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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

人を恋うる歌

「俺、先に風呂入るぞ。
 お前達もそれ終わったら来い。」
キッチンで洗い物をしている私達にそうおっしゃって、
バスルームに向かう御主人様。
やがて、大声の歌が聞こえてきた。

御主人様、ご満足いただいたみたいね。
腕の縄痕をさすりながら、ハルさんと目を合わせる。
「確かに、ご機嫌ねぇ。
 今日は、縄も鞭もズンズンズンも強烈だったもんね。
 でもなに、あの歌。古くせぇ。」
ええとねぇ、、旧制三高の寮歌、、だったかなぁ、、


「ご一緒させていただきます、、」
私達がバスルームに行くと、まるでそれを待っていたみたいに、
スケベ椅子に大股で腰掛けている御主人様。
ハルさんがすかさず、
「御主人様、お体、洗わせていただきます。」、、って。
もちろん、最初に洗いだしたのは、オチン様からで、、、

出遅れた私は、頭を洗ってさしあげる。
御主人様、さっき歌っておられたのは、旧制三高の寮歌ですか?
「あぁ、正確に言えば、与謝野鉄幹の『人を恋うる歌』だ。
 レイは知ってるのか?」
はい、なんとなく聞いたことがあります。
もう一度、聞かせていただけますか?
「おぉ、心して聞けよ。」
御主人様が朗々と歌う、、、

 ♪ 妻を寝取らば性たけて、みめうるわしく情けある、、、
   友をえらばば縄編みて 六分の狂気 四分の熱 、、♪

あのぉ、『妻をめとらば、才たけて、』じゃぁなかったですか?
「バーカ、『妻を寝取らば』は、業界の常識だぞ。
 縄を編む狂気の友と一緒に、人妻を寝取るんだ。」
なんの業界なんじゃ?
それに『六分の狂気』は『侠気』だったと思う、、
まぁ、男気は狂気だって事なのかぁ?

「レイ、そこ、右側の下、ちょっと痒い、、」
頭を洗いながらも会話は続いている、、、
「バーカ、世の中、表があれば必ず裏があるんだ。
 そこまで読み取って初めて、歌を理解したことになるんだぞ。」
いやぁ、なかなか裏までは、読み取れません。
「よっしゃ、『石川ひとみ』も、こう歌ってるのを知ってるか?」
喫茶店で緊縛?
 ♪ 夕暮れの街角 のぞいた喫茶店
   微笑み見つめあう 見覚えある二人
   あの子が急になぜか きれいになったのは
   あなたにこんなふうに 縛られてるからね
   好きだったのよあなた 乳首の先でずっと
   もうすぐ私きっと あなたに鞭打たれる  ♪

御主人様によれば、
『まちぶせ』は牝奴隷の嫉妬争いの歌、らしい。
でも、、街角の喫茶店で、『あの子』は縛られてるのかぁ?
緊縛と露出調教って事?



再び元気になられた御主人様にズンズンズンをいただいて、
『人を恋うる歌』も『まちぶせ』も、
どうでもよくなった私達ではありますが、、、



            2015年10月10日の事でした。
 

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コメント


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新しい表現方法?

さりげなく、『今日は、縄も鞭もズンズンズンも強烈だったもんね』、、
なんて綴って、厳しい御調教があった事をうかがわせながら、
別な展開に持っていくなんて、さすがレイさん、
文章の巧みさを感じました。
でも、お風呂の前はどんな御調教だったの? って気になります。

zaimu | URL | 2015年10月14日(Wed)22:52 [EDIT]

zaimuさん、ありがとうございます

はい、ご指摘、感謝感謝です。
私なりに、新たな展開表現かなぁって、思いながら、
替え歌をメインにしてみました。

>お風呂の前はどんな御調教だったの?
それは、後日のネタにとっておこうかと、、、
ごめん。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。        レイ
 

Ray | URL | 2015年10月15日(Thu)18:49 [EDIT]