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御主人様と二匹の奴隷達の物語

レイが綴る牝奴隷ハルとレイの物語、、、、、。ほんの偶然が、私を、、、。

掌編うちの猫は鼠を捕ります

新社会人の皆様は、入社から早や2ヶ月。
先日『五月病』なんて記事を書いたけれど、
皆様それぞれに、大なり小なりの戸惑いや、
新しい環境でのストレスを抱えておいででしょう。

スポーツで汗を流して発散するもよし、
コンサートや観劇も、
ぶらぶらと薫風に吹かれてのショッピングもまたよし。
それぞれの方法で、気分転換をはかってくださいね。


ちょっとだけ、私なりのストレス解消法をご披露します。
会社帰り、私は目立たない路地裏の階段を下りる、、、、


  ようこそ、『うちの猫は鼠を捕ります』へ、、、、、、



***********************

うちの猫は鼠を捕ります

 
不思議な違和感と不思議な既視感が、
地下のバーへの階段を下らせている、、、。

下りきったき階段の前にある店の扉を眺めて、、、、、

『Bar うちの猫は鼠を捕ります』

あぁ、ここだぁ、、、
不思議な違和感と不思議な既視感がせめぎあいながら、
私に納得を求めている、、、、、、、、、



軋むことなく内側に開いた樫の扉の向こうで、
マスターの声が私を迎える。
「いっらしゃいませ、、、お久しぶりです。」

久しぶり、、、、、なの?
私、、初めてのような気がするけれど、、、、、、
冷静な私はそう思い、、、、
もう一人の私が、、、、、
あの時と、何も変わっていないわぁ、、と感じている。
マスターの掌の指示で、カウンターの右端に座る。
何人かの女性が、静かに目を閉じて、
カクテルを口に運んでいる、、、

「いつもの、、、でよろしいですか、レイさん。」

えっ?、、、私の名前を知っているって事は、、、
やっぱり、私、、ここに来た事があるって事?
冷静な私ともう一人の私が、一つになりかけている、、、

いつもの、、って?

「牝犬カクテルですよ。」

カウンターの一番奥に座った女性が、カクテルをすすり、
まるで首輪をさすってでもいるかのように首を撫で、、
「ウァン、」と吠えた。


いえ、、、今日は、、、、、、、、
もっと辛く苦しく、恐怖まで感じるような、、、

「うん~ん、、、ちょっと強めですけれど、、、
 、、、『逆さ吊りカクテル』はいかがです?」

えっ、、、えぇ、、、、それ、、、いただけますか?
今日は、そんな気分なんです、、、、、
冷静な私ともう一人の私が、一つになった。



シャカシャカ、、シャカシャカ、、、、
マスターのシェイカーを振る音を聞きながら、頭を廻す。
さっき『ウァン』と吠えた女性は、
いつのまにか、スーツ姿のまま床で四つん這いだ。
奥の暗がりでは、壁に手をついてお尻を突き出す女性がいる。
その震えは、主様の鞭を待ち焦がれる牝の尻だ、、、




カクテルグラスの足を中指と薬指で挟んで、
マスターが私の前に『逆さ吊りカクテル』を押し出す。

オレンジの香りの後の強烈な刺激が、
喉を通り越して、体を心を、揺さぶり、刺激する、、、



一杯のカクテルが、OLの憩いの場となり、、、、
地下水脈を掘り出すかのようにバイブが股間で暴れ、
その地下水を枯渇させるかのように、
バラ鞭と一本鞭がお尻を蹂躙する、、、、、
口から発せられる嬌声は、快と痛を往復している、、、、

頭が白くなってきた、、、
声すらも出なくなって、ひたすら空気を求めている、、、。
それでも終わる事のない快と痛、、、、、

もう、もう、、お許しください!!!、、御主人様ぁ、、

そんな叫びを吐いたような、、飲み込んだような、、、





戻った意識が、カウンターの木目を眺めている、、、、。

ふぅぅー、、、、、
空のグラスを軽く三回ほど回して、、、
マスター、、おいしかったわ、、、、

「レイさん、それはなによりでした。
 明日から、お仕事がんばれますね。
 又のいつの日か、、、お待ちいたしております。」




樫の扉を開け、階段を上りながら、、、
今、私は、、、、、М女の衣を脱ぎ捨てている、、、、




****************
*********************** 

ごめんなさい的あとがき


タイトルからピンときた皆様も多いのでしょうが、
あさのあつこさんの短編「うちの猫は鼠を捕りません」から、
あぁ、このシチュ使える、、、そう思って真似してみました。
使用したのは、見知らぬ地下のバー、不思議なデジャブと違和感、、、、
、のところで、それ以降の展開は、もちろんまるで違っています。

日々の仕事でストレスを抱えるOLに、
それぞれの性癖に安らぎを与えてくれる秘密のバー、
そんなお店があったなら、、、、、、、
不思議なカクテルを味わいに来るOLもきっとたくさんいるのかと、、。



あさのあつこさん、展開は違えど、無断使用、ごめんなさい。
まだ未読の皆様がおいででしたら、「うちの猫は鼠を捕りません」は、
文春文庫『夜のだれかの玩具箱』の一遍です。
もっともっと不思議な原作をお楽しみいただければ幸いです。



じゃぁ、又。                レイ




 

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コメント


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れいのストレスも、、、

随分貯まってきてる頃でしょうね~スポーツするとか?しないとね~レズは日常的に春の発散に成りますけど~ねぇ~オリンピックの競技にスカッシュが加わりました。良いかもしれない。

茶 | URL | 2013年05月30日(Thu)08:44 [EDIT]

おかえりなさい

『江戸物』しばらくお休みっておっしゃっていたので、残念に思っていましたが、
こんなお洒落な『現代物』で戻ってきてくれるなんて、さすがです。
ストレスを発散してくれるこんなカクテルがあったなら、
もっともっと仕事に集中できそうですね。
文章もとってもビジュアルで、
マスターがカウンターに押し出すカクテルも見えるようだし、
陶酔から戻ったレイさんがカウンターを見つめる様子も、
まるで映像のように見えてきます。

うん、今度は、このシリーズなんですね。楽しみィ♪
私にも『うちの猫は鼠を捕ります』の場所、教えて!!
 

kaibo | URL | 2013年05月30日(Thu)12:23 [EDIT]

995

もう少し引っ張って、、何ぞと勝手に想像していましたが、
『新社会人』というカテゴリーのまとめとしては、
お洒落で素敵な掌編ですね。
確かに、こんなバーがあったら、私もその階段を下りてみたくなると思います。

次のカテゴリー、、期待して待ってるぞぉぃいい、。
 

みこ | URL | 2013年05月30日(Thu)18:32 [EDIT]

茶さん

けっして私にストレスがあるわけではないのですが、
こんな展開のストレス発散もありかと、そんな妄想掌編です。
じゃぁ、     レイ
 

Ray | URL | 2013年05月30日(Thu)20:04 [EDIT]

kaiboさん、ありがとうございます

掌編はちょっとお休み、、なんぞと思いながら、
なにげなく読んだ短編に刺激されての、現場復帰であります。
ビジュアル的、、、
妄想酒場の雰囲気を感じていただけたとしたら、何よりです。

>今度は、このシリーズなんですね。楽しみィ♪
そんなプレッシャーは困ります。先も考えずの一遍ですから。
>私にも『うちの猫は鼠を捕ります』の場所、教えて!!
はい、三丁目の路地裏地下ですよ。
お仕事でお疲れの時、ストレス発散にどうぞ、おいでませ♪

ありがとうございました。
じゃぁ、又。        レイ
 

Ray | URL | 2013年05月30日(Thu)20:15 [EDIT]

みこさん、ありがとうございます

そう来たかぁ、、、
うん、私も、もう少し引っ張って、、とは思いましたが、
変に区切りをつけるより、途中でさりげなく、、何ぞと思ってしまいました。
おっしゃるように、
ここはこれで、まぁそれなりに適当な区切りかと、、、

6月のそれなりの時期に、それなりに、、なのでしょうけれど、
みこさんからのプレッシャーで、小さな花火を揚げましょうかねぇ、、

ありがとうございました。
じゃぁ、又。        レイ
    

Ray | URL | 2013年05月30日(Thu)20:22 [EDIT]

これって、

危ないお薬の話じゃないよねぇ。
 

匿名さん | URL | 2013年05月31日(Fri)12:34 [EDIT]

匿名さん、ありがとうございます

もちろんそんな事はありません。
M女の妄想に答えてくれるお酒と、
M女と普段のOLとのモード変換、、、
そんな気持ちで綴りましたけれど、
確かに、『危ない、、』的な、読み方もあるのですねぇ、、、、。
勉強になりましたぁ。
結局は、その顛末を書かなければいけないのかなぁ?
まぁ、何かうまいヒラメキがあったならば、
次回作もあるかもしれません、、、、、?

ありがとうございました。
次はお名前教えてくださいね。
じゃぁ、又。         レイ
 

Ray | URL | 2013年05月31日(Fri)19:37 [EDIT]

慌てて、

あさのさんの短編は未読でしたので、慌てて、文庫本買いました。
ん~ん、、、
プロの作家さんには申し訳ないけれど、
私、レイさんの物語展開の方が好きです。
はるかにお洒落な気がします。
まぁ、通俗的展開といえないことはないけど、、。
これからも、こんな粋な『現代物』シリーズ、期待してます。
 

あつこ | URL | 2013年06月01日(Sat)21:22 [EDIT]

あつこさん、ありがとうございます

いつもながらの過大なご評価には恐れ入ります。
まぁ、私の物語は、しょせん二番煎じ、、
プロのあさのさんの物語があって初めて成り立ったものです。
私の掌編があつこさんのお好みに合致しただけなのかもしれません、、。
それはそれで、感激、、筆者としては嬉しい限りです。

>これからも、こんな粋な『現代物』シリーズ、、、
はい、とお返事したいのですが、、、はてさて、、どうなります事やら、、。

ありがとうございました。
じゃぁ、又。       レイ
  

Ray | URL | 2013年06月02日(Sun)17:57 [EDIT]

いい感じですね

なかなか面白いですね
最近は思うことのほうが多くて小説の編集がうまくいきませんが
少しやろうとおもいますww

さぁや | URL | 2013年06月03日(Mon)21:20 [EDIT]

さぁやさん、ありがとうございます

アイディアはでてくるのですが、
たとえ掌編といえど、それを物語りにまとめるのは大変な事ですね。
やっぱりプロの作家さんには脱帽の私であります。
その辺のノウハウをちょこっとお借りして、、、

ありがとうございました。
じゃぁ、又。      レイ
 

Ray | URL | 2013年06月04日(Tue)18:54 [EDIT]