FC2ブログ

御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

絵物語

「ねぇ、『寄り道』掌編、できてる?」
ん~ん、江戸物も現代物も、中途半端で、まとまらないわ。
「じゃぁ、寄り道提案、アイディアがあるんだ。
 先日の展覧会の絵、私、すごく気に入っちゃって、
 コメントも、それなりに好評だったじゃない。
 あのパターンで、物語を書くっていうのはどうぉ?
 そんなリクエストもあったでしょ?」
なになに、ハルさんの画像で私に物語を書けって?
「そう、SMに酔う女の絵物語。
 そうだなぁ、レイさんもそれなりの年齢になったんだから、、
 うん、『人妻レイの物語』よ。」
人妻が他人様に調教されるって、なんか陳腐だね。
「陳腐でいいのよ。
 設定が陳腐でも、物語はしっぽりしていて、
 読者はいつの間にか引き込まれていくのよぉ。」

又、ハルさんにブログネタを決められてしまった。
まぁ、そんなこんなで、今日はちょっと寄り道。
お暇なら御一読を。
しっぽりとしていて、思わず引き込まれる、、
そんな事は無いだろうけど。


************************
人妻レイの物語



まどろみ

 菱縄姿で目覚めた至福の朝を、
 誰にも邪魔されたくはない。
 昨夜の自分の痴態を想いながら、
 まだ残る火照りと共に
 けだるい躰で寝返りをうつ。

 そこにある厚い胸板が、
 夫でないことは、
 この菱縄と私だけの秘密だ。

 貞淑な妻であることを誓った男、
 その貞淑さを縄で踏みにじる男、
 貞淑な私は男をあなたと呼び、
 不貞な私は男を御主人様と呼ぶ。






記念樹

 大きく開かれたカーテン。
 窓の外から覗き見る気配を感じる。
 硬くとがった乳首の先を
 柔らかく湿った股縄の奥を、
 崩れかけた理性と戦う淡い吐息を、
 思わず発した屈服の喘ぎを、

 牝が歌をさえずる事はない。
 咆哮にも似た叫びが似合うのか、
 歯軋りにも似た堅忍が似合うのか、
 お尻を左右に撫でるバラ鞭は
 牝の遠吠えを待っているのか


 夫と植えた結婚記念樹が、
 呆れ顔で私の痴態を覗いている。
 どうかお願いだから、
 いつまでも寡黙でいておくれ。





奈落へ

 数千回の躊躇の後で、
 踏み出した最初の一歩。
 戸惑い、悩み、道を失う。
 明りを背に私を手招きする男。
 ただひたすらにその道を歩む。

 あれはいつだっただろう。
 夫が触れた事もない別の穴。
 そこ違いますの訴えは、
 いともたやすく無視された。
 羞恥と屈辱を
 吐息と共に吐き出したあの日。


 苦痛を噛みしめながら、
 過ごしてきた日々。
 辿り着いた奈落の底、
 夫婦間の隙間風。
 ふと気づいた己の性癖。
 奈落に堕ちる、
 そんな言葉でさえ、
 今では股間を刺激する、





ずるい女

 縛めを解かれた縄束の、
 かすかな馬油の香りに抱かれる、
 そんな無防備な恍惚。
 逢瀬を御調教と呼び出したのは、
 いつの日からだったろう。
 奈落の底の安寧と、
 地上の安定を行き来しながら、
 ある男をあなたと呼び、
 ある男を御主人様と呼ぶ。
 そんな私は、ずるい女。

 縄の悦びを知らずに過した事が不幸なのか、
 縄の悦びを知ってしまった事が不幸なのか、
 とりあえず私は今、奈落の底の花園で、
 全てをゆだねた快楽に遊んでいる。

 私はレイ。
 御主人様は私を『人妻レイ』と呼ぶ。


    ******** 完 ********

************************
ちょっとだけのあとがき

「うん、いいねぇ。さすがレイさん、素敵な起承転結。
 普通のビデオなんかじゃ興味本位の男性目線だけど、
 牝人妻からの視線にしたおかげで、
 陳腐な人妻物語ではなくなってるとこがいいんだなぁ。
 なんか本当に人妻レイが語っているみたいだわ。」
べた褒め的ハルさんの感想だけど、
ハルさんの画像があって初めてこの絵物語は成り立っている。
じつを言えば、あの恍惚画像を見つけた時にこの物語ができた。
世間に背を向けていても、なんとか幸せになって欲しい、、
って感じで綴ってみたんだよ。

企画としてはおもしろかったね。疲れたけど。
構想、推敲、、けっこう時間がかかった。
推敲してこんなもん? っていうご感想もあるでしょうが、
まぁ、そこはそれ、、、、、


じゃぁ、又。      レイ、ハル

 

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 
好きな言葉

最後の恍惚の画像が素敵。
>逢瀬を御調教と呼び出したのは、いつの日からだったろう。
という言葉が、やけにリアルだなって感じました。
本当にレイさんが人妻になったみたい。

 

kaibo | URL | 2018年01月27日(Sat)07:41 [EDIT]

しっぽりと、、

人妻レイが、多少の後悔を抱きながらも、
奈落の底で生きていこうとする居直りにも似た愛しさを感じましたが、
実際のところレイさんの意図はどの辺にあったのかしら。

レイさんとハルさんのコラボ。
前回の『展覧会の絵』もそうでしたけど、最高です。
しみじみ読ませていただきました。
牝に憧れる看護師としては、
看護師、いや看護婦で一篇書いて欲しいほどです。
 

カナ | URL | 2018年01月27日(Sat)16:52 [EDIT]

ちょっとつらいかな

物語として読むには面白いけど、ちょっとつらいかなぁ。
私、こんな立場の牝だから、

匿名さん | URL | 2018年01月28日(Sun)09:25 [EDIT]

kaibosさん、ありがとうございます

>逢瀬を御調教と呼び出したのは、、
まぁ、これは牝さんならだれでも感じる事なのかもしれませんね。
私も、いつの間にか、、でしたねぇ。
逆に、はっきり言って、逢瀬なんて言葉は、
このところブログには登場していないみたいです。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2018年01月28日(Sun)19:41 [EDIT]

カナさん、ありがとうございます

>居直りにも似た愛しさ、、、
牝は、そんな居直りを、自身で感じてしまう事がありますが、
そこまで物語の中で考えたわけではありませんので、
解釈はご自由に、
と居直っている私であります。

「看護婦」リクエストは、触手がうずきますけど、
なんら医療業界に詳しくはありませんので、
すぐには、ストーリーが浮かびません。
まぁ、いつの日か、、という事で、期待せずにお待ちください。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2018年01月28日(Sun)19:48 [EDIT]

匿名さん、ありがとうございます

お心、傷つけてしまったとしたら、
思慮不足の私でありました。ごめんなさい。
匿名牝さんのお幸せを願うばかりであります。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2018年01月28日(Sun)19:52 [EDIT]

たまには真面目に批評しよう

内容は面白い。
画像と文章のバランスが悪い
以上。

俺 | URL | 2018年01月28日(Sun)21:32 [EDIT]

俺さん、ありがとうございます

真面目な御批評、ありがとうございます。
はい、確かになんとなくの違和感を感じておりましたが、
ハルの画像に合わせて、文章の文字数などを考えてしまいました。
もう少し、画像を小さくか、違った配置がよかったのでしょうね。

ありがとうございました。
とても参考になりました。
じゃぁ、又。        レイ
 

Ray | URL | 2018年01月30日(Tue)21:10 [EDIT]