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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編江戸妄想譚 其の弐

 
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新巻鮭 


芸者お春が居酒屋賢兵衛に足繁く通いだしたのは、
しごく当然のなりゆきだったのか、、、。
しかし、期待する股縄をいただける事はなかった、、、。

「雨の日、嵐の日、雪の日、だけ。」

頑なな賢兵衛の言葉に、何度寂しく夜道を帰ったことか、、、




神無月十日、野分が江戸の町を蹂躙するなか、
お春は必死に走った。賢兵衛のあの居酒屋へ、、、、、。

堅く閉ざされた雨戸を必死に叩く。

覗き穴から、室内の明かりが漏れる、、、
誰かが、いや、賢様以外にはありえない。
賢兵衛様が、外をうかがっている、、、、

油障子が、板戸が、きしみながら開けられた。
「馬鹿、こんな日に何しに来た?」
お春は、『こんな日だからこそ、、、』の言葉を飲み込んだ。
「雨が吹き込む。とりあえず入れ、、。」



一歩足を踏み入れて、
その場の重い空気に、お春は身のすくむのを感じた。

天井近くの梁からの縄に、お礼が吊り下げられている。
まるで、、、まるで年の暮れの新巻鮭のように、、、、

「酒が飲みたければ勝手に、飲んでいいぞ。」
そう言われたが、酒を飲む雰囲気ではない。
それに今日は、酒を飲みに来たわけではない。

「お礼ちゃん、、、きれい、、、、。」
自ら漏らしたそのつぶやきで、お春の心は乱されていく、、
独り寝の閨ならば、きっと股間に手が伸びているに違いない、。

「とんだ客が来ちまったな。
 礼、今日のお前は見世物小屋の女だ。しっかり叫べ。」
ささら鞭がお礼の尻を捉え、、、、
その言葉が終わらぬうち、竹ささらの鞭がお礼の尻を捉える。
お礼の体は一度硬直し、口からは大きな叫び声が、、、
そして、、、「ありがとうございます。御主人様、、、。」

「客にも、挨拶!」
「お客様。あたしの淫らな痴態をごゆっくりご覧下さい。」
息も絶え絶えに、お礼の口上は続く、、
「お春姐さん、あたしは、鞭と縄でしか燃えない変態女です。
 もっともっと、あたしを蔑んでいただけますか、、、。」

「お春、礼の汚門戸に指を突っ込んでやれ。
 きっとびしょ濡れだぞ。」
おずおずと差し出したお春の指はたやすく股間に吸い込まれた。

鞭が、お礼の背中で音をたてる。
股間が強く収縮し、お春の指を締め付ける、、、、。
痛みと苦しみと羞恥に耐えるお礼の顔は上気し、
半開きの口から流れる涎は、陶酔以外の何物でもなさそうだ。

「お礼ちゃん、、きれい、。
 、、、そして、、、うらやましい、、、、、。」
賢兵衛に責めてもらえる事がうらやましいのか、
鞭と縄で陶酔できるお礼がうらやましいのか、、、、

そんなお春の言葉を聞き逃す賢兵衛ではなかった。

「お春も、新巻鮭になりたい気分かな?」
「あい、賢兵衛さん、、いぇ、
 賢様、御主人様、、、お願いできますか、、、。」
「よし、、、、春、脱げ!」


もどかしげに着物を脱ぐお春。
長襦袢で、動きが止まった。

「御主人様、、あたし、自分で、、してまいりました、、、。」
まるで蛇のような荒縄が股間に食い込んでいる。

「ほう、いい心がけだ。しっかり変態お春だな、、」
賢兵衛は、そう言いながら、お春を梁に吊るしていく。

「股縄塩鮭と傷だらけの塩鮭、、、、
 さて、どちらがうまい鮭なのかな?」

ささら鞭がお礼を捕らえ、返す鞭がお春の尻を切り裂く、、。

「痛ぁ、がぁぁぁ、、、、」
初めての鞭に、お春の口から叫びがほとばしる、、。

何度目かの鞭の時、
「もう、、もう、、お許しを、、、」
と叫んだお春だったが、次の鞭が乳房を揺らした時、
「も、、、もっと、もっと、、いただけますか、、、」
叫びなのか、喘ぎなのか、、、、
お春の声も心も、、、今は、宙を彷徨っている、、、




板場に転がされた二匹の塩鮭。
「春、よく耐えた。褒美だ。お前を食ってやる。」

お春の潤った股間に、賢兵衛の怒張が突き刺された。
又、大声で叫び声を上げるお春、、、
しかし今度の叫びは、明らかに声色が違っている、、




股を開いたまま恍惚から抜け出せないお春に、
お礼が唇を寄せてきた。
「お春姐さん、綺麗でしたよ。」
「あぁ、お礼ちゃん、、ありがとう、、、、
 あたし、恥ずかしい、、あんなに叫んじゃって、、、」
「大丈夫、叫びを聞いていたのは、あたしと御主人様だけ。
 今日の風と雨なら、隣家には聞こえなかったわ。」






江戸にも、あわただしい師走がやってきた。
今、居酒屋賢兵衛には、女中が二人いる。
芸者置屋に暇を願い出たお春が、
風呂敷包み一つで、居酒屋賢兵衛におしかけたのは、
霜月晦日の事だった。

めし、酒、肴がうまいのは、あいも変わらずだったが、
女中目当ての客も増え、居酒屋賢兵衛は大繁盛だ。






江戸の町には珍しい大雪が降った。
番傘に積もる雪を払いながら、
酔客が居酒屋賢兵衛の前で舌打ちしている。

「あぁ、やっぱりな。この店、うまいんけど、
 雨、風、嵐の時は、きまって休み、、、よぅなぁ。」


『今日休』の札が、風に揺れている、、

、、、その意味を知る客は、誰もいない、、、、、。




 ******** つづく ********
 

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コメント


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ここ数回のエントリーを読んで

ご無沙汰しております。いや、何時もながらレイさんの妄想力には感心します。江戸モノは風情があってよいですね。時代劇でごく稀にですが女囚が縛られて引き回されるシーンがあります。大体は縄の掛け方がいい加減で興ざめするんですが、何のドラマだったか女優の星野真理さんがかなり本格的に縛られていて、短いシーンながら感心し興奮しました。彼女、女優魂があるだけじゃなくマゾなんじゃないかと思いましたね。

このエントリーではないですが、エントリー「半裸の日」の調教は一見ゆるいようですが、奴隷に羞恥心を抱かせて「心の殻」を破らせる点なんか参考になります。またこのエントリーを読んで、主さん、ハルさん、レイさんはユーモアセンスが同じという相互理解点も共有してるんだなぁと改めて感心しました。
コメント長くなってごめんなさい。

れんたん | URL | 2012年11月10日(Sat)11:28 [EDIT]

居酒屋の娘

一体どんな感じから浮かんで来るんです?作家に慣れないかなぁ~。新聞の記事に丁度良くないかなぁ~サンスポの

茶 | URL | 2012年11月10日(Sat)19:51 [EDIT]

いいねぇ!

参話あたりで二匹の女中になるとは思ってたけど、弐話からとはね。
今は紙芝居を楽しみに足繁く通う、鼻水垂らした子供の気分ってとこかな(笑)
明日が楽しみです。

昨夜は大関、今夜は鬼殺し…明日の酒を考えなきゃ(≧∇≦)

玉露 | URL | 2012年11月10日(Sat)20:34 [EDIT]

れんたんさん、ありがとうございます

江戸の時代考証もなく、プロの作家さんの真似とイメージだけで綴っています。
もっともらしく書いていながら、生活描写などは、これでいいのかぁ?
なんて、たくさんの疑問を抱えたままです。
まぁ、時代小説もどきとご笑納下さい。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
 

Ray | URL | 2012年11月11日(Sun)18:35 [EDIT]

茶さん、

時代考証もいい加減ですし、
後日書きますけれど、某作家さんの模倣的場所設定です。
オリジナルを生み出す作家さんは、さすがプロと、感激しています。
じゃぁ、      レイ
 

Ray | URL | 2012年11月11日(Sun)18:40 [EDIT]

玉露様、ありがとうございます

紙芝居おねぇさんは、毎朝定刻に、登場します。
小銭を握って遊びに来てください。
水あめ、10円です。
実物の紙芝居屋さんは知らない私ですが、、。

ありがとうございました。
又、遊びに来てください。    レイ
 

Ray | URL | 2012年11月11日(Sun)18:46 [EDIT]