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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

井の中の蛙

「私達はM女です、牝奴隷です、なんて言いながら、
 お前達は、俺以外に調教された事がないわけだよなぁ。」
えっ、何をおっしゃりたいのかしら?
「他の主人に仕えてみるか?
 お前達、そのままでは、井の中の蛙、だぞ。」

思わずハルさんと顔を見合わせる。
ハルさんはニコって笑い、
咳払いするように握った手を口に持っていき、
それから、とうとうと弁舌を始めた。

「御主人様が私達に飽きてしまったとか、
 貸し出し御調教をお望みでしたら、それに従いますけれど、
 『井の中の蛙』は、大海を知りたいとは思っておりません。
 御主人様は私達にとっては、空です。
 大海と言えども空の広さに比べたらちっぽけです。
 『井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る。』
 とも言います。
 どこから見ても空の青さを知ることができるかもしれませんが、
 それは本質的な違いがあります。
 薄暗い井戸の底から見上げるからこそ、空の青さが際立ちます。
 大海の蛙が見上げる空と、井の中の蛙が見上げる空は、
 ある意味全く別物なのです。
 蛙には吸盤がありますから、どんなに深い井戸だとしても、
 たやすく上ることができます。
 ただ、外の世界には邪心を持ったヘビや、
 淫らなタカやフクロウといった猛禽類もたくさんいます。
 ですから、青く高い空という御主人様だけを見つめて、
 たとえ、甘えだ、温もりでの日向ぼっこだと揶揄されても、
 井の中の蛙で満足しております。
 そして、蛙は真水で生きています。
 大海を眺めることはできても、
 大海の塩水で生きてはいけません。
 御主人様が私達を塩水の海に放り投げるとおっしゃるなら、
 もちろん御命令には逆らわず、
 しっかり、醜い屍を晒してごらんにいれます。」
拍手したい思いにかられながら、そっと御主人様を見る。

「レイ、、いろいろ矛盾や詭弁はあるにせよ、
 俺は、ハルに論破されたように見えるか?」

いえ、、、
私達はいつも御主人様をしっかり見つめています。
けっして、様子を窺う、探りを入れるって事ではなくて、
御主人様のお求めになるものをしっかり受け止め、
理解して行動するためです。
先ほどの御主人様の『井の中の蛙』のお話のとっかかりは、
私達に議論を求めているというか、
私達の考えを聞こうとしているように感じました。
ハルさんは、そのご期待に応えただけだと思います。
一見、論破してしまったようですけれど、
ハルさんの真意がそこになかった事は明らかですし、
お望みなら、私も、塩水に屍を晒す覚悟はできております。

「いろいろ矛盾や詭弁はあるにせよ、
 やっぱり、俺は、お前達に論破されたようだな。
 まぁ、それもそのはず。俺は同好の士がいるわけでも、
 目標とするの師がいるわけでもないからな。
 結局は俺も井の中の蛙、なのかもしれないなぁ。」

あのぅ、、御主人様、、、、
年度末のお仕事お忙しくて、お疲れですか?
そんな弱気な言葉が出てくるなんて、、、、、

「あぁ、確かに、忙しい。
 世の中の景気は少しずつ回復傾向だからな。」

「御主人様、SとMの世界って、、
 みんなそれぞれに、井の中の蛙なのかもしれませんよ。
 僭越ですけれど、、、、御主人様が御満足なさって、
 私達がしっかり御主人様に従っているならば、
 井の中の蛙を他人様に揶揄されるいわれはないと思います。」

「うまいこと言うなぁ。
 俺は孤高のサディストで、お前達は孤高のマゾヒストか?
 井の中の蛙かぁ、、、、、
 よっしゃ、今日は、井の中の蛙調教にするか。」
 


 

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コメント


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主の年齢もあるのかもしれませんが。。
「俺の事を思い続けて生きるという選択もある。だけど、それだとそこ止まりになってしまう。それはもったいないだろ」
主様はそんな事を仰います。

「生涯俺のもの」と仰ったお言葉を芯としてお仕えさせて戴いているので、私自身は(主様の)生涯主様の奴隷としてお傍に居させて戴こうと思っています。
けれど一方で、それは”主様から巣立ち他の方の下で成長した私”を主様に見て戴けない、、、という選択にもなるわけです。

どちらが悦ばれる選択なのか。。
その日は自ずと来るものであり、私がとやかく言う事ではないのかもしれませんが、そんな事を考えます。。

雪絵 | URL | 2015年04月02日(Thu)10:24 [EDIT]

雪絵さん、ありがとうございます

小学、中学、高校にかけて13年間、柴犬を飼っておりました。
犬を飼いたいと親にねだった時に、父が選んだのは柴犬で、
屋外で飼う、という約束でした。
動物アレルギーなどを心配したのかもしれませんが、
お洒落な西洋室内犬に憧れていた私は、
ひどくがっかりした記憶があります。
それでも、餌やりや散歩やブラッシングをしているうちに、
とっても懐いてくれてました。
日本犬なので、主人と思った人間にはとても忠実で、
逆に、見知らぬ他人は、敵と思っているのか、
主人に害をなす人物と思っていたのか、
たとえ毎日来ているに違いない郵便屋さんにさえも、
いつも吠えていたようです。

忘れもしない、とても冷え込んだクリスマスの夕方、
いつものように、散歩に連れて行こうとしましたが、
じっとうずくまって、犬小屋から出てきませんでした。
あれぇ、どうしてもっとはしゃがないの、、?
そう思いながら、、、、、、、、
後刻、彼に触れた時は、もう冷たく硬くなっておりました、、

その後、犬は飼いたいとは思ったことがありません。
とてもさみしく、辛く、悔しい思いをしましたので、、、


私は、純粋で忠実な日本犬でいたいと思っております。
たとえ、牝犬奴隷だろうと、真摯に忠実であるならば、
その技術が主の御満足に至らなかったとしても、
飼い主は、それなりに、愛でてくれるに違いないと、
勝手にそう思っております。

私達が主の骨を拾うもよし、
主に骨を拾ってもらうもよし、、、、
「私も、塩水に屍を晒す覚悟、、、」
は、口先だけの事ではないと、思っております。

生意気言って申し訳ありません、、
雪絵さんの想い、、
雪絵さんの主様のお考えに反論するものでもありません。
若気の戯言とお聞き流しください。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2015年04月02日(Thu)19:22 [EDIT]

横入りでごめんなさい

レイさんの、お返事コメント、これだけでブログの一話ができそうで、
なんか、相手様を思いやりながら、しっかりの主張で、、、

匿名さん | URL | 2015年04月02日(Thu)21:02 [EDIT]

いいえ。
読み返して見たら、私のコメントこそ反論のようになっていました。
そんなつもりではなかったのですが。。不快にさせてしまっていたならば申し訳ありませんm(__)m

私があのようにウダウダ考えていることこそ、主様に疑惑を抱いていることだと今は思いました。
ただ黙ってついてくればいい。
それなのに、私は主様のお言葉を疑っていたのです。

レイさん、ハルさんの言葉こそ、主を信じてついていくお姿と感じます。
すみませんでしたm(__)m

雪絵 | URL | 2015年04月02日(Thu)23:51 [EDIT]

匿名さん、ありがとうございます

いえいえ、勢いだけで書きなぐってしまったようで、、、

まぁ、牝犬奴隷はともかく、
飼い犬の思い出、というような一遍は書けそうですねぇ、、、
ここに書いちゃったから、重複になるかもしれないけど、、

次はお名前教えてくださいね。
じゃぁ、又。          レイ
 

Ray | URL | 2015年04月03日(Fri)20:14 [EDIT]

雪絵さん、ありがとうございます

いえいえ、不快に感じたりなんてしておりません。
逆にお気遣いいただいて申し訳ありませんでした。
雪絵さんのコメントを一生懸命、噛みしめさせていただいて、
その後、一気呵成に、書きなぐったようなお返事コメントでしたので、
たぶんに、理想的なことを格好つけすぎて書いております。

じつは、私も雪絵さんのブログでの
ウジウジ、グタグタ(失礼、m(__)m )に、たくさんの共鳴を感じて、
このブログでも、
何度か、私なりのウジウジ、グタグタを書いたのですが、
検閲官のハルが、アップを許してくれません。

あぁ、今、ふと思いつきました。
ウジグタ没ブログ特集、、、、。ネタになりそうだあぁ、、、

まぁ、他意はありませんので、お気になさらずに、
稚拙な私の表現をお許し下さい。
これからも、ご意見、ご感想、お待ちいたしております。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2015年04月03日(Fri)20:33 [EDIT]

そういえば・・

そういえば、以前にも「本当はもっとドロドロしてるけれど、ブログには書いてないんだ」みたいなハルさんの言葉がありましたね。

もしよかったら、こっそりお聞きしますよ。ウジウジグダグダ^^
というか、ちょっと聞いてみたい、、のが本音(笑)

雪絵 | URL | 2015年04月04日(Sat)02:02 [EDIT]

雪絵さん、ありがとうございます

ハルの検閲を逃れることができるような『ウジグダネタ』を、
密かに探しておりまして、、、、、
じつは、これぞっていう秘密兵器を見つけてしまいました。
ただ、いろいろ下準備やら下工作やらが必要で、、、
けっして気を持たせているわけではないのですが、
今年中には、アップしたいなぁ、、なんて、
支配者にたてつく地下組織抵抗者気分で、
そんな状況さえも、楽しんでいる今の私です。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。        レイ
 

Ray | URL | 2015年04月05日(Sun)18:51 [EDIT]