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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編縄雨捕り物控 捕り物其の四

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旗本女房 お篠 

「これはこれは、お篠様。
 わざわざ旗本の奥様に御足労いただいて、申し訳ありませぬ。」
「いえ、うちの女中が粗相をはたらいたとか。
 女中の粗相は主人の咎、主人の咎は妻の咎と申します。
 して、お静がなにをしでかしたと、、」
「なに、小間物屋で間引き盗みをしているところを、
 拙者が見つけてしまいましてな。」
「なんと、間引き盗みとは、、、。お代は。」
「品は店人に分からぬよう返させましたので。」
「なにかの気の迷いに違いありませぬ。
 あたくしが言い聞かせますゆえ、ご容赦を。
 連れて帰りますので、お静はどこに。」

槙次郎が奥に案内すると、
そこに、あられもない乱れ着物で縛られているお静。
「品は返したとおっしゃりましたよな。
 何ゆえにこんな辱めを受けねばならんのじゃ。」
「拙者も説諭のみで帰そうと思ったんじゃが、
 念のために調べたら、出るわ出るわ、
 懐、袂、帯から、簪、匂い袋等々、、、全部で十二品。
 それで、結局こんな格好になった次第でござる。
 女には隠す処が沢山ありますゆえ、、、、」
「女に鞭敲きは御法度のはず。」
「これは説諭の鞭、刑ではござらぬ。
 よくよく問いただしてみますと、、
 月の物が近くなると、間引き盗みをしたくなるとの事。
 その背徳の身震いと興奮が快感になると、、、
 そしてその快感は、、お篠様、あんたから習ったんだそうで。」
「そ、そ、それはお静の言い逃れにちがいありませぬ。
 それに町同心、不浄役人の分際。
 たかだか十文二十文で、あたくしに嫌疑をかけるなど、言語道断。」
「いえいえ、嫌疑ではござらん。
 たんだ、旗本の奥様には理解できんでしょうが、
 商人はな、間引き盗みされた品の十文、二十文から儲けを得て、
 つつましく生活してるんだぜ。
 どうやら、奥様にも説諭が必要でしょうかねぇ。
 よし、お篠、脱げ!。 俺が説諭の鞭をくれてやる。」

裸体を晒したお篠とお静を見比べながら、茶をすする槙次郎。
やがて、羞恥に火照る二匹を交互に鞭敲きしだすのであった。





「おぃ、お光、、、おぃ、、、お、み、つ、、、
 おめぇ、こんな話で、興奮してるんか。
 ここをこんなに濡らしちまって。
 嘘だよ。全部俺がでっち上げた妄想話さ。
 いくらなんでも、旗本の奥様にそんな事、できねぇだろ。」
差し込まれた槙次郎の指先で、さらに股間が溶けるお光。
「つつましさのない淫乱女だな。
 その咎により、鞭敲き三十の刑に処す。」
「槙様、、女中の咎は主人の咎と、、、、」
「おぉ、よく申した。
 主人の咎もお前にくれてやる。鞭敲き六十の刑じゃ。
 尻を突き出せぇ。」




 ******** つづく、、 かもしれません、、********

 
 
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ハルさんの感想的あとがき


「いいねぇ、やっぱ正義感が強い岡っ引きの上司には、
 ふしだらさ漂う同心がいいよね。
 たださ、岡っ引き茂蔵の登場が少ないよ。
 ふしだらな槙次郎を苦々しく思いながら、
 でも、なぜか惹かれてしまう茂蔵、、、
 そんな描写も必要かもね。
 そこで物語に深みが出るってもんでしょ。」

はいはい、おっしゃるとおり。
この行数で書ききるのは難しいかもしんねぇけど、、


「もうちょっといえば、、、
 江戸の季節、風物、祭を折り込んで、って気分は分かるけど、
 やっぱ、わざとらしいな。
 さりげなく、あぁ、、って思わせるのがいいと思う。」

はいはい、ご説ごもっとも。
せっかく調べた風物だから、それを書きたくて書きたくて、
確かに説明的になってるかもしんねぇ。



「でもさぁ、素敵な前ふりだよね。」
前ふり?
「だって、深川から八丁堀なんて電車で、すぐじゃん。
 やがては、居酒屋賢兵衛とか人形屋と絡むんでしょ?」

うん、少しはそれも考えた。
江戸時代に電車はないけど、、、、
確かに、八丁堀、五間掘、六間掘は近いよねぇ、、、、
どう絡ませたらいい?





そんなこんなで、じゃぁ、又。       レイ

   

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コメント


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ハルさんの意見に賛成

さらっとは面白いけど、槙次郎の人となりがよく伝わってきません。
茂蔵ばかりではなく、読者も苦々しく感じながら、
でも、ついつい惹かれてしまう、そんな展開が理想かと。
この物語は長く続けて初めて味が出てくるのではと、、、
次の『捕り物』待ってます。
 

kaibo | URL | 2017年01月22日(Sun)21:21 [EDIT]

Kaiboさん、ありがとうございます

一話完結、なんて自己縛りしてしまったので、
なかなか物語の展開がスムーズにいかず、
ましてや、SM要素も入れなくちゃ、なんてことになると、
書いている本人も、お約束的わざとらしさが出てしまって、
何とも歯がゆいばかりでありました。
おっしゃるように、長く綴ることができれば、
もっと丁寧に展開できるのかもしれません。
これからも、ゆっくり、お見守りいただければ、幸いです。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2017年01月23日(Mon)18:29 [EDIT]

確かに、

コメントkaiboさんや、ハルさんがおっしゃる通り、
確かにそうかもしれませんねぇ、
魅力的キャラではありますが、
長編的要素か、掌編をじっくり書き綴って、
そこでキャラが確立、という感じがしました。
生意気言ってごめんなさい。
私も、次の捕り物、お待ちいたしております。


zaimu | URL | 2017年01月25日(Wed)22:13 [EDIT]

zaimuさん、ありがとうございます

はい、おっしゃるとおりですね。
ただ、ブログ形式では、長編は読み飽きちゃうと思うので、
掌編を積み重ねて、槙次郎を書き込めたらいいのかな、
なんぞと考えております。
それなりに小ネタを集めて、いつの日かもう一度、、、、
密かに画策中の私であります。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。        レイ
 

Ray | URL | 2017年01月26日(Thu)20:40 [EDIT]