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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

憧れ

「二日ほど早いが、付き合ってくれるか?」
はい、もちろん。今年もお付き合いさせていただきます。
「私達もそのつもりでレインコート、着てきました。
 ちょっと暑いですけど、、、」
麻縄に手を伸ばしながらも、
御主人様の目は柔らかく微笑んでいる、、、、、
「お前達、何回目になる?」
初めてお連れいただいたのが2009年でしたから、8回目、、
「そうかぁ、、もう、そんなになるんだなぁ。」


車を降りると、竹林を渡る風が爽やかだ。
真夏日かと思うほどの街中の蒸し暑さとはまるで違う。
墓地の入り口で、私達を待っていたかのような和服姿の女性がいた。
和子さんだった。今日は居酒屋はお休みなのだろう。
御主人様は軽く手を上げるようにして、
「わざわざ来てくれて、ありがとうございます。」
「、、回忌ですからね。
 私の方こそ、Jさんには御無沙汰してしまって、、、、」


Jさんの墓前で、コートの前を開く。
御主人様の後ろにしゃがんで、Jさんに御挨拶。

 Jさん、お久しぶりです。
 牝奴隷として御主人様にお仕えして、
 Jさんと同じくらいの月日が過ぎました。
 それでもまだ、Jさんは私の目標ですし、憧れです。
 髪も『先笄』のままです。
 初めてJさんの写真を見せていただいた日の事、
 初めてJさんの御墓参りをさせていただいた日の事、
 私は忘れません。
 心が折れそうになって枕を抱いて寝ていた夜、
 Jさんの魂が一晩中寄り添ってくれたいた事も忘れません。
 どうか安らかにお眠りください。
 そして、いつまでも私の憧れでいてください。


「賢治さんをよろしくね。」
そんな声が聞こえた。

はい、「はい。」
隣のハルさんと、思わず顔を見合わせる、、、
ハルさんもJさんの声が聞こえたのだろうか、、、


Jさんが『御主人様と二匹の奴隷達』を認めてくれたのだろうか。



            2016年6月11日の事でした
 

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| | 2016年06月13日(Mon)08:40 [EDIT]

鍵コメH様、ありがとうございます

過去記事にも書きましたが、
主は、年齢の割には、身近な方をたくさん失っておられます。
もちろん私達はJさんの死を存じませんでしたが、
お墓参りを許していただいてから、主の想いとは違っていても、
私達なりに、Jさんを想い、主を支えていこうと決めました。

霊魂の存在を信じているわけではありませんが、
『祈り』が死者を慰め、
今、生きている自分やその周辺の人々の心を落ち着かせると、
そう思っております。

ありがとうございました。
又、遊びに来てください。     レイ
 
 

Ray | URL | 2016年06月13日(Mon)19:32 [EDIT]