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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

お手当て

御調教が一段落すると、
御主人様は、財布から一万円札をとりだし、私に差し出す。

辛く苦しかったり、凄く恥ずかしい御調教であっても、
差し出される金額は一万円だ。
お財布に万札が入っていない時は、五千円の時もある。
それが、『お手当て』だ。
あぁ、私の体とMの心は、お金で買われているんだわ、、
男の身勝手に弄ばれる、私は悲しい女、、、


なぁんて、勝手な妄想遊びで自分を貶めたりするけれど、
『今晩は外食しない。飯を作れ、』という意味だ。
疲れ切った体を無理やり起こして、
下着は着けずに、急いで夕飯の買い出しに出かける。

分厚い高級霜降り肉が食いたい、なんて言われない限り、
3人分で一万円なんて事はあり得ない。
私の作る夕食は、しょせん家庭料理の延長だから。

ハルさんにも一万円の『お手当て』が渡される時もある。
ハルさんは知ってのとおり、お酒担当だ。
そして、当然のように一万円を使い切る。
足りなくなると、私に不足分を要求する。
「食材は食べきれる分じゃないと腐るけど、
 お酒は、悪くならないからね。」と主張する。
しかたなく、私の『お手当て』から不足分を渡す。



レシートと残金を御主人様にお返しした時点で、
『お手当て』はお手当てじゃなくなり、
私の『金で買われた牝』妄想は終わる、、、、、。


 

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自業自得

自業自得なら、身から出たサビって感じで、
後悔と諦めの気分が漂うけど、

類義語の自縄自縛って言うと、セルフ緊縛って感じで、
羞恥と快感の気分かなぁ、、、、


一般の人はそんなこと思わないんだろうけど。




まぁ、ヒマネタで、アホな話ではございますが、、

  

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梅雨葵

「さぁ、御主人様、出かけましょうか。」
「どこへ。」
「ちょっと早いですけど、Jさんのお墓参りですよ。」
「行かなきゃだめか?」
「何をおっしゃってるんです。」
「ちょっと感ずることがあってな。」
「お墓参りは別です。さぁ、行きますよ。」
なんか、元気のない御主人様。
景気づけに、御主人様の目の前で全裸になって腕を広げる。
縄衣装でのお墓参りが習わし(?)だから。

車での移動中、民家に様々な色の花がすくっと咲いている。
「ねぇねぇ、あの花なんていうんだっけ。」
あれはねぇ、タチアオイ。
梅雨入り頃、下から咲きだして、
てっぺんの花が咲くと梅雨明け、なんて言われているわ。
だからね、別名『梅雨葵』とも呼ばれているのよ。
気が早すぎた梅雨入り宣言だったのかもしれないけど、
梅雨の晴れ間の快適ドライブだ。


Jさんのお墓の前、他人様の視線がないのを確認して、
いつものように、ブラウスの前を広げてお参りする。

 Jさん、お久しぶりです。
 今日、御主人様はなぜか元気がありません。
 お墓参りを渋るほどでした。
 そんな沈んだ空気を払拭しようと、
 車の中ではハルと大声で話をしたんですけど、
 まだ、御主人様の元気は戻りません。
 どうかJさん、御主人様を支えてあげてください。
 お見守りください。よろしくお願いいたします。

「はるか遠くから、見守る事はできるけど、
 実際に支えるのは、あなたたちなのよ。
 賢治さんをよろしくね。」

そんなJさんの声が聞こえた。
 


私達の前にしゃがんだ御主人様は、
まだ、お参りを続けている。
やがて、、、、
膝をつき頭を抱えて、嗚咽しだした。


いつもは広くがっしりした肩が、小さくなって震えている。
 

 

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デジタルタトゥー 

「どうなされたんですか?」
ハルさんが、今にもそう言いそうだったので、
唇に人差し指を当ててから、親指小指で電話のポーズをする。
ハルさんは何も言わずにうなずき、離れた所で電話をする。
親指人差し指がOKサインを送ってきた。
御主人様を助手席に乗せ、和子さんのお店に向かう。
普段、強さ厳しさしか見せない御主人様が泣いた。
いや、牝達の前で肩を震わせ嗚咽した、
今は私達の立ち入れない世界で、
Jさんと話をしているに違いない。

いつものようにカツオを一本買って、和子さんのお店に行く。
もちろん母親のように大歓迎してくれたけれど、
ボーっとしている御主人様には、何も言わなかった。
「最近さぁ、カツオのタタキを注文するお客さんばかりよ。
 ほら、寄生虫のアニ、、、ナントカでさ。」
あぁ、アニサキスですね。
「そうそれよ、火を通せば安心だってね。」
まぁ、炙るだけでもそれなりの効果があるのかしら。

カツオ料理がカウンターに並ぶと、
和子さんが、ビールジョッキを御主人様の前にドンと置いた。
泡がはねて、御主人様が驚いたように顔を上げる。
「ほらほら、元気出しなさい。
 Jさんはもう思い出の人。
 あなたには今、レイさんとハルさんがいるのよ。」

「おぉ、ハル、レイ、すまなかったな。
 実は先日、海外の画像投稿サイトで知り合いを見かけてな。
 かつて仕事で世話になった女史だと思う。
 もちろん鼻から下しか写ってなかったから、
 顔は分からんが、あの顎の形に見覚えがあったし、
 なにより、左手首の独特な腕時計が同じだった。
 駅前の木立の陰で、コートを広げて全裸を晒していた。
 写真を撮影したのは当然男だろうから、
 彼女になにがあったかは想像に難くないが、
 あれだけの才女が、男に溺れて、世界中に裸体を晒して、
 消す事ができないデジタルタトゥーなんだぞ。
 たとえネットから削除されても、
 パソコンにダウンロードされたとしたら、
 もうどうしようもないよな。
 そんな事があってな、
 あの時のJが不憫でたまらなくなっちまって、
 涙が止まらなくなったのさ。」
「賢治さん、気持ちは充分わかりますけど、
 もうはるか昔の事よ。
 Jさんの画像をダウンロードした人がいたとしても、
 あの当時のデジカメは今ほど鮮明じゃなかったはずよ。
 もう誰もあの写真なんか残していないわ。
 悪い奴に引っかかったJさんは不運だったけど、
 苦い思い出と現実。しっかり区別しなさい。」
母親のような和子さんの言葉が、〆となった。

一気に大ジョッキを飲み干した御主人様。
何事もなかったかのように、近況報告やら、アホ話やら、、、




私達はまだ『春の陽射し』にはなりきれていないらしい。



           2017年6月10の事でした。
 

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擬宝珠

「橋の欄干に付いてる葱坊主って、なんて言うんだっけ。」
出張から帰ってきたハルさんがいきなりそう言った。

ネギボウズ?、、あぁ、ギボシでしょ。
「そう、それそれ。
 その擬宝珠を撫でてる娘がいてさぁ、、」
あぁ、伊勢神宮のナントカ橋の擬宝珠は知ってるわ。
撫でると、もう一度、来る事ができるってね。
でも、ハルさんの出張は伊勢じゃぁなかったよなぁ。

「私も、ついつい撫でちゃったのよ。」
その娘の真似したわけ?
「その娘が何を考えてたかは知らないけどさ、
 やっぱりつるつるしてないと痛そうじゃない。」

おいおい、一般人はそんな事を考えたりしないぞ。


アナルプラグだなんて。


 

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バスタブ

「おぉ、いいなぁ。
 片脚あげて、牝犬奴隷のションベンポーズか?」


子供がお風呂に飛び込むんじゃないんですから
普通お風呂に入る時は、片脚ずつ入りますよぉ。
ましてや、御主人様とご一緒させていただくんです。
多少は、しとやかにしたつもりだったのに、、、、、


牝犬奴隷のションベンと来たかぁ、、、

 

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テロ等準備罪

「テロ等準備罪、ってよく分かりません。」
お酒を飲みながら、ハルさんがそう切り出した。
「俺は法律の専門家じゃないから、ん~ん、難しいな。
 ただな、感覚的第一印象は、江戸時代の五人組だな。」
あぁ、近隣の監視、密告制度?
「五人組じゃないが、ハルとレイで言えばだな。
 『レイはブログにあんなこと書いてますけど。
  実際に陰で言ってる事はまるで違うんですよ。』
 なんて、ハルがレイを俺に密告したらだな、
 俺は、密かにレイの調教時の行動や反応を観察するだろ?
 官憲が個人を調査するための法律、隠れ蓑に使われる、、
 そんな恐怖を、漠としながら感じるよな。
 まぁ、なんてったって、『、、等、』だからな。」


うん、テロを計画するような非人道的な悪人は、
しっかり検挙して欲しいけれど、
『、、等、』という、法律の勝手な運用で、
健全な市民のプライバシーを探られたらたまらないぞぉ。

なんてったって、私、健全じゃないかもしれないけれど、
他人様に知られたくないプライバシーがあるんだから。

まぁ、いつも『緊縛』されているから、
官憲じゃなくて、御主人様に『お縄』にされてるのかもしれないけど、、



 

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サワグルミ


「やっと全国で梅雨入り宣言だねぇ。」
うん、毎日の雨はうっとうしいけど、
水不足にならない程度にそれなりに降って、
帳尻合わせの集中豪雨なんてのは堪忍して欲しいよね。
「ねぇ、サワグルミって知ってる?」
うん、くるみって言うけど、あんな実じゃなくて、
藤の花みたいに上から下に垂れるんでしょ。
「そう、それそれ、。
 上から下に垂れ下がる、ってのが妙に刺激されるでしょ?」

    
         『サワグルミと逆さ吊り牝奴隷』

なんか梅雨の雰囲気が、いいねぇ。
吊られた牝奴隷が、妙に風景に馴染んじゃってるし、、、


ハルさん予告シリーズ『季節の中の牝奴隷 6月』でした。

 

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たこ焼き

「先日、関西出身者と酒を飲んでな。
 小腹がすいたって、たこ焼き屋で2次会だった。
 たこ焼きなんぞ、久しぶりだったなぁ。
 お前達はどうだ?」
「たこ焼きですかぁ、、
 たまぁに、お好み焼きは食べますけどね。
 たこ焼きで2次会はありえないなぁ。」
関西ほどには粉もん文化がありませんからね。
「よっしゃ、今日はたこ焼き作くろうわ。
 ウチら、大阪人や。」
大阪弁もどきの御主人様のご提案で、そう決まった。

ホームセンターでカセットコンロ用タコ焼きプレートを調達。
スーパーで、たこ焼きの粉、青のり、天かす、卵、もちろん蛸も。
リビングのテーブルに新聞紙を広げて、
説明書きどおりに粉を混ぜていく。
御主人様は、「ほんまでっか?」なんてつぶやきながら、
ネットでたこ焼きの焼き方を真剣に研究している。
これは危険な兆候だ。
御主人様は凝り性だからなぁ、簡単にはやめないぞぉ。
このプレート、一度に大きめたこ焼きが16個作れる、、、
一回目はちょっと失敗して、二回やるとして、計32個。
「パフパフ言いながら、ビールを飲む。」って事らしいから、
一人ノルマ10個、、、私には多いなぁ。

プレートを熱して油をしき、御主人様の独壇場となった。
「まず、天かす、次に生地を7分目までそそぐ。」
「蛸をいれる。」「プレート全体に生地を流す。」
「生地を区切る。」
「竹串で生地が動かせるようになったら、、、
 よし、素早く生地を返していく。角度は90度。」
「休むことなく、その作業を繰り返す、、、」
「うん、初めてにしてはマァマァだよな。」
「よし、もう一回。」、、、、
二回目は、私達が見てもしっかりした球形になった。
「俺、おもしろい事に気づいた。よし、次!!」
三回目、、、
「ほら、くるっと返した時に、切れ目を入れるんだ。
 牝のケツみたいだろ。
 股縄調教中の牝をここで焼く、ってのはどうだ。」

  

なぜか、それとも当然にか、
股縄でビールを飲みながらたこ焼きを食べた私達。
都市伝説かもしれないけれど、
関西の人は、たこ焼きをおかずにご飯を食べるんだって?
ノルマ16個とビールでは、とてもご飯は食べられません。


御主人様は、ビール、たこ焼きをおかずに、
牝奴隷も召し上がりましたけど、、、、



 

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コインランドリー

洗濯機の調子が悪く、コインランドリーに行く。
「ついでだからさぁ、夕飯、外食にしよう。」
コインランドリー代と食事代、、お金の無駄遣いじゃね?
「じゃぁ、洗濯終るまでじっと待ってるの?
 それはそれで時間の無駄遣いじゃね?」

コインランドリーなんて久しぶりだ。
かつては、洗濯と乾燥が分かれていた気がするけど、
今は、フルオートマチックを選べるらしい。
セットして、コインを入れてスタート。
「おっきい丸窓から中が見えるってのがいいねぇ。
 ほら、私とレイさんのショーツがからまって、
 ビアンしてるよ、、ってがぁ。」
乾燥まで終わって、まだからまってたら本気ビアンだね。
って、二人ともアホじゃぁ。

終了時間を確認して、食事に出かける。
いかにも『食堂』って感じのなんでもありのお店。
餃子、ビール、野菜炒め定食、、、、
餃子をつまみながら、ハルさんが言った。
「ほら、レイさん、なに黙り込んでるのよ。
 ちゃんと、白状しなさい。」
ん? なんでもないよ、なんて言いながら、
見透かされたかぁ、、と思っている。
仕方がない、私の妄想譚をビールのつまみにしてくれぇ。


  ある日御主人様がおっしゃるのよ。
  「よし、コインランドリーに行くぞ。」
  自宅で洗濯できないような大物の洗濯かしら?
  なんて勝手に想像したんだけど、手ぶらなの。
 
  コインランドリーの駐車場で、
  「ほら、着ている物を全部洗ってこい。」
  えっ、裸になってですか?
  「全裸じゃないぞ。菱縄を着けてるだろ?
   あぁ、その縄も洗う事にしようか。それで全裸だな。」

  そっと店の中を覗く、、、つもりが、、
  自動ドアがグアァーンと開いてしまった。
  雑誌を読んでいる女性、スマホで遊んでいる男性、、
  二人が一斉に視線を私達に向けた。
  洗濯物も持っていないしオドオドもしている私達を、
  ちょっと不審そうに見たけれど、
  又、雑誌とスマホに戻っていった。
  服を脱ぐのは簡単だ。前開きのワンピースだけだから。
  でもその下が菱縄だったら、彼等は驚くだろうなぁ。
  SNSでその写真があっという間に世界中に広がっちゃう?
  胸のドキドキが心臓を口元まで押し上げている。
  あぁ、これが『腹をくくる』って事なのかなぁ、
  意を決して、ワンピースのボタンに手を掛けた、、、、


「おっ、いいねぇ。レイさんらしい妄想譚だ。
 それで? その後どうなっちゃうの?」
どうなるかは、勝手に想像してっ。
ほら、もうコインランドリーに戻るわよ。
洗濯が終わるとロックが外れて、誰かに盗まれちゃうよ。
「あぁそうだね。
 ビアンショーツの結果も見たいしね。」


やっぱ、アホな二人です。

 

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