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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編縄雨捕り物控 捕り物其の参

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藪入り お紗夜 

「槙様、槙様、、、どうされました、、、」
夜具が揺れ、女が香り、夜気が滑り込んでくる。
「おぉ、どうした。」
「どうしたじゃぁありません。
 槙様、ひどくうなされておいででしたよ。」
「あぁ、そうかぁ。今、何刻だい。」
「さぁ、明けはまだまだ。八つくらいでしょうか。」
「寒いな。」
「あい、昨夜半からの雪がまだ続いております。」
お紗夜が不器用な手つきで槙次郎の肩に掻巻をかける。
「おめぇ、その手首の紐はどうしたんでぇ。」
「どうしたじゃぁありません。
 槙様があたしを縛って、事をなさったんですよ。」
「あん時の紐、おめぇまだ解かねぇんかい。」
「惚のじのお方に縛っていただいたのですもの。
 外すのがおしゅうて、、、、」
「おめぇ、もしや、武家の出かい。」
「いやですよぉ。
 女郎の過去なんて、探るもんじゃありません。」
「まぁ、いろいろあったんだろうなぁ。」
「今日は藪入り。槙様もお忙しくなりますねぇ。」
「そうでもなかろう。、郷がある奴は郷に帰っちまっただろうし、
 帰る処のない小僧も、この雪じゃ、町をふらつくこともあるまい。
 よし、決めた。今日は休みだ。
 お紗夜の尻と雪見をしながら酒を呑むことにする。」
「同心様がそんな無精でよろしいんですかい。
 あたしぁ槙様とご一緒できて、何よりですけんど。」
「なぁに、俺が女郎部屋でのんびりできるのは、
 世の中が太平の証さ。なんか事あれば、
 岡っ引きが必死になって俺を探してくれるだろうよ。」
料理茶屋という看板の陰で、二階では女を売る御法度の店。
槙次郎は、辛い捕り物があった時は、八丁堀の役宅には帰らず、
ここでお紗夜を縛り、鬱憤を晴らす。


朝四つを過ぎても、まだ雪は降り続いている。
「槙様、夜中にあんなにうなされて、、、
 又、お辛いことがあったんですか。」
後手に縄をかけている槙次郎にお紗夜が聞いた。
「植木職人が、閉め忘れた蔵の錠前を見かけちまってよ、
 つい出来心で、三十両ほど盗んじまってな。」
縄尻を鴨居に掛け、お紗夜を立たせる。
「三十両、、なら、、、死罪ですか。」
「おそらくな。」
そう言いながら、前かがみのお紗夜の尻を平手打ちする。
「その植木職人を捕えたのが、俺なのさ。
 金が失せた時、そこにいたのは家人と職人だけでな。
 下手人はすぐに分かっちまう、ってもんだろう。
 長屋に踏み込んだら、涙を流しながら震えていたんだ。」
傍らの蝋燭をお紗夜の尻に垂らす。
「あっつ、、、しゃ、酌量の余地はないんですか。」
「あぁ、俺もその旨、与力様に伝えたがよ。
 あとは、奉行様の御沙汰一つってとこかな。」
「今月は、、、」
「北町のお奉行が当番だ。
 もっとも、死罪となれば、決めるのは老中様だがよ。」
仁王立ちでお紗夜に一物を咥えさせる。
「よごがかには、、、
 世の中には本当の悪党が沢山いるのに、、、、」
「そうよなぁ、江戸払い程度で、おさめてくれんかなぁ。」
背後からお紗夜を貫く、、、、
「地道に働く善人が、ふとした気の迷いで、金を盗む。
 自分が犯した罪に気づいて震えてしまう、、、
 俺は、あの職人の涙が忘れられんのよ。」
怒りをぶつけるように、
槙次郎はお紗夜を激しく犯し続ける。
「きた、、北町奉行様、、、
 おな、、お情けのある、、お、お裁き、、
 、、、だといいですねぇ。」



 ******** つづく ********

 
 

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