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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編江戸妄想譚 其の四

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花散らし


急に降りだした雨と風が、堀の水面を波立たせている。

「雨ですねぇ、、」
「花散らしの風ですねぇ、、、、」
お礼とお春が、外を見やりながら、つぶやく。

手桶に、沸かした湯と手拭を入れ、
脇に賢兵衛自慢の剃り刀を置き、賢兵衛を待つお礼とお春、。

台所の釜がぐつぐついいだした頃、
賢兵衛が起きだしてきて、大の字で転がった。

賢兵衛の髭をあてるのは、毎朝のお礼の務め。
不慣れで何度か傷つけた事もあったが、今では慣れたものだ。
口吸いのように顔を近づけて、丁寧に髭を剃る。
手拭で拭ってから、糠袋で顔を磨き、
まるで自分の化粧のように、へちまみずを塗る、、、。

満足そうに顎に左手をあてながら、
賢兵衛の右手が、お礼の股間に伸びた。

「お礼、おめぇも髭剃り、だな。」

かつては賢兵衛が剃っていたお礼の股間の髭剃りは、
今では、お春の役目になった。
女二人、重なる髭剃りの格好が、賢兵衛の大好物だ。

赤子のような白板のお春に髭剃りはない。
顔、腕、脛の産毛を剃る程度だ。




朝飯を食いながら、賢兵衛が「雨かぁ、」とつぶやく。
「雨ですねぇ、、」
「花散らしの風ですねぇ、、、、」
お礼とお春が、相槌をうちながら賢兵衛を盗み見ている。

「一日、雨かなぁ、、、、」
「あい、一日、花散らしの嵐です。」

賢兵衛がにやっとして、顎をしゃくる。
花散らしの春の嵐、、
今年は花見遊山はできなかったけれど、
今、お礼とお春は、春の嵐を悦んでいる。

『今日休』の木札が、風に揺れ、
雨戸をたてた室内は、
高い明り取りからの光だけが、全てになった。


「おめぇ達には、いつも苦労ばっかかけてるから、
 ちったぁ贅沢するか。」
賢兵衛が取り出したのは二本の蝋燭。
「わぁ、ろうそくだぁ、これで明るくなりますねぇ。」

武家奉公したこともなく、もちろん花街で遊んだ事もなく、
湯屋の明かり蝋燭がせいぜいのお礼。
確かに蝋燭を灯せば、その明るさは魚油灯明の比ではなかろう。

目を細めて、単純に喜ぶお礼を眺めながら、
ふと、お春を見ると、本能的な恐怖なのか、
それともかつて、お座敷でそんな遊びをされたのか、
真剣で睨むようなお春の眼差しが、賢兵衛を刺している、、、。




うかつに里山に下りて来た姉妹狸を捕らえたかのように、
お礼狸とお春狸を梁から吊り下げて、
賢兵衛は、二匹の尻を撫でまわす。
狸のように縛られて、汚門戸と尻の穴を晒している、、、
「蝋燭なんちゅう贅沢品、
 灯りなんぞに使っちゃぁ、もったいねぇ。
 これが正しい使い方だ。」

蝋の雫を最初に受けたのは、お春の尻。
「ぐはっ、、、ぁ熱っ、、、、、」
お春の腰がはねる、縄がきしむ。

お礼の尻に蝋が落ちた時、
その叫び声は尋常ではなかった。
お礼の叫びを賢兵衛は喜悦と聞いた。
お礼の初めての蝋燭責め、、、贅沢のしがいがあったものだ。

二匹の牝狸が暴れると、
今にも梁が折れそうなほど、、、、、

「こら、おめぇら、暴れるな。
 動くと、ど真ん中に垂れちまうぞ。
 それとも、それを待ってるんか?」

蝋が尻に落ちた時、
汚門戸と尻の穴がぎゅっと縮む様子がおかしくて、
賢兵衛は、代わる代わる、お礼とお春に蝋を垂らし続けた、、。


じっと目を閉じて、
歯を食いしばりながら熱さと恐怖に耐えるお礼とお春、、、



今、、、蝋燭の明るさを、お礼とお春は感じていない。

知っているのは、蝋燭を差し込まれた汚門戸、、だけだ、、、。



 ******** つづく ********
 

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コメント


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良いですよ。

れいさんの、妄想俗ぶりは、俺も負けてる感じです。_(^^;)ゞいいです。僕の妄想は、未来の感じです。鞭はレーザーブレードの200ボルトです。ロープも、電流流れる仕組みです。常に媚薬付けエロくなる催眠術で、操られます。催眠術聴いたら最後僕と合いに東京に、来たくなーる僕と良いことしましょう。1 2 3はい!

茶 | URL | 2012年11月12日(Mon)18:55 [EDIT]

茶さん

未来掌編は、物語として、極端に言えば、なんでもあり的になってしまって、
読者を納得させる事が難しいと思っています。
今日のお話は、明りとしての蝋燭が、当時貴重品だった、、
って事から生まれました。
じゃぁ。         レイ
 

Ray | URL | 2012年11月12日(Mon)19:49 [EDIT]

蝋燭

当時は低温蝋燭など無かっただろうから、かなりの責めになったでしょうね。
さてさて、どんな完結になるのか楽しみです。
明日は大吟醸でも仕入れて、オトナの紙芝居を楽しみにしてまっせ(^w^)

玉露 | URL | 2012年11月12日(Mon)20:19 [EDIT]

玉露様、ありがとうございます

いえいえ
>大吟醸でも仕入れて、、
なんて恐れ多い事です。
せめて、純米酒程度におさえておいてください。

和蝋燭って、、、熱いのですか?
未体験なもので、、、、、

ありがとうございました。
又、遊びに来てください。       レイ
 

Ray | URL | 2012年11月13日(Tue)18:04 [EDIT]