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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編縄雨捕り物控 捕り物其の八

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商人 槙次郎 

「浪人とまでは言わんでも、
 兄上が生きておれば、俺とて、部屋住みの次男坊。
 兄嫁お光の尻の丸みを、密かに眺めていたかもしれんな。」
「あの方の死を貶めるような言い方は、およしください。」
「貶めるつもりはないが、これが人の世の廻りというもの。
 お光とて、廻り廻って俺の女中になり、
 廻り廻って己の性の癖に気づいたのであろう。」
「いいえ、槙様に無理やり手籠めにされ、
 無理やり縛られたのでございます。」
「おぉ、そうか。それではそういう事にしておこう。」
「槙様は、お同心にならなんだら、何をされておられました。」
「そよなぁ、兄上とお光に子でもできれば、
 たちまち俺は厄介叔父になっちまうからなぁ。
 いっそのこと、剣を捨て商人にでもなったかな。」
「それでは、伊崎神道流が泣きまする。」
「しょせん剣は武士のたしなみ。
 剣で飯は食えんと申したであろう。
 同心なんぞ、二本ざしで偉そうな顔をしているが、
 一生このままの同心暮らし。与力になる事もありえん。
 商人なら、好きな事ができるっちゅうもんであろう。」

「商人なら、どんな御商売を。」
「そうよのう、、、、何がよいと思う。」
「商いは、飽きない、でございます。
 お得意な事、お好きな事をなさるのが一番かと。」
「そうじゃの。では、、、、『麻縄屋』でもやるか。」
「麻縄屋、、」
「弁柄で染めた赤い麻縄を売るのよ。
 頼まれれば、縄で縛ってやるのも商売になるやもしれん。」
「誰がそんな事を頼みますやら。」
「いんや、お光のような被虐の性を持つおなごもおろう。
 おぉ、山城屋お吟も、縄に酔うおなごであったろうが。
 秘密厳守ということで、人妻縛り、、、
 なかなかいい商売だとは思わぬか。」
「思いませぬ。
 できうれば、あたくしだけを縛って欲しく思います。」
「なんだ、妬いておるのか。
 いたし方ない。商人はやめにしておく。
 その代わり、お光を徹底的に縛る事にするか。」


 ******** つづく ********

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ハルさんの要望的あとがき

「うん、槙次郎の人となりは見えてきたなぁ。
 次は、茂蔵を集中的に書くとか、
 推理小説的に捕り物を展開させるとか、
 あぁ、お光がマゾに目覚めるまでの過去を書くのもいいね。
 さりげなく五間掘りの居酒屋で飲んだ帰りに刺客に襲われた、
 なんて居酒屋賢兵衛とのつながりもできたし、
 そろそろ、お礼、お春とからませてもいいし、、、
 なんか、もっともっとおもしろくなりそう、
 期待して待ってるわ。」


まぁ、私なりに楽しんで書いているから、
ご期待は嬉しい限りでありますし、
色々なアイディアも参考にさせていただきますけれど、、
一番の問題は、これがSM掌編だって事であります。
推理小説的捕り物も考えたのではありますが、
なかなかSMシーンを盛り込めずに、
今のところお蔵入りしているというのが本当のところで、
はてさて、今後どうなりますことやら、
書き手自身、何も見えずに、
登場人物が勝手に動き出すのを待っている今の私であります。


じゃぁ、又。          レイ

 

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