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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

送り火

小さなキャンプファイヤーのような火が燃えている。

「迎え火をしたんだから、送り火もしなくちゃな。」
御主人様には、それなりの御調教計画があったのだろうし、
私達も、不安と期待で身構えてはいたのだけれど、、


「あなた、、、」
小さく燃える火を見つめながらの紗江様のこの一言で、
すべての流れが変わった。

「あなた、、、、、、楽しく過ごしてくれましたか?
 もう、お帰りになるんですね。
 あなたの残してくれたこの料亭、
 たくさんの楽しい皆さんに囲まれて必死に守っています。
 又来年、、、、遊びに来てくださいね、、、、」

「紗江、彼は、なんて言ってた?」
「えぇ、、、
 賢治さんもいるし、愛しい牝が三匹もいるんだから、
 俺は何も心配していない、って。
 Jさんは、なんか言っていました?」
「あぁ、、
 呆れ顔で、あなたまだそんなことやってるの? だとさ。
 目が笑っていたから、このお盆調教、楽しんでくれたらしい。」
「それはよかったわ。
 『秋立つや 皆在ることに 泪して』
 賢治さんや三匹の牝に囲まれて、私は幸せよ。」

「あぁそうかぁ、、、
 お盆休みの終わりって、年末年始の休みとか、
 有給休暇の終わり方と全然違うと思ってたけど、、、
 精霊との出会い別れがあるから、独特なんですねぇ。
 『おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな』、、、」
ハルさんが、彼女なりの感想を述べた。

「耕衣、芭蕉ときたかぁ、」
御主人様が私を見つめる、、、、
えっ、なになに、、まるで、、句会じゃん。
私も、、私もなんか言わなくちゃぁ、、、、、
、、、、
『花火師の 溜息見たり 宴終わる』、、

「花火大会の後のむなしさって気分は分かるけど、初耳だ。
 耕衣、芭蕉ときて、それ、誰の句だ?」
いえ、、即興の、、、レイ作です、、、、、

当然のように、全員の目が彩さんを向く、、、

「ごめんなさい。私、俳句なんて、、、、
 まともに学校も出ていませんし。」
「バーカ、俳句は学歴で吟じるもんじゃなかろう。
 『宙吊りの 彩の舞たる 今朝の秋』by 俺。
 『一句待ち 息をつめたる 秋の宵』by 俺。
 俳句でも短歌でも川柳でも、今の心をそのままに聞きたいな。」

「俳句、短歌ですかぁ、、、、
 なんか、言葉責めの御調教みたいですぅ、、、」
そんな事を言いながら、彩さんは必死に考えている、、、

「『アナルより侵入者あり盆の朝』
 、、、、、
 『肛門の痺れに恥じる我ありて、、、、、、』
 えぇとぉ、、、、、、、、、、、」
まるで下の句を歌えとでもいうように私を見る彩さん。
しゃぁねぇなぁ、、、、、、、、
 、、、、、
『肛門の痺れに恥じる我ありて
 そこも性器と主は説きたり』
って感じでいかが?

「おぉ、いいなぁ。
 彩にとっての盆休みは、吊りでも縛りでもなく、
 アナルだったって事かぁ。」

顔を真っ赤にして恥ずかしがりながらうつむく彩さんを、
皆で冷やかしながら、ビールで乾杯です。





紗江様の旦那様、Jさん、、、、
来年のお盆も、又、お会いできますように、、、、、、



              2014年8月16日夜の事でした。
 

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