
「このビルにある中華料理店は結構うまいぞ。
昼飯なら、五目中華焼きそばかチャーハンか、
まぁ、ランチ定食がお勧めだな。」

冷たい北風がふいている。
さほど強くはない、なんて油断していたら、
ビル風なのだろうか、ビルの近くで急に風力が増したようだ。
ひるがえるようなスカートを、あわてて押さえる私達。
「暖冬、暖冬、、なんぞと言っていたが、寒いな。
やっぱり、冬なんだな。
いい季節になったなぁ。
静電気で、スカートがまとわりついたり、
北風でスカートが股間に張り付いたり、めくれたり、、、」
御主人様お勧めのチャーハンを私が注文、
ハルさんは五目中華焼きそば。
二人で交換し合って食べる作戦。
御主人様はランチ定食をお頼みになって、
「日本人はな、特に、牝奴隷はな、
季節、季節での調教を大事にせねばいかんのだぞ。
だからな、北風に抗ってはだめだ。
帰りは、スカートを押さえるな。
北風さんが、スカートの下を覗きたい、
って、そう言ってるんだからな。」
北風さんの視線は、即ち、御主人様の視線なのだろう。
季節を大事にする牝奴隷としては、、、、
北風に あらがふことを 敢てせじ
富安 風生
当然、作者の想いとはまるで違っているに違いないけれど、
御主人様的解釈なら、たぶんこうだろうと、、、、、、
勝手なこじつけ、であります。


