FC2ブログ

御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

竹林

エントランスのインターフォン。
「おぉ、ハル、レイ。
 今日はちょっと付き合ってくれ。今、下りていく。」

「付き合え、って何処へかしらね?」
「ハル、レイ」って呼ばれたから、奴隷モードなの?


御主人様は、言葉少な。
気安く声をかけてはいけない雰囲気。
だから、二人で車の後部座席に。

CDのスイッチが入れられることもない。
ぼんやりと、流れる景色に目をやっている。

車は、ある一つの意思を持って、
私達を見知らぬどこかに運んでいる。


花屋さんの前で車が止まった。
小さな花束を買い求めた御主人様が戻ってくる。
ハルさんと顔を見合わせる。
ハルさんが「うん、、」。小さく頷いた。


車は国道を離れて細い山道を登っていく。
竹林の先の駐車場に止まった。
御主人様はサッサと車を降りていく。

私達は、どうしていいか分からない。
このまま、ここでお待ちしていた方がいいのかしら?


「ハル、レイ。付き合ってくれと言ったはずだ。」

ハイ!。
慌てて、御主人様の後を追う。



御主人様は迷うことなく進んで、一つのお墓の前へ。

「今日は、Jの命日だ。」

あぁ、やっぱり、、、、、、。



Jさんの御家族だろうか、墓参りを済ませたばかりのように、
真新しい花と、香炉ではまだ線香の煙が立ち昇っている、、。

御主人様の後で、じっと手を合わせる、、、。



Jさん、初めまして。レイと申します。
こんな形でお会いするとは思ってもみませんでしたが、
この日を選んで、御主人様はあなたを紹介してくれました。
変な言い方ですけれど、とても嬉しく思っています。
Jさんの事は、和子さんからお聞きしました。
胸が締め付けられる思いです。

御主人様は決してあなたを忘れる事はないでしょう。
それでもいいと思っています。
その辛い過去も含めて、今の御主人様ですから。

幼く未熟な私です。
まだまだJさんには及ばないかもしれません。
とても御主人様を支えきれていないのかもしれません。

でもやがて、、、、
Jさんの昔話を聞かせていただく日が来るに違いないと、
そう思って、お仕えしています。
どうか、空の上からお見守りいただけますようお願いします。
これからは、御主人様といっしょにお墓参りさせていただきますね。

、、、、、、。
この日を選んで、私達を連れて来てくださった御主人様。 、、、ありがとうございました。

風が渡り、竹林をざわつかせている。
遠くで、子供の声がする、、、、。



、、、レイさん、ありがとう。

そんなJさんの声が聞こえたような気がした。
いいえ、こちらこそ、Jさん、ありがとうございます。
安らかにお眠りください。


いつまでもいつまでも、手を合わせていた、、、、。



竹林のざわめきも、子供の声も聞こえなくなった。
涙が流れた。
でもなぜか、その涙は温かい、、、。




、、、、、、

この日を選んで、私達を連れて来てくださった御主人様。

、、、ありがとうございました。



         2009年6月13日 土曜日の事です。
 

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 
雪解け?

ついにこの日が来たのですね。
そして、お二人が奴隷モードというのも、
初めてのお墓参りには、最適ですね。
さりげなさの中に、
ご主人様の優しさと、愛と、ちょっとした照れと、
そして何よりも、「雪解け」を感じました。
素敵なエントリーです。
 

カホル | URL | 2009年08月11日(Tue)08:24 [EDIT]

神様

J様

賢治様の前に姿を現して下さった神様が
J様なのでしょう。

私自身、嫉妬や劣等感、夫との性意識の違いから、
何度も身勝手な生き方や死を願いました。
そのたびに娘達に苦しみを与えました。

10歳の長女に生死の苦しみと
一生残る大きな傷跡。

22歳の二女の自殺
200錠の鎮痛剤を取り出し、空箱を元のように
きちんと薬局の袋に戻してありました。
この作業をどんな思いでしたのか、
私に何を伝えたくて、飲み込んだのか。
200錠も飲み込む苦しみ


病院からは諦めてくださいと宣告され
例え意識が戻っても、どんな後遺症が出るか
わからないと言われても、
息をしていてくれるだけに、神様に感謝しました。

奇跡的に命を取り留めてくれ、大きな後遺症も無く
今を生きてくれています。

私にとって2人は、与えられた生命を
責任を持って、自分の力で生き抜けろ
そう教えてくれるために、
神様が姿を現して下さったのだと感謝しました。
嫉妬や劣等感は自分が傲慢なのだと諭して下さったのです。

J様がお二人を賢治様のために出会わせて
下さったのですね。

J様は賢治様を一生見守ってくださる、
神様なのでしょうね。
賢治様の心に一生、生き続けてくださるのでしょう。

合掌    ユウ

ユウ | URL | 2009年08月11日(Tue)13:27 [EDIT]

 「よかったね♪」


主様もJさんに御二人を紹介したかったのでしょう。

Rayさんも、ハルさんも女性としても、奴隷としてもしっかりと成長し
Jさんに紹介しても良い時期だ、と考えたのでしょう。

御主人様とハルさん、Rayさんの三人で色々な物語を作り、山を登り、
強い絆と御二人の大きな成長を目の当たりにした主様・・・。
御二人が本当に認められたのでしょう・・・よかったね(^-^)

ターミも大きく成長しました。
人間としても、女としても、奴隷としても・・・。
目を見張るほどの成果です。
今のターミは穏やかで、明るくて、優しい素敵な女性です。

まだまだ私のターミには望む事が多く、教えや躾け&調教は進め
ますが、今のターミは本当に先が楽しみです。

BARIです。 | URL | 2009年08月11日(Tue)14:24 [EDIT]

カホルさん、ありがとうございます

主に、Jさんの事を聞いてみたいと思ってはいましたが、
まさかこんな形で、お墓参りに連れて行っていただけるなんて、
本当に感激でした。

>お二人が奴隷モードというのも、、

そうですねぇ、気づきませんでしたけれど、
私達は、牝奴隷として、Jさんに、紹介していただいたのですね。
うん、それも感動です。

「雪解け」なのかどうかは分かりませんが、
少なくても「兆し」であって欲しいと思っています。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2009年08月11日(Tue)17:45 [EDIT]

ユウさん、ありがとうございます。

そっかぁ、
Jさんが、自分の後任(?)として、
ハルを、そして私を指名してくれたのだとすれば、
それこそ、神様なのですね。
牝奴隷として、主にお仕えするようなルートを、
Jさんが、敷設してくれたのでしょうか?

かつては、Jさんの影に怯えたり、嫉妬していたりしましたが、
昨年のクリスマスイブの事件以来、
ある意味、穏やかな心で、Jさんの事を話せるようになりました。
ましてや、お墓参りまでさせていただいたのですから、
これからは、主の口から、Jさんの昔話が聞けるように、
しっかりお仕えしていきます。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。        レイ
 

Ray | URL | 2009年08月11日(Tue)17:56 [EDIT]

BARI様、ありがとうございます

>御二人が本当に認められたのでしょう、、

亡くなったJさんと競い合っても仕方がないし、
それを比較できるのは、主だけですから、
こうして、お墓参りを許していただけでも、
それなりに、私達の存在を認めていただいた、
そう思ってもいいのでしょうか、、、。
とても、嬉しく感じています。
まだまだ幼稚で、気配りもできない牝奴隷ですが、、。


ターミさんの最近のエントリー。
しみじみ読ませていただいております。
8/5のエントリー 「今の私を語る」は、
うかつにコメント出来ない程、感動しました。
何か一言、書いてみたかったのですが、、、、。

BARI様という大きな森に抱かれて、
ターミさんの「精神の高み」「心の昇華」、
そんな、感激のあるエントリーでした。

私達も、主のご満足のため、
もっともっと考えながら、
成長していきたいと思っています。

ありがとうございました。
又、遊びに来てください。       レイ
 

Ray | URL | 2009年08月11日(Tue)18:15 [EDIT]