懐かしいの。」
おぉ、素敵な屁理屈だ。
「でも、どうして、耳って言うの?
 英語じゃぁ、crustか、heel of bread だよ。」
へぇ、、そうなんだぁ。英語ではハルさんにはかなわない。
どっちも、フランスパンぽいけど、
まぁ、耳でも、踵でも、端っこって意味なんじゃない。
「じゃぁ、耳をそろえて借金を返す、、は?」
札束の端をちゃんとそろえて返済する、、、かなぁ、、、
それよりさぁ、ハルさん、ラスク食べようと思ってる?
すごい煙で、、、、、、焦げてない?



御主人様と公園ピクニック、ってシュチなら、
必死でサンドイッチ作ろうと思うけど、
まぁ、そうじゃなかったら、
コンビニサンドイッチがやっぱり手軽だと痛感した私、、




ちなみに、、、、、
海岸近くの麦畑で育ったパンの耳君は、
潮騒を聞く前に黒焦げになってゴミ箱に消えた、、、、


 

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ゾクゾク

やすらぎホルモンセロトニンが枯れ果てるのを感じながら、
御調教の日にぶつからない生理のタイミングの良さを喜んで、、
慌ただしい一週間を過ごした。


「御主人様、その傷、どうされたんですか?」
「出張先の工場見学でさ、
 ちょっと鉄板の隙間で挟んじゃってな。
 ナイフでスパって切るのも痛いけど、
 こういう傷も痛いぞ。」
「わぁ、ゾクゾクしちゃいますぅ。」

おいおい、ちょい待てぇ、表現が違うだろがぁ。
それを言うなら、ザワザワしちゃいますぅ、、だろ?
ゾクゾクだと、なんか期待感を感じるぞぉ。
もっと血を流せぇみたいに。

「言葉や表現は常に変化してるの。
 世の中での変化もあるだろうけど、
 個人的経験値でも変化するものよ、ね。
 レイさんは今、天上から吊られて、
 御主人様から、鞭をいただこうとしています。
 さぁ、ゾクゾクですか? ザワザワですか?」

ん~ん、、、、、ゾクゾクかなぁ、、
もっと言えばぁ、、、、ワクワク、、、じゃぁ、だめ?
でもなぁ、、
ハルさんが鞭をいただいて、皮膚が切れて血が流れ出したら、
やっぱ、ザワザワ、、だと思う。

「くだらない論争はやめろ。
 ゾクゾクかワクワクかザワザワか、、、、
 実際に試してみるのが一番だろ?」
ザワザワ? ゾクゾク? ワクワク?、、、、、





実際に試していただいた。
血は流れなかったけれど、ザワザワしながら、
ゾクゾク、ワクワクだった、、、、、、



 

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筋違い

「お前達は、マンスジ派かメコスジ派か?」
なんじゃぁ、そりゃ。
「私達、そんな会話しませんから。中立派です。
 あえて言えば、、、、、
 かつて御主人様がおっしゃった『ラクダの爪先』派かしら。」
「出張の時、論争があってな。もちろん酒の席でだぞ。」
あたりまえだ。商談中の論争にはならんじゃろ。
「御主人様は、どっち派だったんですか?」
「ん? 俺も『Camel toe』を主張したんだが、
 スジの話をしてるんだ、って否定されてな。」
「筋違い、、、、、?」
、、、アホ!!
それで、結論はどうだったんですか?
「ウィキペディアで検索したらさ、
 マンスジで検索しても、メコスジが出てくるわけさ。
 だから、メコスジが正式という事になった。
 もちろん英語の『Camel toe』も、しぶしぶ認められたよ。
 まぁ、オヤジのくだらない飲ミニケーションだけどな。
 、、、
 そんな話をしたら、ビールが飲みたくなった。
 レイ、一杯たのむ。」


慌てて綿素材のボクサーショーツに着替える。
お待たせいたしました、、メコスジビールです、、、、

「お待たせいたしました。メコスジビールです。」

って、私もアホじゃぁ。


まぁ、メコスジをつまみにして
おいしそうにビールをお飲みになってたから、
それはそれで、OK、、、、でしょ。

 

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