
「おい、桜の開花っていったいどこの話なんだぁ。
この町内だけ圏外なのかぁ? やけに寒く感じるぞぉ。」
駐車場脇の桜の樹を見下ろしながら、御主人様がおっしゃった。
確かに、遠目には枝にしか見えない。
近づけば、ピンクのつぼみが膨らんでいるのだろうけれど。
「春の陽気に誘われて、股縄牝奴隷を連れて公園へ、
なんて考えてたけど、こう寒くちゃ中止だな。
スカートの下を覗くのは春風じゃなく北風だ。」
日々の寒暖差が激しいこの頃、
今日から4月だというのに、相当寒い。

「よし、昼飯食いに出かけるか。」
たとえ覗かれるのが北風であったとしても、
私達は、スカートに股縄姿。
ニーハイソックスとコートはお許しいただいたとしても、
やっぱり風が冷たい。
住宅地の中にある個人経営のパスタ店まで、
平気を装って、でもちょっと震えながら歩いていく。
おトイレしたくなりそうだ。ちょっとヤバイなぁ。
御主人様がお選びになったスパゲッティは、
イカとアサリのペスカトーレ大盛り。
「私は、、、、ボンゴレビアンコ。」
御主人様もハルさんもアサリかぁ、、
じゃぁ、、私も、春キャベツとアサリの和風スパ。
パスタはとてもおいしかった。
このお店、隠れた名店かもしれない。
案外お店の主人は某有名店でシェフをしていたとかさぁ。
食後、おトイレをお許しいただいて、ハルさんと連れション。
トイレから出てくると、御主人様が会計をしている。
そして、お店のご主人が平謝りふうに、頭を下げている。
「御主人様、どうなさったんですか?」
店を出て、そう尋ねてみると、
「テーブルの下からお前達の股縄を覗いたと謝っていた。」
えっ、本当ですか?
「嘘に決まってるだろ。
アサリ関連メニューを全て値上げしたのを謝ってたんだ。」
あぁ、確かにアサリが不漁だ、なんてニュースを見たよなぁ。
私達、完全にアサリ攻撃で申し訳なかったかしら。
いやいや、最高の悪は、御主人様だ。
だって、イカも不漁なんだぜぇ。
大衆パスタ、ペスカトーレも超高級品になったって事かぁ?
この町内だけ圏外なのかぁ? やけに寒く感じるぞぉ。」
駐車場脇の桜の樹を見下ろしながら、御主人様がおっしゃった。
確かに、遠目には枝にしか見えない。
近づけば、ピンクのつぼみが膨らんでいるのだろうけれど。
「春の陽気に誘われて、股縄牝奴隷を連れて公園へ、
なんて考えてたけど、こう寒くちゃ中止だな。
スカートの下を覗くのは春風じゃなく北風だ。」
日々の寒暖差が激しいこの頃、
今日から4月だというのに、相当寒い。

「よし、昼飯食いに出かけるか。」
たとえ覗かれるのが北風であったとしても、
私達は、スカートに股縄姿。
ニーハイソックスとコートはお許しいただいたとしても、
やっぱり風が冷たい。
住宅地の中にある個人経営のパスタ店まで、
平気を装って、でもちょっと震えながら歩いていく。
おトイレしたくなりそうだ。ちょっとヤバイなぁ。
御主人様がお選びになったスパゲッティは、
イカとアサリのペスカトーレ大盛り。
「私は、、、、ボンゴレビアンコ。」
御主人様もハルさんもアサリかぁ、、
じゃぁ、、私も、春キャベツとアサリの和風スパ。
パスタはとてもおいしかった。
このお店、隠れた名店かもしれない。
案外お店の主人は某有名店でシェフをしていたとかさぁ。
食後、おトイレをお許しいただいて、ハルさんと連れション。
トイレから出てくると、御主人様が会計をしている。
そして、お店のご主人が平謝りふうに、頭を下げている。
「御主人様、どうなさったんですか?」
店を出て、そう尋ねてみると、
「テーブルの下からお前達の股縄を覗いたと謝っていた。」
えっ、本当ですか?
「嘘に決まってるだろ。
アサリ関連メニューを全て値上げしたのを謝ってたんだ。」
あぁ、確かにアサリが不漁だ、なんてニュースを見たよなぁ。
私達、完全にアサリ攻撃で申し訳なかったかしら。
いやいや、最高の悪は、御主人様だ。
だって、イカも不漁なんだぜぇ。
大衆パスタ、ペスカトーレも超高級品になったって事かぁ?


